あらすじ
『こころ』(夏目漱石・原作)をBLドラマCDに新構築!
文学作品を大胆かつ繊細にBLドラマCD化する第2弾
遺された手紙から明かされる先生の過去──。
青年三人の交錯する恋情とエゴイズムを描いた悲劇の物語。
rack
Disc1、Disc2
01.海へ
02.月命日
03.触れる指先
04.視界の外で
05.恋は罪悪
06.出会いの日
07.帰り道
08.春の浜
09.薄氷に置いた足
10.掌に二つ
11.野良猫とイルカ
12.深海で息を吐く
13.喪失
14.夕凪
15.空洞の瞳
16.熱帯夜
17.一度きりの告白
(2枚組)
「恋は、愛とは違う。罪悪ですよ──」
学生の「私」は、鎌倉の海で年上の男性「先生」と出会う。
思慮深く優しく、しかし飄々としており、何を考えているかわからない先生。
私は何か惹かれるものを感じ、先生と静馬のマンションを訪れるようになる。
同性のパートナー同士、悩みも不自由もなく、幸福に暮らしている二人。少なくとも私の目には、二人がそう見えていた。
先生が、自殺してしまうまでは。
四十九日の法要を終え、私は静馬を海に誘った。
先生からの遺書にあった、思い出の海へ──