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秋実神婚譚~茜の伴侶と神の国~

shuujitsu shinkontan ~akane no hanryo to kami no kuni~

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表題作秋実神婚譚~茜の伴侶と神の国~

龍那美神
十二神の一柱で美しさを好むとされる長月の神
松田秋実
神婚祭りで妹の代わりに生贄となる染物職人の息子

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

中津国では数多の神が祀られ、なかでも十二の神が特別に力を持つとされていた。 そして数年に一度、その十二神の一柱に若い人間の贄が一人奉じられる、「神婚祭」というしきたりがあった。選ばれた贄は神の伴侶となるべく神の国に迎えられ、二度と人の世には戻ってこないという。 今年の贄が捧げられるのは、長月に最も力を持つ美神「龍那美神」。その伴侶として選ばれたのが、染物職人である少年・秋実の妹だった。 そして神婚祭当日、秋実は神主の装いをしたやけに美しい男と出会い、神の伴侶の真実を告げられる。そんな秋実に対し、男は「妹の代わりにおまえが贄となれ」と提案してきて――? 神様と人の子の、十二の月を巡るやさしい愛のものがたり。

作品情報

作品名
秋実神婚譚~茜の伴侶と神の国~
著者
タカサト 
イラスト
あおのなち 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784344855434
4.4

(12)

(9)

萌々

(1)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
52
評価数
12
平均
4.4 / 5
神率
75%

レビュー投稿数2

美しい文章、神話の世界に浸る

とにかく文章が、言葉選びが美しくて、1文、1行読むたびにほうっとため息をついてしまいます。
神話の世界観も素晴らしく、どの神も個性的で魅力に溢れているし、またその神の治める神域も細かく書き込まれ容易くその地に思いを馳せられます。
黄泉の国、三保の松原を思わせる松林、鍛治の里、吹雪舞う氷の地、そして紅葉の美しい主人公の嫁ぎ先。
普段は落ち着いて大人しげな主人公が、大切なものを守るためには、酒飲みの神に飲み勝負を挑んでしまったり、少々粗暴な神を前にも引かなかったり。
人でないものへ変わることへの葛藤や夫である神、残してきた家族への想い。
そういった主人公の心情の変化、そして移ろう美しい風景の描写が丁寧に丁寧に描かれたとてもとても!上質な物語を堪能させてもらいました。

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溺愛過保護攻めと心優しいうぶな受けが最高です!

神様と人間のラブストーリー。

悪い人が出てこないホッコリと心温まる物語なのに、ハラハラする場面もあるので続きが気になりどんどん読み進めてしまいます!

受けのうぶな姿も、過保護な攻めがヤキモキする姿も、その他の登場人物との賑やかな掛け合いも全てがありありと想像出来るような分かりやすい文章なので、日本の神様についての知識?について理解に苦しむことなく楽しめます!

和風ファンタジー好き、溺愛過保護攻め好きな方には是非読んで頂きたいです!

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