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表題作愛してると言ってみろ

波多野史也、日本最高学府でも伝説言われた秀才検事
鷺沢恭平、自己管理能力に欠けるが仕事は出来る弁護士

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  • あとがき

あらすじ

頭脳明晰、容姿端麗、口は悪いが面倒見のいいデキる検事・波多野を親友に持つ弁護士の鷺沢恭平。
仕事も恋愛もそつなくこなし、順風満帆な人生を送る…ハズが、結婚寸前の彼女に突然フラれたある夜、その親友から9年越しの思いを告白されて、人生は一変した。
「俺にしとけよ」―情熱的に迫られても男となんて絶対ムリ!…そう思っていたのに、「愛してる」と何度も告げる波多野の熱い囁きに心もカラダも蕩かされ、一線を越えてしまって―!?友情線上でせめぎ合う恋愛バトル。

作品情報

作品名
愛してると言ってみろ
著者
渡辺ゆい 
イラスト
日吉丸晃 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
ISBN
9784044531027
3

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
6
評価数
2
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

親友との恋

主人公・鷺沢の夢は「お婿さん」で、いつも付き合った彼女には真剣で大事にしてるのに何故かふられてしまう。その原因は、鷺沢の親友・波多野を彼女たちが好きになってしまったからだと鷺沢は思い込んでるのですが実は違う・・というお話です。

口の悪いけど仕事のできる俺様な波多野と、結婚に憧れる鷺沢の親友同士の恋愛物です。
鷺沢はいつも彼女にふられ、その原因が波多野にあると思いこんで悩むのですが、親友を失いたくなくて彼に本当のことを聞かないでいます。
しかし、私は彼女にふられてきた原因がどうもしっくり来なかったです。ふるほどの理由じゃないと思いました。
鷺沢は波多野から実は好きだったと告白され、戸惑うものの、じゃあ俺を落としてみろと強気にでます。

俺様な波多野ですが、告白した後は鷺沢を、べたべたに甘やかしますので、主人公がひたすら溺愛されるという設定が好みなら楽しめると思います。
ただ、ずっと好きだったという波多野に対し、鷺沢の波多野への思いの移り変わりはちょっと駆け足な気もしました。
ページ数の少ない本だったので、最初は結婚を考える彼女がいて、おそらくノンケなのに、潜在意識ではずっと波多野を選んでいたとしても傍から見るとちょっと流されるのが早い人・・・という感じもします。
最後、波多野にお見合いにショックを受けて身をひくという展開も少しべたな気もしました。

強気×強気という設定はおもしろかったです。2人の気遣いや遠慮のない掛け合いも楽しめました。
親友から恋人に、という設定が好きな方には楽しめると思います。
こちらはスピンオフ作品らしく、前作のキャラも登場しますが、これ単体で楽しめるお話です。

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