お隣さんの堅物ゲイ×ひだまりシンパパ

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表題作春めく堅物

円堂千晟
リーマン(総務部)、27歳
桝永春芹
リーマン(マーケティング部)、シングルファーザー

その他の収録作品

  • 堅物とシンパパ
  • 緊急事態
  • 猫耳
  • 寝かしつけ
  • 充電させて
  • X年後
  • あとがき
  • 描き下ろし(カバー下)

あらすじ

「大人の男性が泣くところを、初めて見た――」

桝永春芹(ますながはるき)はシンパパとして、子育てと仕事に終われる日々を過ごしていた。
「どちらも完璧にやらなくては」というプレッシャーにさいなまれていた春芹だったが、仕事上の面談時に発せられた同僚・円堂千晟(えんどうちあき)のひと言に救われる。
しかし、話は思わぬ方向へ転び、なぜか円堂が育児体験で桝永家をサポートすると申し込んできて……。

男とキスをしていた隣人は、会社の同僚!?
ベランダ越しに始まる、切なく甘い恋を描く、SNSで話題の子育てBL!

作品情報

作品名
春めく堅物
著者
卯ノ花おそら 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
フルールコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784046849717
4.4

(50)

(31)

萌々

(14)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
9
得点
218
評価数
50
平均
4.4 / 5
神率
62%

レビュー投稿数9

続きを切望

妻に先立たれ幼い息子(律)と暮らすシンパパの桝永さん(受)と、同じ職場の堅物と評される円堂くん(攻)が育児体験を通して無くしたくない存在になるまでのストーリー。
息子のりつくんが可愛い!!桝永さんも可愛い!!可愛い親子に癒されます。
職場で肩身の狭い経験もしてきて、片親の苦悩も抱えなが頑張る受の姿に弱いので、心臓キュッとなります。
円堂くんは堅物と言われてるけど、子持ち家庭の実態を理解しようとしたり、片親の苦労に寄り添おうとしていたり、すごく素敵な人です。
ただし一途ではあるけどセフレが居たし、そのセフレとのキスシーンを桝永さんが冒頭に目撃します。(←地雷の人は注意)セフレはこのシーンだけの登場で顔も出ません。
ちなみに【この1冊ではくっつきません】
お互いに「好き」と言ってるのに(笑)
後書きで続きについて触れられてましたが、ぜひ続編を読ませて頂きたい!!ちゃんと二人が恋人になるとこを見たい!よろしくお願いします!!

番外編で攻の円堂くんが翻弄されてるのがキュンです。無表情で内心悶えてる攻は最高。

2

子育てって大変!!!

シングルファザーの枡永さんと総務部の円堂くん(後ほど隣に住むゲイだと判明する)、そして枡永さんの一人息子、律君によるハートフルなお話です。

子育てによって会社にかかる迷惑で、肩身の狭い思いをしている枡永さん。総務部の円堂くんの「自分は子どもが作れないから子育て体験をさせて欲しい」というお願いから、家の事を手伝ってもらうことに。次第に親子共々、円堂くんのいる生活が辺り前になっていき……??

察しのいい方だとかなり最初の方で円堂くん=隣人のゲイだと気づくかと思います。実は円堂くんもこの親子に対して重い気持ちを隠しながら、天然タラシ親子に気持ちを翻弄されつつ関わっている、という所が最大級の萌ポイントです。
子育てあるあるすぎる、急な発熱や吐き下しによるお迎え、会社への謝罪、何日ももらわなければならない休み、家の中のぐちゃぐちゃ……と子育てを経験した事ある人ならわかる〜といいたくなる描写がとても丁寧に描かれています。
次第に円堂くん無しでは親子共々寂しくなって絆されている所が可愛いです。

子どもが居ない時の、たまの自由の幸せもすごく共感出来ました。
今作ではキスやそれ以上のシーン、ひとつも登場しません。
ぜひその後の二人も読んでみたいなと思える作品でした。

2

じっくりゆっくり子育てBL

会社員の枡永は出産と同時に妻を失い、
現在は愛する息子を一人で子育て中。
ある日、総務の円堂から育児体験をしてみたいと提案され…。

実は円堂は同じマンションに住むお隣さんなのです。
隣人として顔を合わせているにもかかわらず、なぜ気付かなかったか?
というと眼鏡のオンオフでめちゃくちゃ雰囲気が変わるから。

会社では堅物社員な円堂ですが、
プライベートではセフレとのキス現場を目撃してしまったり、
エロフェロモンが匂い立つイケメンなのです。

円堂=ゲイの隣人男と知ると、
子供に危険が及ばないか警戒する枡永ですが…。

ここの枡永の偏見は決していいものではないのですが、
変に誤魔化したりせずにそれを伝えてくる正直さが
誠実にも思えました。

そして、最初は偏見を抱いていたけれど、
円堂という男と交流するうちに考え方が変わったというのも
彼の素直な人柄を感じられました。

一方の円堂はどうして突然育児体験をしたいなどと言い出したかというと、
実は枡永に報われない片想いをしていたのでした。
それはまだ奥さんがいた頃からの片想いで、
彼が結婚して子供が産まれても想いは変わらず、
だからこそ子育てに苦戦する枡永に手を差し伸べてくれたのでした。

