君香シャーレ

原作は大好きだけど演出の解釈が違った

原作既読。
旧版も新装版も持っているくらい好きな作品です。

新祐樹さんの高階のちょっと面倒くさくて、ちょっと計算高くて、ちょっとかわいいところは解釈があっていて、その言いぐさ！と聴取しながら表情を思い出して笑ってしまいました。

単純に好みの問題なのですが、田丸篤志さんの演じた有路が解釈違いでした。
天才肌で研究一筋、人間的なことは不器用、という人物だと思うのですが、おどおどした話し方が多すぎていらいらしてしまいました。もうちょっと超然とした人物にしてほしかったです。
元相棒がいらいらして悪い感情が生まれて行動してしまったのがしょうがないと思わされる話し方でした。
そういう演出、指示があったのだろうと思いますが、原作の漫画より、どろどろっとした黒い暗い気持ちが多めに表現されていたように思いました。