特典

  • 虎皇帝の墜ちてきた花嫁 フェア店舗限定ペーパー  月夜の兎

虎皇帝の墜ちてきた花嫁 フェア店舗限定ペーパー 月夜の兎

商品説明

文庫発売記念・フェア開催店限定特典書き下ろしペーパー
B5版4つ折り両面にてイラスト1頁+小説3頁
中秋節の月見のお話になります。

作品情報

作品名
虎皇帝の墜ちてきた花嫁 フェア店舗限定ペーパー 月夜の兎
著者
今井茶環 
イラスト
兼守美行 
媒体
特典
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
虎皇帝の墜ちてきた花嫁(協力書店購入時のみ)
3

(2)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
6
評価数
2
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

幸せのひと時

祝言はまだのようですがシアと亮太のラブラブな感じが伝わって来ます。

2人はお月見をしていて亮太はうさぎが餅つき、シアは月うさぎが薬つきと、どうやら2人の月のうさぎの見方が違うようです。

するとシアはある神話の話をしてくれます。それは仙女が地上に降りて恋をして夫を持ち幸せにくらしていたが、夫が女神から買った不老不死の薬を飲み逃げるように月に昇り、それを知った女神から罰として月うさぎと薬を作り続けていると言うお話でした。

亮太は悲しいお話だと思い、シアにどうして幸せに暮らしていたのに旦那さんを残して不老不死の薬を飲んでしまったのかと言います。

シアは諸説あって病に倒れた夫に霊薬を手に入れる為に月に昇ったとも言われていると亮太に教えました。

そしてライチを亮太の口の中に入れてライチは栄養価の高い食べ物で、夫はライチを食べて病を治し自分の為に霊薬を手に入れようと月に昇った妻を思い月を見上げているのかもなと言うのでした。

亮太ももしシアが病に罹ったのなら、霊薬で病が治るなら迷いなく月に昇ると思うのでした。
それくらい亮太にとってシアはかけがえのない存在になっていました。

何を考えていると顎を掴まれて目と目が合った亮太は、鼓動が忙しなくなり顔が赤くなってしまいました。亮太はシアに心も身体も夢中のようです。

シアは私も瑞々しくて甘い果実を食べても良いかと亮太に近づきて行きました。

甘〜い ww

2

月見の夜に見るモノは

本品は『虎皇帝の墜ちてきた花嫁』のフェア書店特典ペーパーです。

本編後、中秋節の月見のお話になります。

今日は亮太がいた世界でいうところのお月見です。ナゼリン王国では
お月見の事を中秋節と言い、この日の満月が最も美しいとされていま
す。

電気がないこの国では日が沈むと闇に包まれ、室内を照らすのは唐灯
だけで、うさぎが餅つきをしているのがはっきり見えます。亮太が
そういうと、シアは「月兎は薬をついているのだろう?」と言い!?

B5版片面にて世界が違うといろいろ違うというお話です♪

シアが知っているのは「嫦娥奔月」という神話で、地上に降りた仙女
嫦娥は恋をして幸せに暮らしいたのに、夫が女神からもらった不老
不死の薬を飲んで月に昇り、女神からの罰として月兎と一緒に薬を
作り続けているという話でした。

それを聞いた亮太は悲しい話だと思いますが、夫が病に倒れて霊薬の
為に月に昇ったという説があると言います。

嫦娥の夫はライチのみを食べて病を治したそうで、自分の為に霊薬を
手に入れる為に月へと昇った嫦娥を想って月を目が目たのかも知れな
いと言う、互いを思いやる結末を語るシアの言う通りならいいなと
亮太は思います。

離れていても互いを想いあっているといいですね

亮太は王国に来た頃は一人の男をこんなに深く愛せるとは思いません
でした。見つめられると鼓動が忙しくなります。

シアは「どうした。顔が赤いぞ」と言いますが、すべてわかっていて
言っているのは間違いありません。それでも今亮太の隣に寄り添って
いるのは皇帝ではなく、ただのシアであり、亮太は幸せを噛みしめて
そっと目を閉じる

・・・というちょっとしんみり風味の2人の月夜のお話でした。

月の模様は国や風習によっていろいろ違いますよね。それでも幸せな
結末をと願う亮太だからこそ、シアも愛しさひとしおなそう♪

1
PAGE TOP