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表題作須田くんのヒミツ

森内勇人
高校生
須田葵
高校生

あらすじ

引っ込み思案で友達も少ない須田くんのヒミツ…
それは、『女の子らしい可愛いもの』が大好きなこと。
いつも家の中で可愛い服を着てこっそりと楽しむ日々を送っていた。
そんなある日、一目惚れしたワンピースを買うためパパ活をしようと掲示板に登録してしまう。
しかし簡単にお金をもらえるわけもなく、人気のない路地に連れ込まれて大ピンチ!!
そこへ偶然通りかかったクラスメイトの森内くんに助けられ無事逃げることができたのだが…。
同時に隠していた自分の“趣味"がバレてしまって…!?

作品情報

作品名
須田くんのヒミツ
著者
くわたたむ子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
笠倉出版社
レーベル
カルトコミックスequal collection
発売日
ISBN
9784773062236
4.2

(61)

(31)

萌々

(18)

(10)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
12
得点
259
評価数
61
平均
4.2 / 5
神率
50.8%

レビュー投稿数12

無愛想な隠れ執着スパダリ攻が大活躍

一冊丸々表題です。
描き下ろしが少し収録されています。
絵柄は可愛らしい系でとてもお上手でした。
個人的にはかなり眼福でした!


とある理由からクラスで一匹狼な無愛想(実は執着、スパダリ、男前)攻×可愛い物が大好きで女装癖有りだが誰にも言わず隠し続けている陰キャでコミュ障な地味系受というカプです。

お話は陰キャでコミュ障な須田葵(受)は女の子が好む可愛いモノや女装が大好き。
だが誰にもバレないように密かに自分の部屋だけで楽しんでした。
ある日、ショップで見掛けた可愛いワンピースを購入しようと思うが高額すぎて姉に相談する。
すると冗談で姉からパパ活を勧められるとそれを本気にしてしまいサイトに登録し逢うことに。
相手と食事だけだと思っていたが雲行きが怪しくなり怖くなって断ろうとした須田と無理矢理腕を引く男との間に割って入ってきたのはクラスメイトだけど話したことの無かった森内(攻)で……という感じで始まります。


【感想】
電子の連載時から追い掛けていた作者様の好きな作品が紙媒体に!
ということで迷わず購入!
いやぁ、こちらの作品、教科書通りのBL展開なんですがソコが個人的には好きなんですよね。
子供の頃から姉の影響で女の子と同じような格好して可愛い雑貨やぬいぐるみが好きな須田。
でも須田自身が絶世の美男や中性的で美少女の様な美貌な訳ではなくどちらかといえば似合わない系女装に分類される受ちゃん。
そのせいで過去に本当にちょっとしたショックを受けることがあり益々自分に自信を無くして自分はおかしいんだとコミュ障になっていく悪循環。
でもそんな須田を可愛いと思ってる無愛想系執着スパダリ彼氏の森内。
森内に関してはあまり語りすぎると殆ど結末をばらす事になるので言えないのですが取り敢えず森内マジで良い男というのが個人的な感想です(笑)
もう王道中の王道な展開なんですがこの作品の良さはそこにあると思います。
満足出来るボリュームで丁寧にすったもんだする両片想いな初々しいカップルを書かれているのでシンデレラストーリーを堪能出来ました。
ただ個人的には森内が須田にモノを買い与える姿はアレ?森内がパパになってる?と苦笑いでした(笑)
個人的には森内と須田のお付き合い始めてからのラブラブ生活をもう少し見たかったというのが正直な感想です。
エロに関しては合体するのは最後に一度だけなのでそこまで多くは無いのでエロ重視の方はイマイチかもです。

両片想い
もだもだ
王道展開
ハピエン
上記が好きな方にはおすすめです。

11

めちゃくちゃいいカップル

須田(受)が暗めでパッとしない顔立ちで、女装してもとびきりかわいくなったり女子より可愛くなったりしなくて、よくみたら‥男?みたいなちょうどいい可愛さでそこがまたよかったです!

森内(攻)は、学生なのにアルバイトでかなり稼いでいるみたいで3万円の服から始まり練習のデートでも須田がかわいいと言ったものや見ていたものを買ってあげていてすごいなと思いました。須田がいい子だから良かったもののがめつい人だったらいい鴨にされてしまうなと思ったのですが、森内は見る目がありそうなので大丈夫そうだとも思いました笑
須田が着る服に悩んだら、ぱぱっと選んでくれるし不安になったらさらっとフォローしてくれたり、褒めてくれたりぶっきらぼうにみえてめちゃくちゃ優しくて見た目も中身もイケメンでした。


森内が我慢できずキスしたりその先に進もうとしてしまうことがけっこうあって若さを感じました笑

パパ活のおじさんの家まで行ってしまった時は、もうヤられる!!とおもってヒヤヒヤしましたが無事に逃げれて本当によかったです!!

