てんてん
本品は『傾国のなりそこない』のコミコミ特典小冊子です。
本編幕間、友好国を招いたパーティの開催された日のお話です。
連理の王国は民も国庫も豊かで外交に力を入れており
他国の外交官を招いたパーティは
平民出身のアレスにとって豪華絢爛に映ります。
今日のパーティは
アレスと国王であるエレフセリアの結婚記念日に合わせ
友好国の王族や貴族を招いてのパーティです。
そしてパーティで最も美しく雄大な男が
自分の伴侶だという事が結婚して2年たってもなお
冗談みたいな話だなと感じることがあります。
今のアレスは服装こそ盛装ですが
エレフセリアよりもずっと質素にしてもらい
ホールの壇上に据えられた席で座っているだけでした。
疲れたら体制が変えられるようなクッションもあるうえ
周りを御簾という薄い壁によって区切られ
時折、挨拶に来られる方に軽く頭を下げるだけという
気楽さなのです。
しかしながらこの状況はエレフセリアたっての希望で
この国の伝統でもあり・・・
A5サイズカラー表紙(カバー同イラストト)2段組12頁の
大ボリュームにて王国のパーティのお話になります。
本編中では遭遇しなかった王宮での催し物のお話で
アレスが周りにどう思われているのかが
垣間見られて面白かったです。
最終的には本作はアレスの過去回想と分かるのですが
数年後の様子も本作の頃とそう変わらない感じで
ラブラブでした (^-^)/