• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作ブルーダリア

東城塊,便利屋を営む謎の多いハードボイルド系な男
白鳥唯南,外資系IT企業の会社員,25才

その他の収録作品

  • おまけ
  • あとがき

あらすじ

外資系のIT企業に勤める白鳥は、頭脳だけが取り柄のサラリーマン。
白鳥は、マンションの隣の部屋に住み、ワイルドで男らしく頼りがいがある便利屋の東城に恋心を抱いていた。
ある日、白鳥の部屋が何者かに荒らされ、引っ掻き回されていた。
東城に助けを求めた白鳥は、彼の部屋に暫く居候させてもらうことになる。
思いがけない展開に胸を高鳴らせる白鳥だったが、喜びも束の間、二日後会社に行くと更に大きな事件が起きていて―。

作品情報

作品名
ブルーダリア
著者
火崎勇 
イラスト
佐々木久美子 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
シリーズ
ブルーダリア
発売日
ISBN
9784344810518
3

(6)

(0)

萌々

(2)

(2)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
16
評価数
6
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

謎のある便利屋がカッコイイ

表題作と後日談的SSが収録されています。謎のある便利屋×若きサラリーマンの話です。白鳥の目線で話は進みます。

「ブルーダリア」
白鳥唯南(25歳・受け)は、接待先のホテルで、ひそかに恋心を抱いていた隣人・東城塊(30代・攻め)が不倫している現場を見てしまう。それを本人の口から確認した当日、自分の部屋に泥棒が入り、東城と同居することになる。上司が殺害され、色々な可能性と疑問が渦巻く中、東城の仕事が便利屋だけでなく男相手に売春をしていると知って、それなら俺が買うと言ってしまい…。

「おまけ」
10ページ。後日談。やってきた白鳥の従兄弟に、東城がやきもちを焼きます。それと、二人の「秘密の花園」、半同居生活が明らかになります。

東城がカッコイイです!佐々木久美子様のイラスト効果もありますが、初対面のワイルドさ、エレベータでの「守ってやる」態度、泥棒が荒らした部屋での場慣れ感…「大人の男」の魅力があふれ、白鳥でなくても惚れてしまいます。表紙イラストはちょっと地味で残念ですが、「おまけキャララフ」とか格好良かったですし、舌の嘗め合いとかエロかったです。白鳥はシャツのままで自分は裸というエッチも色っぽかったです!(イラストでは二人ともシャツ着てましたが…。)

白鳥は、無鉄砲な行動はせず、素直だけれどピュアではない、と社会人らしい性格で好感が持てます。東城が白鳥に惹かれた理由も、なんとなくという漠然としたものでなく、白鳥の今までの言動に関したもので納得できました。

二人の恋愛と平行して、犯人探しと東城の謎ときというミステリーがストーリーのメインになっています。それに白鳥奪還の場面でのアクションもあり、恋愛オンリーでない分、読み応えがあります。

題名も、内容と合っていますし、事件絡みだけでなく、東城自身にも使うという凝ったもので良かったです。

仕事もの、ミステリーや謎解き、ワイルドな年上攻め、素直で可愛い年下受けがお好きな方にお勧めです。

なお、スピンオフとして「おまけ」に登場した白鳥唯南の従兄・卓也が主人公の「ブルーデザート」があり、東城&唯南もおまけSSで出ています。

4

色々気になることがありました

外資系のIT会社に勤める唯南と唯南のマンションの隣室に住む便利屋の東城。
真面目な唯南とワイルドでなんとなく怪しい仕事をしていそうな東城は全くタイプの違う性格です。
舞台は2人が住むマンションと唯南が勤める会社周辺がほとんどで、大人な社会人のお話かと思いきや…それだけではありませんでした。
あらすじを読まず読み始めたのですが、全く予想していなかった方向に話が進んでいきました。
そういう意味で面白かったのですが、個人的には所々にツメの甘さが感じられたのが少し残念でした。
唯南視点だったのですが、東城の心情の変化ももう少し描かれていると良かったかも。
あと気になったのは主語が間違ってる(?)と思った文章や誤字脱字の箇所がいくつもあったことでした(汗)。
せめてもう少し校正の質を上げてほしいと思いました。

1

受けの一人称より三人称で読んでみたい題材でした

男性経験がなく攻めが大好きで健気な受けは好みの筈なのに
何かが足りなかったです…何かが…
受けの魅力や近くに殺人犯がいるかもしれないという緊迫感、
攻めが受けを真剣に好きになっていく心の動きとかを
話の中から読み取ることが出来なかったからかも
受けの心情描写(それも主に恋愛面)に重きを置かれすぎてて他が遠いと言うか
受けが自ら真相を突き止めようと動いていたなら一人称の方がよかったかもしれませんが
事態が勝手に進展していく(攻めや犯人側が動いていく)ので
なんかいつの間にか事件が解決してたという蚊帳の外感がちょっとありました

続編は読まないつもりだったのですが
二作目が今作受けのいとこのアラブものだという事を知って
興味をそそられたのでそっちも読んでみたいと思います

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP