電子限定描き下ろし漫画付き
「家賃は身体で支払うからさ」
攻めが芸能人設定大好きマンなまりあげは。
攻めが俳優と知り、即購入しました♪
そんなお話とは、、、
俳優の和樹は、行きつけのバーでチャラい男・瑠以に声を掛けられ、一緒に呑むことになる。
が、酔い潰れてしまったため、ホテルで面倒を見るはめに。
しかし、瑠以は酔いつぶれたフリをしていただけで、ワンナイト展開に。
後日、瑠以は和樹の所属する事務所の新人として紹介される。
そこで瑠以は、和樹との一夜を脅しのネタに、同居を迫り、、
というお話。
帯のキャッチフレーズにもある、
スキャンダラスと言えば、スキャンダラス展開ではあるのですが、、
それ以上にお互いが孤独であることにスポットが当たった作品のように思いました。
というのも、和樹は一見してはたからみると両親、弟と恵まれた家族構成ではありましたが、誰も和樹自身を気にとめてくれようとはせず、
十六で家を出ることを決意するほど孤独を味わい続けていた生い立ちが。
また、瑠以は瑠以で、施設育ちということで、正真正銘のひとりきりでした。
ただ、瑠以にとって家族というものが存在することで、まさか和樹が孤独を感じているなど、到底理解が及ばないわけで、、、
隣の芝生は青い、、なんて言葉がありますが、その人でしか分からない苦悩や苦労はあったわけで。
そういった視点では、現代の闇を描いた作品のようにも思えました。(深読みしすぎかもですが、、)
現に、わりと序盤で和樹は瑠以の生い立ちを知り、仲間意識を持ち、むちゃくちゃなスタートを切った同居を受け入れていった描写があったような、、
帯やお表紙のちょっぴりえちっぽい雰囲気からだけでは感じ取れない、出逢ったことで孤独を補完し合ったBLでした!