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表題作花嫁は二人いる

恭也,白皙の美貌を持ち優秀な侯爵家の嫡子
春臣,可憐な使用人

あらすじ

17歳の桜木春臣は寺島伯爵の腹違いの弟。
5年前、庭で出会って以来、九条侯爵の嫡子・恭也に淡い恋心を抱いている。
ある日、恭也のもとへ、訳あって伯爵の妹として育てられた次兄・春海が嫁ぐことに。
婚礼後、自殺を図った春海の身代わりに春臣は恭也と初夜を迎える。
入れ替わりを知った恭也は、毎夜、春臣に代わりに抱かれるよう命じ…。

作品情報

作品名
花嫁は二人いる
著者
愁堂れな 
イラスト
樹要 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
ISBN
9784344809178
2.5

(4)

(0)

萌々

(0)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
9
評価数
4
平均
2.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

身代わりの花嫁の本当の気持ちは?

 17歳の桜木春臣は、今は使用人として暮らしているが、実は主である寺島伯爵の腹違いの弟。
 5年前、庭で出会って以来、九条侯爵の嫡子・恭也に淡い恋心を抱いている。
 ある日、恭也の元へ訳あって伯爵の妹として育てられた次兄・春海が嫁ぐことになった。婚礼の儀式の後、初夜を目前にして自殺を図った春海の身代りに春臣は恭也との初夜を迎える。初恋の人との思いもがけない行為に、春臣が喜びを覚えたのもつかの間、恭也に身代わりのことを知られてしまう。
 入れ替わりを知った恭也は、毎夜、春臣に春海の代わりに抱かれるように命じてきた。

 とにかく、切ない。
 せっかく手に入れた、と思った長年の思い人が実は自分の想ってた人と違う人で、でも、ちゃんと本懐を果たせたのに、その人は自分の手の中で喘いだ癖に、他の人のことを好きだという。
 おまけに、その人のために身代わりになれ! って言ったら、あっさり承諾してしまう。
 確かにこの状況なら、恭也にとってはやってられねーよ! ってなって、ついうっかり暴走してしまう気持ちもわからんでもないが。
 実際には、春臣は、春海を「好きだ」なんて言ってない訳だし。
 本当は春臣は身代わりを承諾しただけじゃないっていうのがね、最初からわかってれば、こんなこじれたことにならなかったと思うんだけど。
 人間、怒りにとらわれると、大切なことを見落とすよーという話。
 その人のことが好きなんだったら、ちゃんと話を聞いてあげればいいのに……
 そしたらもっと早く、ハッピーエンドになれたのに。

 とか言ってると、BLとしての面白さはなくなってしまうんですが。
 個人的には、好きで好きですき過ぎてどうしていいのかわからなくなって暴走してしまう人は大好きなので、この話は好きです。

 本当、「好き」って気持ちは持て余すと大変な事になっちゃうよね。
 でも、最後はちゃんと誤解も解けて、ハッピーエンドになるからばっちりです!

 切ない作品が好きな方にはぜひ、読んで欲しいです!

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ウザイ

作者と表紙両方に惹かれて、購入したが、後悔してる(・_・;)無難のストーリーだからこそ、書き手の力を見せられると思いますが、はっきり言ってつまらない、人物像も薄っぺらい、ていうか泣きすぎてうっとしいǂ受けには何も同情を湧かなかった(-"-;)味付けを忘れた料理を食べてる感じ?いい素材が有るのに、台無しにされた気持ちです。
かなりの悪口になったが、もしこの作品を好きな方が居るなら、すみませんӂ

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