てんてん
本品は『恋するうさぎは先生に夢中』の
コミコミスタジオ特典小冊子です。
本編後、安孫子ゼミでの懇親会のお話です。
安孫子がお迎えうさぎだったミトと出会ってから
もうすぐ半年になります。
無自覚でしたが渚と会う前の安孫子は孤独で
誰も必要とせず、誰からも必要とされていませんでしたが
それで何も問題がないと思っていました。
しかしそれはとてもは寂しい事だと
水戸が教えてくれ、渚が死んでからずっと抱えていた
心の空白を埋めてくれました。
あの崖から落ちた時
安孫子は1回死んで生まれ変わったのだと思っています。
ミトは今も安孫子のアシスタントを務めてくれていて
学生達とは安孫子よりも仲が良いくらいです。
今夜は卒業生達も参加するゼミの懇親会で
ミトも参加しないかと誘ってみましたが
卒業生が参加するのだからと辞退されたため
安孫子はミトに見送られて家を出てきました。
懇親会は和やかな雰囲気のうちに進みますが
一服しに外に出ていた学生が戻ってくるなり
安孫子の隣に座ってきて
外でミトに似た人を見たと言い出し・・・
A5判カラー表紙(カバー同イラスト)2段組16頁の
大ボリュームでヴィハーン視点による
我孫子視点での回想を交えた後日談になります♪
彼が「ミト君?」と声をかけると
「いえいえ人違いです」とか言いながら
わーっと逃げて行ったらしく
可愛らしいリアクションで本人だとバレバレです。
安孫子は二次会の場所を相談する学生達に挨拶し
幹事に多めの金を渡して惜しまれながら外に出ると
ポツリと冷たいものが当たります。
ミトは傘を持っているのかと心配になっていると
「あっ」という小さな声が聞こえ
振り向くと該当の後ろにさっと陰が隠れました。
声をかけるとミトは申し訳なさそうに首を縮めて出てきます。
ミトは偶然を装おうとしていますが、無理があり過ぎて
安孫子は声をあげて笑ってしまいます。
そうしている間にも雨が強くなってきますが
雨宿りできそうな喫茶店も傘が買えそうなコンビニもなく
駅までも距離があります。
するとミトが
この近くで休憩できるところを見つけたと言うのですが
それはミトが思っている様な"休憩場所"ではなく
安孫子はミトと初めてのラブホを楽しむ
・・・というラブいちゃな後日談でした (*ノωノ)
安孫子視点で渚とミトへの想いが綴られていて
ミトの嫉妬が可愛いほのぼの系かと思いきや
ラブホH♡ という予想外でしたが
天然くんなミトを可愛がりつつ
状況を利用する安孫子の言動も楽しかったです♪
※他特典(レビュー済)
コミコミイラカは渚視点での前日談になります。