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表題作夜蝶は凍れる恋のとりこ

雪柳重巳,没落した元男爵家次男,実業家
雪柳紫音,22歳,次々と男を渡り歩き傾国させる高級男娼

あらすじ

幼い頃より雪柳重巳の庇護下にあった紫音は、雪柳男爵家の没落後、社交界で夜の蝶と称されるほどの高級男娼になっていた。だが夢にまで見た重巳との再会を果たし、彼に買われた紫音に、重巳は…。

作品情報

作品名
夜蝶は凍れる恋のとりこ
著者
柊平ハルモ 
イラスト
CARNELIAN 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫
発売日
ISBN
9784592850236
2.3

(3)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
6
評価数
3
平均
2.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

「男娼」でせつないお話です

男娼といっても、遊郭ものじゃないです。社交界もの?

時代は昭和初期(たぶん)。 裕福な男爵家の次男 重巳(攻)に拾われた孤児の少年(受)は、紫音と名づけられ猫っ可愛いがりされて育ちます。
16歳になった紫音は、重巳に夜這いをするようになります。 Σ(・ω・;)
・・・このやり取りがねぇ・・・あまあまでニヤケちゃいます。
そして、ずっと一緒にいると指きりします。
ところが、男爵家が破産。紫音は重巳の役に立ちたいと、約束を違え自ら富豪に身を売ります。身売りの理由を知らない重巳は、裏切られたとしか思っていません。
その6年後の再会。高級男娼 紫音の「特別なお友達」(パトロン)となり連れ歩くのが、財の証で、社交界のステータスでした。
ダイヤモンド鉱山1個で、重巳に買われた紫音。重巳の妹やらインドの王子さまやら登場して、ひっかき回してくださいます。
折角なんとか以前のようなやさしい関係になれそうになっても、誤解が誤解を生んで気持ちがすれ違ってしまう。
でも、重巳が紫音の強い気持ちを知ってハッピーエンドです。

えっち してることはしてますが、取り立ててえろくはないです。ストーリーを楽しむ作品だと思いますので満足です♪

『社交界艶戯 寵妾は冷えた褥をあたためる』のリンク作です。←こっちは未読。
社交界~の孝巳(受)と本作の攻が兄弟です。「孝巳」は本作には名前が1回出たきりです。

2

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