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表題作背守の契誓

小野貴志・小野家の新当主・20代後半
嵩叢由良・小野家の先代だった貴志の兄(故人)の背守

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  • あとがき

あらすじ

背守として小野家当主に仕え、人智を超える力を持つ清楚な美貌の由良。
主が急死し、次の当主である貴志の背守に力を移すため殉死する運命だった由良は、貴志に身を穢されてしまう。
貴志に恐れを抱く由良だが、共に生活するうちに、身を穢したのは背守の力を失わせ自分の命を救うためだったと知る。
不器用だが貴志の優しさに触れ、惹かれ始める由良。
しかし、背守の力は失われていなかった。
貴志の背守にはなれないため、由良は死ぬ覚悟を決めるが―。

作品情報

作品名
背守の契誓
著者
深月ハルカ 
イラスト
笹生コーイチ 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
ISBN
9784344812451
3.5

(9)

(3)

萌々

(2)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
30
評価数
9
平均
3.5 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数1

和風ファンタジー

深月さんのデビュー作です。和風ファンタジーで主従ものになるのかな。

う~ん、私は深月さんのファンタジーは好きなんですがこれはどうも・・・微妙です。
いえ、雰囲気は相変わらず好きなんですけどね。

私はとにかく『無理矢理から始まるラブ』ってヤツがものすごくダメなんです。
こちらはその『無理矢理』に(一応)ちゃんとした理由はあるし、貴志(攻)も開き直らず由良(受)を思いやっています。
そういう意味ではほかの『無理矢理~』よりはよっぽどマシなのは確かなんですが・・・

ファンタジーとしては、設定がちょっと壮大過ぎるというか1冊完結には無理があるという気がします。
あくまでもBL(ラブストーリー)であってファンタジー成分がすべてを占めるわけじゃないので(と言うよりラブがメインのつもりで読んでます、私は)、なおさら尺が足りないと感じましたね。

実際、半分以上過ぎていきなり『固喰威』(人に取り憑いて増える魔物のような生き物?)が出て来て、まるで話変わっちゃった気がして着いて行けませんでした。←『固喰威』の設定が苦手だとかではなく、突然なんなの!?と。

しかも収束もあっさり。
そりゃまあ半分以下のページでラブと両方カタつけるんだから無理ないんですが。

なんというか、(ラブ面はともかくファンタジーとしては)単なる導入のようでした。これから本格的に固喰威征伐が始まるのか?って感じ。

そして、続きが同人誌で出ています。
今現在で続編5冊(シリーズとして完結済)・番外編1冊。

実際、ある意味この本は導入と言えるのかもしれませんね。

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