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てんてん
特典
大切な人だから
本品は『猫の従者は王子の愛に溺れたい』の
コミコミスタジオ特典小冊子です。
本編後のローアシアとレミンのお話になります。
ベアリス王国は名目上はジエムロート王ですが
実質はローアシアが政権を担っています。
ジエムロート王が崩御してもローアシアは王位に就かず
シャスカとパストの子が成人して王位を継承するまで
摂政として国を治める予定です。
パストは元々、他国に婿入りするものとして
その国の法律や風習を倣い従う覚悟があり
日々ベアリス国の政治や情勢について勉強し
今では日常の簡単な執務くらいならこなせるようになり
シェスカの花嫁衣裳のためのレースも
貴族のご婦人方がこぞっての手伝いで
式までには充分に間に合いそうです。
皆がそれぞれにこれからのために努力する中
レミンは王の代行として外遊も務める予定の
ローレシアに追従すべく、乗馬訓練に励んでいます。
そんなある日の朝食の席で
明日の午前中の鍛錬が中止になったローアシアから
「どこかに行かないか」と誘いを受けます。
レミンは見たことの無い海を見たいと思いますが
白から一番近い港までは馬で半日以上かかると
近くの湖での釣りを提案されますが･･･
新書サイズカラー表紙(カバー同イラスト)2段組12頁の
ボリュームでその後の2人のお話になります。
レミンは釣った魚をその場で食べるのが好きですが
ローアシアが川魚を苦手にしているのに
自分だけ美味しく頂くなんてできません。
そういうとローアシアは
レミンが気づいていた事にこそ驚くのですが、
レミンは従者として当然胸を張り、
ローレシアに今は従者ではなく
唯一無理の恋人だと言われてしまいます。
結局レミンは午前中はゆっくり過ごす事にして
夜にある事をしたいと望むのですが
それを「気持ちの良い事」と表現した事で
ローアシアに不穏な想像をされてしまう
･･･というラブラブなお話でした♡
2人のことだけでなく、
パストやシュスカの事も絡めていて
皆の幸せな様子が読める楽しいSSでした (^-^)v
タイトル通り
本編終了後のお話でした。
忙しい合間を縫ってでもレミンと一緒に居たいローアシアの気持ちが良く分かるお話になっていました。
レミンの行きたい場所やしたい事を優先したいローアシアと、忙しいローアシアに少しでもゆっくりして欲しいと思うレミンの、お互いに想い合う気持ちにホッコリしました。
それにしても初心故というか、ローアシアを期待させてしまうレミン罪深いですね。www
でもローアシアもそんなレミンが愛しいようで、いやらしさはないけれどイチャつく2人の様子が幸せそうで良かったです。
レミンはローアシアが初めての相手ですが、乳兄弟のパスト王子に守られていたからなのだと知りました。そしてレミンがパストに向ける感情が、ローアシアが妹に向ける気持ちと同様だと知りつつも嫉妬してしまう気持ちに萌えました。そんなローアシアを可愛いと思うレミンの方が一枚上手ですね。
幸せそうな2人のその後が読めるのでお勧めです。
