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表題作花を恋う夜

結城康治(幼名・藤次郎),22歳,承和(そうが)国主
高津政尚(幼名・松寿),20歳,退紅(あらぞめ)国主の弟

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  • あとがき

あらすじ

隣国からの人質と領主の息子。再会したふたりは、想いだけを抱えていた幼い頃とは違い、それぞれの責務を背負っていて・・・。
出版社より

作品情報

作品名
花を恋う夜
著者
いとう由貴 
イラスト
かんべあきら 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
ISBN
9784344814059
2.3

(3)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
5
評価数
3
平均
2.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

戦国もの

いとう由貴さんお得意の時代ものです(*´ω`*)ノ
設定は凄く面白かったんですが、肝心の萌の部分が今ひとつという作品。基本的にいとう由貴さんの作品…盛り上がりがよくわからないのです。

お話は、まだ幼い時分の松寿(後の政尚)が、同盟国に捉えられ処刑される(父が無謀起こしたから)…な回想からです。幼くして捕虜として居た敵国。そこで領主の息子と仲良くなる。思い出すのは、磔にされ処刑される松寿を助けようと泣き叫んでいた籐次郎だった。兄の寝返りにより松寿は事なきを得、自国へ帰還するもいまはまた敵国になってしまっている。そことの戦争が始まり……!?
執拗なまでの松寿に対する兄の気持ちの入れ具合が絶妙とおもってたら最後にドカン!と来ましたね(笑)私自身としては、一度くらい突っ込ませてやりたかったという心境もあります。もしくは、籐次郎とやってる最中に乱入してさらにブチギレとかww
まぁだからって、何にしても殺してハッピーエンドってのが現代っ子もこにはちょっと否めなかったかな。弟くんも殺されちゃったしね。事後報告だから悲しみも伝わらない。肝心なとこが全部人事に読めてしまうのが惜しい。
籐次郎は終始尽くし放題というか、甘やかし放題というか。心理描写も弱く入りにくいのが残念。執拗なくらい…兄さんの爪の垢でも…ゴニョゴニョ
松寿。この人も案外絆されるの早かったですね。ただ、兄のため国のためにと最後の力を振り絞ってでも逃亡したのは流石w

最後のまとめ。この国の城主は妻は一人~なくくりでしたが…たしか籐次郎…正室も側室もいたよね?小姓も抱いてたはず…え~…


基本的に設定は○
キャラクターもまずまず
心的描写に変化盛り上がりが欠けるのが難。

わりと、カラダを労ってくれるというか、現状をしってて介抱してくれる側付きの人たちが好きでした(´∀`※)


2段組で読み応えは抜群です。
比較的エロもありまして、感度良好であります。
狂った兄さん視点で描いた本とか何気に面白いと思うんですがいかがでしょ!?
まぁそれがBLといえるのか否かと言うところではありますが

1

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