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表題作夜明けの鳥

ガタイがいいが身体の弱い超能力のある高校生
ホモは嫌だと言いながら受け入れている高校生

その他の収録作品

  • 夏の幻想
  • 鬼哭の月

作品情報

作品名
夜明けの鳥
著者
白城るた 
イラスト
森永あい 
媒体
小説
出版社
芳文社
レーベル
花音ノベルス ~Hanaoto Novels ~
発売日
ISBN
9784832212305
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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
0
評価数
1
平均
1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

様々な事件に巻き込まれる二人は?

 和久井洋の幼なじみである天羽崇には、不思議な「超能力」という力が備わっている。
 それというのも天羽は代々超能力のある家系の生まれで、ガタイがいい割には持っている力のおかげで病弱で、よく寝込んでしまうという体質の持ち主であった。
 そんな天羽は自分の能力のこともあってか、ミステリーやオカルトなどに興味もあり、洋と一緒に高校のミステリー研究会に所属している。
 天羽の不思議な能力のおかげか、洋と天羽は様々な事件に巻き込まれる……

 どちらかというと、BLのエッセンスよりも、ミステリーに重きを置いた話の様な気がします。その証拠に初めから「女の子と結婚する」と言い切っている洋に対して、天羽は何も言わないし、洋がそれについて、特にコメントをすることもなく、二人の関係は続いています。
 BLに重きを置くんだったらもうちょっと、何か事件が起こるたびに二人の関係が近付いてくれないと、じれったいところだと思うんですが、そうすると、途端に事件がそのためのものに見えて、逆にしょぼく感じてしまうのかしら?
 ちょっとBL要素を求める人には物足りない。
 でも、そういうミステリー要素を求める人にも、ちょっとミステリーが「本格的」ではないので、物足りなく感じるかなー……と、思います。
 ちょっと毛色の違うものを読みたい! っていう人にはいいのかしら?
 難しいところですね。

 本の内容としては、中編3つって感じなのでしょうか?
 どれかだけでもちゃんと読めるようになってると思います。もう少し、二人の関係に言及してくれた方がいいかもしれない……とは、全編通して思いました。

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