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コミック
干支モチーフ獣人と「年獣」のカップリングシリーズの一つと思われます、今回は羊。
表紙など含めて30ページの短編に、半分くらいは世界観設定と二人の出会いの回想シーンが占めているので、中身はタイトルから受ける印象ほどイキ狂いではありませんでした。
表紙で目立つ大きな獣人が受けで名前は「年」、肉食獣人で目が4つあるのが特徴です。
羊と言うと白くてモコモコなのを思い浮かべてしまうので、攻めの黒羊はどちらかと言えば山羊のイメージに近いかなと私は思いました、なかなかのイケメン、名前表記が無いのでここでは黒羊と呼びます。
多様な獣人達が住む世界はかつて弱肉強食の世だった、肉食獣が支配者で比較的強健な草食獣は使役される側、それ以下の小型草食獣は食料にされるリアル自然寄りの残酷な世界。
そんな世の中、年と黒羊は出会い…それからの事については短編なので省略されていますが、年は革命軍として弱き者が食べられる事の無い平和で平等な世界を作っていくのだ。
ここまでのエピソードはやや仄暗くシリアス寄りで良いお話なのですが…その後届く荷物が今までの余韻全てブチ壊します(笑)商品説明力入り過ぎだしハイスペ仕様かよ、これが平和の功罪なのか…そのブツに年が興味を抱いているのを見抜いた黒羊は彼を誘います。
なぜ私が受けなのかと躊躇いつつ、されるがまま流されて抱かれる年。穴指入れからの挿入で、二人の逆体格差ガチムチ受けの肉体の絡みや表情は楽しめますが、境界線の無い発光修正で全体的に見辛く、仕方無いけれど何がどうなっているか解り難いのも事実。挿入の断面図と例のブツの穴ピトシーンは比較的見やすかったです。
Hシーンのページ数はそんなに無く描き込みもあっさりなので、エロイキ狂い!と言うよりはカップリング萌えと言った方が近いかもしれません。強面な年ですがちびキャラはお茶目で絵のギャップも楽しめました。
「END?」となっているので続くのかもしれないし、続かないかもしれない。少々物足りない感はあったので、もう少しこの二人のその先を見てみたいかもです。
絵が上手く様々な獣人達が魅力的に描かれている、たくましい受けが好きな者としては、過去のシーンに出て来た牛とかサイとかの大型草食獣人が、ライオンとか肉食獣人に支配されるBLもちょっと妄想出来てワクワクしてしまうのだ…(^-^;