てんてん
本品は『殉愛者たちは楽園を夢見る』の
コミコミスタジオ特典小冊子です。
本編後、2人が旅に出て3年後のお話になります。
ヘイブ国を出た2人は旅に出ますが
宗教の派閥対立で戦っている最中の国で
本拠地の中間にある道をA派に塞がれてしまいます。
その道を外れると大きな迂回をすることになり
2人はA派の傭兵を装って通過しようとしますが
ひょんなことで偽装がバレただけでなく
B派の間諜だと疑われることになり!?
A5サイズカラー表紙(カバー同イラスト)2段組12頁の
大ボリュームで旅先での2人のお話です。
負い回される羽目になりながらも何とか逃げ切りますが
旅をして3年の間には平和で穏やかな道中も
今回のように命の危機に出くわす事もあり
最初は嘘を作り/のがぎこちなかったアーロンも
今では顔色一つ変えずに宗教も国籍も偽れるようになり
2人は着実に何ものにも
囚われない自由のものになっていました。
仕方なく南か北への迂回する事にした2人でしたが
運よく行く合った隊商に労働と引き換えに
南の砂漠を超えた町まで運んでもらえることなります。
その道中でアーロンが若い男性商人に迫られたり
隊商と別れて向かった大河で
退屈のあまりムフタルがワニ釣りをしようとして
川に落ちたりとなかなかに愉快な道中模様が描かれています。
本編はかなりきつい展開でしたが
本作はかなりコミカルで自由を得た2人の未来は
かなり明るいようで良かったです (^-^)o