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小説
ラブロマンスの舞台は世界一の豪華客船といわれるシー・ティアラ号。
船が好きなので、その舞台設定だけでドキドキ。
スタッフ船橋を抜けると、きらびやかな一大飲食街が広がるというちょっとした描写に、
豪華客船のハイソな雰囲気を味わえて楽しかったです。
しかし、豪華絢爛な客船描写とは打って変わり、恋愛模様が微妙でした。
樹と黒羽が恋に落ちる過程がよくわからないというか、
なぜそこまでラブラブになるの?と疑問で。
前半は実はあまり楽しめなかったのです。
しかし後半。全ての謎が解かれて納得。
辛い時に優しく声をかけてくれた、ただそれだけ。
しかしそれが自分の人生を支えた希望となるというのには共感できますし、
そこから黒羽の恋が始まった事には胸キュンです。
ただ黒羽については共感出来るし、いい男だと思うのですが。
彼に愛される主人公・樹が、うすぼんやりした感じで。あまり印象に残りません。
作者の後書きに『性格が素直な主人公に初チャレンジ』とありましたので。
この手のタイプ(素直・いい人)は苦手なのかな?と。
一筋縄ではいかない暴走女性キャラの方が、なんだかイキイキしていましたし(笑)
微妙な部分もあり、評価は悩みましたが。
豪華客船描写と花屋での場面が好きなので。
萌え評価にしました。
そして次は『性格が捻じ曲がっている主人公』の
四谷シモーヌ作品を読んでみたいと思いました。
豪華客船のなかではじまる恋です。
主人公(受け)は全財産をはたいて豪華客船の旅に出る。その船に一緒に乗り、ハワイで結婚式をあげるはずだった恋人は、船に乗ってこなかった。どうやらフラれたらしい。
傷心の主人公が船内で出会ったのが、豪華客船のオーナー(攻め)。
お互いに惹かれあってエッチして、そして──。
話が浅かったです。
主人公がガキというか魅力を感じられなかった。
ちょっと会話しただけで運命の相手とか、たった数回セックスしただけで永遠の愛がどーのとか、ちょっと冷たくされたら嫌われたとか、安易すぎる展開には萎えました。