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今回はゴールドランクの冒険者と孤児の冒険者のお話です。
受様が王の遺児だと発覚し生国の王位継承騒動に
巻き込まれる顛末と本編後日談番外編4話を収録。
受様は貧村の孤児ですが
魔術師の助言にてまともな職に就くために
上級学校進学を目指します。
運の良い事に進学費用のために登録した
冒険者ギルドを偶然訪れていたゴールドランク冒険者の
攻様に気に入られて冒険者として育てられます。
攻様は上級学校入学でも何かと便宜を図ってくれた上に
不慣れな学校生活を送る受様の傍にいるために
この街でギルドの依頼を受けると言ってくれるのです。
実は受様は攻様の生国の先王の遺児で
攻様は先王に忠誠を誓った騎士だったのです。
受様の父王は穏やかな人物で側近達の傀儡と化し
王家に伝わる覇王の剣に選ばれた王弟に弑逆されます。
攻様も先王の騎士として死罪とされるはずでしたが
亡き父の采配で生国を出奔、冒険者となります。
受様との出会いで彼を見守る道を選びますが
受様は健気すぎる振舞で攻様の心を掴んでいきます。
受様は学校で身分に囚われない友人を得て
攻様の相棒として冒険者としても成長していき
受様と攻様はお互いが唯一無二の相手となるのです。
受様の存在は叔父王一派には諸刃の剣となるために
受様が生きている事は秘匿されていましたが
受様と友人が3年生への進級祝いをしてくれるという
伴侶と恋人と待ち合わせた街の食事処までの道中で
聖獣に急襲されて、友人ともども拉致られてしまいます。
果たして狙われた受様を待ち受ける未来とは!?
本作は先月発刊された「それは無謀というものだ。上」の
続刊にして完結巻になります♪
上巻で受様は貧村の孤児として
貧村でも最下層の生活を当然の事としていましたが
攻様との出会いと上流学校での友人と学びによって
本来の資質を花開かせていきます。
受様が攻様に相応しくなるためにと
切磋琢磨する姿がなんとも健気で可愛らしく、
攻様が独占欲を募らせるのがすごく楽しいです。
下巻の受様はさらに冒険者の能力を伸ばしていき
受様の出生が明かされる事で生国の権力争いと
後継者問題に巻き込まれていく事となります。
受様の友人で獣人を恋人とした辺境地領主の嫡男
覇王の剣に選ばれ兄王を弑したフォルトゥナ現王
先々代の王に付き従い受様を護り向いた獅子の聖獣
伝承の人物でハーフエルフと言われる魔術師等
大陸でも古参の国ながら今では小国となり果てた
フォルトゥナ王国の闇を受様が払拭した事で
受様には望まぬ未来が示される事となりますが
民と国にとっては明るい未来となる幕引きで
とても楽しく読ませて頂きました (^-^)/