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表題作トラ猫のタンゴ

森和臣,W大学生,受けと十年来の幼馴染
結城弥広,T大学生,19歳

同時収録作品永遠の野原

ユウ,受けの飼い犬だと主張している
楸司,冷めた高校生,17歳

あらすじ

アレが俺だってわかったヤツがお前以外にいたと思うか?お前が名前を呼んでくれなきゃ、自分が人間だってことすら忘れてた。いきなり虎になった和臣を救ったのは幼馴染みの弥広。突然の変身原因は―俺を想うあまりの独占欲?けっこうじゃねえか。ンな事言ったら俺は全身独占欲のカタマリだ!どうせ何でもありの世の中なら本当の希望だけ叶えてゆこう。そんな二人のアニマル(?)ラヴストーリィ。

作品情報

作品名
トラ猫のタンゴ
著者
藤隆 
イラスト
蓮川愛 
媒体
小説
出版社
ムービック
レーベル
GENKI NOVELS
発売日
ISBN
9784896012767
3

(1)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

攻めが変身?!

2カップルの中編2作品が収録されています。

「トラ猫のタンゴ」
弥広(攻め)の視点で進みます。十年来の幼馴染かつ友人以上の関係である和臣(攻め)がある日突然トラに変身します。みんなには内緒なので二人で同居をしています。
Act1ではトラの和臣とのエッチ。
Act2は子猫4匹を飼うことになる話。
Act3は風邪をひいたトラ姿の和臣を、弥広が司に診てもらう話。
Act4はちょっとシリアス。和臣がトラになったのは自分の独占欲のせいではないかと悩む話。

「永遠の野原」
Act3で登場した楸司(受け)が主人公です。
クールで人を寄せ付けない高校生の司の下へ、ユウ(攻め)が現れます。自分は飼い犬の「ユウ」で人間になったんだと告げますが、司は頑なに信じません。母親が不在中の二週間で「ユウ」を連れて来いと追い出しますが…という話。ユウが祐司になったラストにはびっくりしましたが、不思議な雰囲気のこの作品には合っていると思います。

96年出版なので携帯電話などは出てきませんが、そんなに時代を感じることはなかったです。明るい現代的なファンタジー作品がお好きな方に良いと思います。

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