スパダリ将軍の寵愛に蕩ける――

小説

  • 小悪魔令息は、色気だだ漏れ将軍閣下と仲良くなりたい。
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小悪魔令息は、色気だだ漏れ将軍閣下と仲良くなりたい。

koakuma reisoku ha, iroke dadamore syougun kakka to nakayoku naritai.

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表題作小悪魔令息は、色気だだ漏れ将軍閣下と仲良くなりたい。

シモン・エリュクロイ、オリシオヲン国のエリート将軍
エリス・ヴァレヌヴエルチェ、シモン限定でツンデレな侯爵令息、学園生

あらすじ

「低い声、男らしい無精髭、胸元の分厚い筋肉……あぁもう、本当に……かっこよすぎる!!」小悪魔令息と言われるエリスには思い人がいる。それは彼の住む国オリシヲンの将軍、シモン。パーティーでの振る舞いは色気に満ちあふれ、剣を振るい汗を流す姿は鼻血が出そうなほど魅力的。シモンが大好きすぎて抱かれたいとさえ思っているが、長年の片思いのせいで拗らせてしまい、どうにも彼だけには素直になれないでいた。そんなエリスだが、最近ふと考えることがある。――シモンを慕うのに、ふさわしい人間でありたい。その考えのもと、これまでサボっていた剣技大会に本気になろうとしたら、なぜかそのタイミングで、シモンとの距離がぐっと近づいて――!?

作品情報

作品名
小悪魔令息は、色気だだ漏れ将軍閣下と仲良くなりたい。
著者
古堂すいう 
イラスト
逆月酒乱 
媒体
小説
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュノベルズ
発売日
電子発売日
ISBN
9784434340369
3

(7)

(0)

萌々

(3)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
19
評価数
7
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

一人称でツンツンした態度の裏に隠れた本音が可愛い

シモン×エリス

普通に面白い。読みやすい。
挿絵が2ページしかないのはちょっと残念。(しかもエロシーンじゃない。)
登場人物紹介のページもエリスとシモン以外の絵がないのも惜しい。

中世風舞台。年の差の恋。

貴族の令息で、学園生の美形のエリスが、
幼い頃から年上の超絶男前な将軍・シモンに中毒ほど片想いをしている!
シモンのすべてが悶絶させるもので、
シモンを見ているだけで乙女のような夢見がちな世界に浸ってしまう!
誰にも優しいのに、シモンの前だけでは
コントロールできないの高度なツンツンモード発動して、超冷たい態度を取る!
でも、心の中は甘い痺れで焦っているのがたまらない!
エリスの一人称がとにかく面白くて、可愛くて仕方ない!
裏表紙のシモンを思いながらキュンキュンしているデフォルメエリスが一番のお気に入り!

エリスの恋が盲目じゃなくて、
シモンの見た目だけじゃなくて努力もちゃんと見ているし。
自分が見た目以外の才能がないと思い込んでいたのも、
シモンから「優しさ」と「美しさ」という本質を理解されているのが尊いし、
シモンの気持ちを考えて告白しない姿勢も本当に立派。

読者から見れば、早々に両片想いが一目瞭然。
ちょっぴり下心が見え隠れしているシモンがなんだか策略的でずるい。

エリスにとって、シモンの甘いエロっぱい行動が意味不明で、
そのたびに心臓が持たないほど苛まれて戸惑いまくる様子も可愛い!

予想より早く通じ合っていく2人。
露わになってくるエリスの素直な童貞らしい天然な反応がまた可愛くて、
しっかり磨かれた熟成な男の色気が溢れるシモンの魅惑的な誘い方がやっぱりエロい!
エリスの耳を舐る光景が濃密で、
入り込めているキスシーンの描写が立体感があって密度が高い!

シモンのプロの軍人の剣技訓練の姿や、
エリスは貴族の学園生として、学園生活の満喫、
剣技大会に向けて日々練習、大会本番の緊張感にも目が離せない。

登場人物たちもみんな個性豊かで、複雑な関係もなく読んで楽しい。

ラブコメとロマンスの絶妙なバランスが取れていて、
長年の恋が爆発するような甘々な恋模様にハートがとろけました。

0

思ったイメージと違いました

今回はエリート将軍と侯爵令息のお話です。

攻様が好きすぎて態度の悪い受様が
学園の卒業を前に気持ちを切り替え攻様の手を取るまで。

受様は美貌の母に似て
妖精や天使と絶賛される美貌の主で
受様が接する令嬢質からは小悪魔令息と呼ばれますが

受様にはもう10年以上、
世界一素敵だと思う攻様以外全く目に入っていません。

我が国の将軍を務める攻様は
甘いハンサムなお顔立ちと穏やかな性格で
大柄な体格なのに威圧感を与えず
男の色香を垣間見せては受様を魅了しています。

攻様と目が合えば咽び泣きたいほどに歓喜しますが
脳内とは裏腹に表情筋は硬直して冷たい無表情になり
すげない態度をとってしまいます。

受様がそんな態度でも攻様はいつも優しく接してくれ
受様の恋心が募っていくばかりです。

しかも将軍職の攻様はもう十分に強いというのに
毎日欠かさず鍛練に励み、覚悟を背負って戦う攻様と
受様との距離は開いていくばかりに思われます。

そこで受様はいつも第一試合の参加だけで棄権していた
学園の最後の剣技大会をやり遂げる決意をし
指南役を雇って剣技を磨く事になります。

果たして受様は目指す未来を掴めるのか!?

WEB小説サイト「アルファポリス」掲載作を
改題、加筆しての書籍化で

モテモテエリート将軍の攻様と
攻様が好きすぎて素直になれない受様の
年の差ラブコメディになります♪

タイトルから攻様にベタボレな受様が
策を弄して攻様を落とすお話しかと思ったのですが
私のイメージしたお話とはかなり違いました。

受視点ですが
2人が顔を合わせる冒頭シーンから
2人が両片思いである事は受様の友人や攻様の部下
そして読者にも早々にわかりです。

受様は攻様の素晴らしさを
ほぼ連綿としゃべったり思ったりしているのに
攻様の前ではテンパってツンツンな態度をとるのは
素敵過ぎる大人である攻様にコンプレックスをもつ
年下受としてまあ王道かと思うのですが

攻様が受様にデロアマな言動をするのに
受様にアプローチもしないのが全く信じられません。

受様じゃなくても脈なしだと思うというか
どうにかなりたいとも思っていないのか!? 
ととてもヤキモキさせられました。

受様は侯爵子息ですが
この世界では爵位は生れ順で姉の継承が決まっていて
跡取り問題はありません。

国一番のハンサムで女性ともそれなりに
お付き合いしてきたという攻様が
受様との年の差で気持ちを抑えていると言われても
それなら上手くあしらえよ~と思ってしまいましたね。

せめて"成人するまで待っていた"路線なら
イケオジのロマンに思えたのですが
萌足りないので「中立」とします。

1

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