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表題作不器用なぬくもり

木崎英嗣/会社社長
宮野朋之/専門学生/18才

あらすじ

不幸な生い立ちから人と触れ合うことができなくなってしまった朋之は、専門学校に通いながら従兄弟の俊一と暮らしていた。ところが、その信頼していた俊一に襲われるという出来事が起き、朋之はパニックを起こすと、外へ飛び出しそのまま気を失ってしまう。そして目が覚めた時、朋之の状況は一変していた。見知らぬ部屋、見知らぬ男----およそ人助けとは縁のなさそうな不遜さを漂わせたその人物・木崎は、若くして会社社長を務めるやり手だった。帰る場所を失った朋之は、この優しさの欠片も見せない木崎に世話になることに...。強引さの中に潜む愛。全編書下ろし。

作品情報

作品名
不器用なぬくもり
著者
末吉ユミ 
イラスト
天城れの 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
ISBN
9784576071879
3

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萌々

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(1)

中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

傲慢不器用すぎです

最近やけにトラウマ&接触対人恐怖症の本に当たりますが
今回の受け様も、もれなく子供の時の虐待による
おきまりの劇症トラウマ持ち様です。
ちょっと違うのは、受け様の心の傷を優しく癒し庇護する~~
ってパターンと真逆の攻め様です。
それはもう、恐怖に怯え嫌がる受け様が吐こうが騒ごうが
どんどん近づいて触って・・・と、スパルタ逆療法!?
って言うくらいの見た目やくざ顔負け&行動も不遜な攻め様。

従兄弟に襲われそうになって逃げるうちに力尽き
倒れている受け様を、気まぐれで助けた攻め様。
会話の端々から、身内に襲われたのだろうと、受け様を
無理やり自宅に住まわせることに。
この攻め様は、まるで野生の子猫でも拾ってきたように
思っている節があり、餌付けをしてみたり、忙しい中
様子を見にきたりしているのですが
ほんとタイトル通りの不器用さで受け様に接します。
徐々に受け様も遠巻き状態ではあるものの慣れてきていて
ある日、遅くまで仕事をしてソファーで仮眠しようとする
攻め様に、初めて心配するような言葉をかけます。
そこで、さすが不器用なお人は違いますね。
いきなり受け様に襲いかかるのですから~
それも「接触恐怖症が出る暇もないくらい可愛がる」
みたいなセリフを吐きながらですよ。
これが最後までこんな感じで受け様に接するのですから
とことん不器用な攻め様アピールでしたね。
攻め様は、受け様が可愛くて仕方ないのは見えるのですが
構い方がわからなくて自分でもどうしていいか悩んでる
姿は可愛いです。後半受け様の父親の仕事と攻め様の事で
誤解が生じてしまいます。
・・・・でもねぇ~最後まで不器用ってどうなんだろう?

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