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タイトル通り、田舎町の博物館を舞台にしたお話。
カップリングは、まさかの甲冑×博物館へ異動になったリーマンです。
お客が少なく、仕事でやることも書類整理くらいの博物館勤務となった梢。
ある日、会社に忘れ物をして夜間取りに行くと、まさかの施錠したつもりのドアが開いていた。
あれ、、?? と、疑問を抱きながらもドアの向こうへ進むと、日中展示されている資料の甲冑が動いていたり、人形たちが酒盛りをしているなど、まさかの光景が広がっていて、、、?!!
という冒頭。
夜にならないと動き出さない展示品の無機物たちと、リーマン梢が毎夜交流を重ね、とくに甲冑のなかの人(紺さん)ととくべつな感情を互いに抱き始めるという淡い恋模様のお話です。
が、無機物とリーマンの恋が、いつまでもうまくいくわけはなく、、、
まさかの結末に、
へっ……?!!
ぇっ?!!
と、声を上げてしまったのはまりあげはだけでしょうか。
これって、バームクーヘンエンドってやつでしょうか??
それとも、メリバ??
それとも、、、?!!
愛とは、とても難しいものです。
相手を想ってこその奇麗ごとな愛だとか、傍から見たら不安定すぎるけれど当人同士は幸せである愛だとか、、、
今作のこの結末に、余韻強めの突き放し切なエンドに、しばらくあれこれ考えてしまったまりあげはでした。
読む人を選ぶエンドなので、突き放し系が苦手な方はご注意を!!
でも、個人的には、甲冑の中の人である紺さんの優しすぎる武士的紳士キャラがすごく好きで、とても面白かったです!
このお表紙の距離感も、もどかしいし、読了後に見るととても清い交際すぎて甘酸っぱい!!