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表題作ノヴァの残骸

シリウス
群れを追われたオオカミ
アルファルド
孤高のユキヒョウ

その他の収録作品

  • 描き下ろし:Remnant

あらすじ

お前に捧げたい…血も肉も骨もすべて――

一途で逞しい異端のオオカミ×気高く美しいユキヒョウ
過酷な運命に翻弄される美しき獣たちの生き様に胸を打つ、壮大でドラマティックな愛と宿命の物語

“呪われた力”で母親を死に至らしめてしまい群れを追い出されたオオカミの子供・シリウスは、
飢え死に寸前のところをユキヒョウのアルファルドに助けられた。
華麗に獲物を狩る美しい姿に目を奪われたシリウスは、狩りの教えを乞い、押しかける形で共に生活するようになる。
いつしか強く優しいアルファルドに劣情を抱くようになったシリウスに対し、
怪我が原因で上手く狩りが出来なくなってしまったアルファルドは
このままシリウスを自分に縛り付けてはいけないと感じはじめていた。
互いに想い合う二人だが、蔓延するウイルス”狂狼病”が運命の歯車を狂わせる――

作品情報

作品名
ノヴァの残骸
著者
モガ子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
&.Emo comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784796416504
4.1

(36)

(19)

萌々

(10)

(3)

中立

(1)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
8
得点
145
評価数
36
平均
4.1 / 5
神率
52.8%

レビュー投稿数8

狼と雪豹の物語

呪われた力により母狼を死なせてしまった子狼シリウス。父狼に群れから追い出され、行く当てもなく山を彷徨っているところで、美しいユキヒョウと出会う。
ユキヒョウのアルに狩りを教わり、行動を共にするうちに、かけがえのない存在になっていく、というお話。

このお話のキーポイントに、狂狼病というのがあります。狂狼病にかかった動物に噛まれると噛まれた方も同じ病気になる。そして、狼だけがかかるわけではない。動物の間のお話で人間は出てこないので、特効薬などはありません。病に我を忘れて凶暴化した相手には、シリウスの呪われた力が有効で、手から発する氷の刃の串刺しで仕留められる、というものです。
シリウスの母狼もこの病気だったし、山の中で遭遇したクマも、追ってきた三頭の狼も、この病でした。結構蔓延していますよね。
この病と呪われた力とが良いアクセントとなって、二人のエピソードに絡んで来ます。
表紙の絵や冒頭の3ページ分からも二人の別れが分かっているので、出会いから最期まで見届けるつもりで読み進めました。
その時がきた後どうするのか気になっていましたが、光を見出すよい終わり方と思いました。
特に、電子書き下ろしのマンガが7ページもあって、シリウスが寿命を迎えてアルに邂逅する場面が描かれていて救われました。

動物体と人間体の両方で描かれていますが、擬人化は感情等をわかりやすくするための方法で、本当に人型になるわけではありません。
エッチは人間体で描かれるので、うーん、と思わないでもないのですが、考えるのをやめました。
つまりは動物のお話です。
ふたりが崖の上で夜空を眺める姿が象徴的でした。

0

なんか哲学的で良かったです!最後はやっぱり泣きました

モガ子先生2冊目の購読です!前読んだGimmeHavenというお話も良かったです!
絵がとても綺麗です
あと綺麗な雄っぱいが拝見できたのがね
サイコ〜
表紙見た時にこれ泣けるよねって一瞬思いましたが、やっぱり泣けた…
メリバなのか?バッドエンドなのか分からないけどこういうの弱いんですよね
不思議能力を持つオオカミとユキヒョウなんだけど、たまに人形たまに動物の姿になるのは良かったです
特に動物好きな方は両方楽しめます!
オオカミもユキヒョウも可愛い
アルのモフモフしっぽがね〜シリウスのモフで厚いお耳も可愛いです

大自然での死と再生と復活の物語でした
シリウスはノヴァの生まれ変わりで、アルはファジルの生まれ変わりってことでしょうか?最後前世と同じような結果になってしまったけど、なんかもうちょっとアルが助かる道もあったのでは?
また生まれ変わって2人はどこかで巡り合うと良いな
あとカラスのミルザムが、おじさん口用なのに、人形になったら少年だった〜意外!でも可愛い

0

1話で絶対泣いちゃうと思ってやっぱり泣いちゃいました。

最初から伏線がすごくて、流れ星の話で悲しい予感がして大体アルとシリウスがどうなるか想像できました。
心の準備は確かにできていましたが、やっぱり泣いちゃいました。

生き物の循環のテーマが際立って、前あったことが全てまた起こるという設定が好きでした。
アルがシリウスの世話をしてから、シリウスも傷ついたアルの世話をしてお互いに大事している。アルがシリウスに頼れたところが特に可愛かったです。

最後にアルが燃え尽きてしまうとシリウスがもっと輝いて、アルがしてくれたように可哀想な子を拾って大切に育てていきます。悲しくて素晴らしい物語でした。

2

心に残る作品でした

カバーでわかる通りアルが命を落とします。
そこまでのお話とそれからのお話で、ずっと根底に流れているのは大きく深い愛でした。
涙なくして読めないのですが、それでも希望が見えて、生きていくための力になると感じました。
ずっと心に残る作品で一生大事にする本に決めています。
まだ未読の方も是非読んでいただきたいと思います。
狼とユキヒョウのお話です。
モフモフ好きな方もどうぞ!

0

涙なしでは読めない

獣になる獣人なので、獣バージョンの萌えもあり、人バージョンのかっこよさも楽しめて、キュンキュンしました。
えっちの時ゴロゴロって喉をならしたり、噛みつきあったり、
逆に拒む時獣姿でしっぽでバシッてやって、たしんったしんってやってる効果音がたまらなく萌えた。

CPが離れずにいる状態が私のハピエンの定義のひとつなので、私にとってはバッドエンドでしたけれど、シリウスは精神的に強くて、そこもキャラクターの魅力で、メリバなのだと思います。
「おれは不幸になった覚えはない」ってセリフとアルファルドの瞳の強さがとても印象的。アルファルドも精神的に強いよな…いま思い出しても泣ける。

1

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