ゲイだという事を親に受け入れてもらえなかった森内と、可愛いものが好きだけど他人の目が気になり家でしか女装できなかった須田が、秘めた部分を認めてくれる存在ができて、さらに恋人になって幸せそうでよかったです!!最終話の最後の笑顔が最高でした。

8

可愛い過ぎるDKカップル爆誕!

ただただ可愛い〜!の一言。女装男子といえば美少女になるのが定番ですが、これはそうじゃない。それがいい!女装してもパッとしない、普通に女装男子に見えそうな、際どいライン。でも攻めには最高に可愛く見えるっ!!なんて萌える展開なんでしょう♡

クラスでは地味で暗く友だちもいない須田くん(受)は、本当は可愛い物が大好き。趣味は可愛い女の子の服を着ること。ある日どうしても欲しいワンピースを見つけたが、値段が高くて買えない。そこで冗談で姉に勧められたパパ活を勇気を出して試してみることに。ところが相手に無理やりホテル街に連れ込まれてしまい、あわや…というところで助けてくれたのは、クラスメイトの森内くん(攻)だった。しかも女装が趣味だった事も、バレてしまう。学校にバラされるんじゃないかと不安だった須田くんだが、森内くんは翌日、欲しかったワンピースをプレゼントしてくれる。そして交換条件として、女子が苦手な森内くんの特訓のために、女装してデートすることにー…!?

とにかく須田くんの微妙な女装が可愛いくて仕方ないんです。初めてのデートは、キュンの塊。ほんと見て欲しい(笑)なんでも買ってくれる森内くんはヤバいけど、森内は森内くんで色々あるんですよね〜。

個人的に最大の萌えポイントは、須田くんのパンツ。まさか女装だけじゃなく、パンツまで可愛いとは♡そのパンツが勃起でモコっとなる姿の可愛さは悶絶級!!は〜、可愛い。(何回言っても言い足りない笑)

実は森内くん。特訓なんかは言い訳で、中学の時から須田くんの事が好きで、高校まで追いかけていたという熱烈なヤツだった事が後々判明。まさかそこまで好きだったのか!と知ってからもう一度読むと愛しさ倍増です。

女装が地雷じゃない方は是非、可愛い男子高校生に癒やされてみてください。

2

ジワジワ来る良作です

試し読みで気になって拝読しました。
展開自体はいわゆる王道で、カワイイものと女装が好きな子とゲイの子のお話。


中盤くらいまでは、サラサラ〜っと読めます。
カワイイもの好きな須田くんが欲しいワンピースを買うために安易な気持ちでパパ活するんですが、危険を察知した森内くんが助けに来ます。
この辺りは、?そんな事あるのか?とちょっと疑問を持ちましたが、後半に答えがあります。
そもそも須田くんがポヤ〜っとした子なので森内くんの事が好きだってことに気づくのが遅いんですが、後半に行くに連れ意外にも森内くんが抱えてるものが切実だったんだな、ってのがわかってくるんですよね。
ゲイだと気づいたときに親に相談し拒絶された為に、一人で生きて行くと決めて周りからはとっつきにくいと怖がられた森内くん。
彼がすごく須田くんを想ってたってのがわかってからの二人のやり取りが、すごく良いです♪
付き合い始めてからの二人は微笑ましい度MAX♥
何より、森内くんが須田くんの全てを肯定してスパダリぶりを発揮します。
可愛いからこれ着て、とか森内くんからすすんでマニキュア塗ってくれたり、恋人がこんなだったら素敵!と思わず羨ましくなっちゃいました。
幸せになって良かったね!とホッコリできる良作です。
作者さん初のコミックスということですが、今後も楽しみです。

2

ハピエン後の2人の明るい笑顔が素敵

女装趣味の暗い男の子受けの話。
女装で心が癒される須田くんが、新しい服を買いたくてパパ活し、森内くんに助けられる話です。
受けの須田くんは友達いないし、相談する相手がいないから?とても素直で森内くんのことをすぐに信じてしまう。ちょっと危なっかしいけど、そんな所がまた可愛いんでしょうね。
クラスの中でも怖めの存在の森内くんと暗くて友達のいない須田くん。
最後はハピエンですが、ハピエン後の2人の表情がすごく良くて、自分を認めてくれる相手がいることってとても大切なことなんだなと思いました。自分に対しての自信も見られるし、自分以外の人を大切にしたいという気持ちが2人の表情を輝かせたのかなと思います。
これをきっかけにこの2人に友達が沢山できて豊かな人生になればいいな。

2

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