愛らしい息子の律ですが、くそ真面目でぶっきらぼうな円堂との
やりとりが面白くて二人の組み合わせが大好きになっちゃいました♪

最後は枡永に気持ちを伝え、枡永も応えてはくれたものの、
まだお隣さん以上、恋人未満という感じでラブには至っておりません。
ただ、この1冊でパパっと雑にまとめられてしまうより、
じっくりと二人の気持ちが通い合ってゆく方が断然よかったので、
むしろこの終わり方が自然でとてもよかったです。

できれば二人が恋人になるところまで見たいのですが、続くのでしょうか…?
どうか続きが見られますように。

1

【好きです。もっと手放したくなくなればいい(千晟)】


エロス度☆

おやおや。お隣さんの堅物ゲイの攻めがシンパパに片想いしているのがかわいいですね。

リーマン同士の子育てBLもので、子育ての大変が伝わる描写や色々ひとりで抱え込んでしまう春芹のしんどさなどが刺さる作品でした。

育児体験として千晟がシンパパの春芹のサポートをはじめますが、春芹への想いがさらに募っていったり、怖がっていた律と打ち解けていったり、春芹と律の家族が大切なものになっていくのが尊かった。

最初は千晟を警戒していた春芹も千晟を信頼するようになり、千晟の存在が家族のような特別となるのがほっこりします。

0

堅物後輩×天然シンパパ、春めく二人の心にときめく物語

ほんわかほのぼの癒される子連れBLが好きで、
手に取ったこちら。最っっ高に良かった…!✨

律くーーーーん!
受けの連れ子が可愛すぎて、「はああ…」と思わず
ため息をつきながら&キュンキュンしながら読み切りました。

こちら、ちるちるさんの試し読みでなんと100P近く
お試し読みができます。大ボリュームでビックリ!!

そして、試し読み後はきっと、この”堅物くん(攻め)”の
恋の行方、行き着くところを知りたくてたまらなくなるのでは
ないでしょうか(*´˘`*)

卯ノ花おそら先生、初読みの先生でしたが
”卯の花”先生と”おそら”先生、二人体勢で
作品を作っていらっしゃるのですね。
週末に心じんわりとする素敵なお話が読めて嬉しいです✧

妻を亡くし、シンパパとして2歳の律の子育てに奮闘する
会社員・桝永春芹(ますながはるき・受け)。

仕事も子育てもしっかりやらなければ、というプレッシャーと
職場での無理解に疲労困憊、夜はこっそりとベランダで
涙を流すことも…

そんなある日、職場面談で総務部社員・
円堂千晟(えんどうちあき・攻め)に
言われた一言に救われます。

そしてなぜか遠藤から枡永宅で”育児体験”をしたいと申し出があり、
無料で枡永をサポートするという話になってー

と始まるお話。

実は朝、律を抱えて出勤する際に見た
”男とキスする隣人”がまさかのー

というサプライズ(読者にはすぐピンとくるのですが( ̄▽ ̄))
あり。
攻めが抱いた恋心の切なさ、甘さ、優しさに心掴まれる物語です。


ただの親切心や下心ではなく、”好きな人を助けたい”と
寄り添おうとする円堂の姿に、たまらなくグッとくるー…!!

急な”押しかけ”にも関わらず、手際良くなんでもこなし
大きな戦力となる円堂、なんって頼もしいんだー!!

一見、”メガネをかけた堅物”に見える円堂だけれども。
律くんとの触れ合い方や枡永家での無駄のない動きなど、
随所随所に優しく柔らかい彼の性格が滲み出ていて
ほんわか、心が温かくなります(*´◒`*)

律くんに怯えられていた当初の様子は
読みながらちょっとドキドキ、心配したけれど...笑
いざ交流が始まって時間が経ってみれば、
「りっちゃん」なんて呼ばれて一緒にキャッキャしていて
頬が緩む緩む...

三人で出かけた水族館で、こっそりイルカのぬいぐるみを買って
枡永にプレゼントするエピソードにもキュン...としました୨୧


そして一方の枡永。
天然シンパパとして限界を感じながらも、
懸命に頑張っている姿、でも堪えきれずに人知れず涙を流す姿に
胸が痛みます...

円堂が現れてくれて、本当に良かった...

途中、なかなかの無自覚天然っぷりを見せてくれる枡永ですが(。-∀-)
最後の最後、忘れ物のスマホを渡しながらの
勇気を振り絞った告白シーン、胸熱だったー...!

そんな”ベランダ越しの恋”にもグッとくることしかり。
そしてまた、”普通”ってなんだろ?という大きなテーマについても、
考えさせられる場面の多い一冊でした

水族館で偶然会った同僚女性の、
「確かに(三人での生活は)普通じゃないかもしれないけど」

「いいのよ 子どもが幸せに育つなら」
「そんな普通なんかなくても」

この言葉。
とてもとても印象的だったな...

枡永と、律くんと、円堂。
そんな三人の”普通じゃない”かもしれない
温かな生活を、ずっとずっと壁となって眺め、
応援していきたくなるー

最高に切なく、甘く、深いお話でした・:*+.


★修正:なし(描写なし)電子シーモア

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