てんてん
本品は『土の楽園で会いましょう』の
コミコミスタジオ特典ペーパーです。
本編幕間、ある夏の日の出来事になります。
女神の森の夏は生い茂る木々を日よけにしても暑く
ウルドとサウィンは涼を取る方法として
水場での果実狩りを好んで行います。
クオクオは人の頭ほど大きい果実で
博士駆けるほどの硬い外皮の中には柔らかな果肉と
ほんのり甘い水がふんだんに詰まっていて
ウルドの大好物でもあります。
今日も水中に根を張る高木に登ったサウィンに
下で待つウルどが声をかけますが・・・
A4サイズ両面にてウルドの好物のお話です。
長い縄に結ばれたクオクオの実は
ウルドが話終わらないうちに次々と振ってきて
全く合図の意味がありません。
落ちて泡立つとクオクオ水がまずくなるのですが
サウィンは完熟した実しかとってないから大丈夫と
悪びれません。
そして2人でクオクオの実を堪能するのですが
サウィンがクオクオ酒もできると言い出して
作ってみるという楽しいお話でした。
ウルドに合わせて年をとるサウィンなので
2人とももういい大人な年なのに
出会った頃のままのやんちゃな感じのやり取りで
2人はずっとこんな日々を続けたのだろうとな
と思われます。