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表題作微炭酸恋愛

風間隆次,高校生,水泳部
道永郁人,高校生

同時収録作品微炭酸恋愛

風間寿臣、隆次の兄
鮎川諒、高校教師

その他の収録作品

  • ほのぼのおまけまんが

あらすじ

うちのクラスの気になるあいつ、道永。
ある日あいつは「タカ、オレ、先生に片思いしてるんだ」と、そっと教えてくれた。
でもオレはあいつの悲しそうな顔を見ると胸が痛む。
先生なんか止めとけよ。
そんなツライ恋じゃなくてオレにしろよーーー。
タカはミチに、ミチは先生に、そして先生はタカの兄に…
不器用片思いの行方は?
描き下ろしも収録。

作品情報

作品名
微炭酸恋愛
著者
日の出ハイム 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
ISBN
9784877248802
3.9

(34)

(14)

萌々

(5)

(13)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
13
得点
131
評価数
34
平均
3.9 / 5
神率
41.2%

レビュー投稿数13

スカッとBL

日の出先生作品初読みです。
絵、コマ割り、文字サイズ大きめ…全て見やすい。
ストーリーもわかりやすくていいですね。

2組の両片思いのお話。
片思いする男子ってなんでこんなに切なくてかわいいんだろう…な萌えが詰まっていました。
4人それぞれの気持ちと性格があって。全員応援したくなる。
特に寿を思う鮎がきれいで好みでした。

なかなか告白できないじりじりもありながら、一途に好きで、気持ちを固めていく。
その足並み、タイミングが揃って、清々しいクライマックスがよかったです。
絵も中身も見やすくて気持ちのいい読後感です。

0

2組の恋、切なくて甘苦くはじける

実に「胸キュン」な作品です。
つながりのある2組の恋が交互に描かれます。

まずは高校生CP。
明るくて女の子に人気の道永(ミチ)が本当は教師の鮎川が好きなんだと聞かされた風間(タカ)。
(鮎川はタカのお兄さんの同級生です。)
夏休みの肝試しでタカと組むミチ。
タカは、鮎川が好きで抱かれたいならオレが代わりに抱いてやる、と林の中で…
それから何度かHをするようになる2人。
セフレじゃないんです。でも恋人か?っていうと何の告白もしてないし、宙ぶらりんな状態。

同時に、ミチに告られて、でも応じる気はない教師・鮎川の物語。
鮎川は同級生のトシ(教え子タカの兄・寿臣)に片思い。だが告白はできず出会い系で見知らぬ男と寝るが、その男に住所も本名も教職にあることも知られ、脅されて関係を強要されていた…
この大人組・トシx鮎のCPがいいんです。
両片想いで、2人ともなかなか言葉にしないんですよね。鮎川には大きな引け目もあるし。
でも少なくともトシはそんないきさつは関係なく、ただおまえのことだけ考えたい、と思っている。
トシの告白はすごく自然。でもその自然さが鮎川を救う。
高校生組はタカの方から。見にきてくれた水泳大会で1位は取れなかったけど、まっすぐなタカの告白はとってもカッコいい。
2組の恋、正に「微炭酸」の喉ごし…

私が以前立てていたトピ「揺さぶられた告白シーン、キスシーンは」で紹介していただいた本作、久々に再読しましたが、本当に告白シーンがいい。
告白に揺さぶられたいあなたに、強力にお勧めいたします。

1

素朴な恋愛事情

えーっと日の出ハイムさん、なんでそんなに我が県をご存じなのか(汗)
ご親戚がこちらにいらっしゃるのでしょーか。
ちょいちょい方言も出てるし、地理をよく知っていらっしゃる。
赤城おろし≒からっ風、学生にはキツいですよね。自転車に乗ってると押し戻されそうになりますもん。しかも乾いた埃っぽい風なので、肌荒れしやすいんですよね…。
そんなわけで、私の住むところが舞台となっているとあっては、レビューせずにはいられませんでした(笑)

さらっと読めてしまうので、もしかしたら最初は魅力が伝わりずらいかもしれません。
読み返すと味が出てくる、そんな感じがします。

漫画の画面そのものにはさほど好みではないというかあまり魅かれなかったのですが、
彼らのちょっとした表情にはっとさせられます。
言葉でなく表情で語っていて、その切ない思いに苦しくなる。

派手さはまるでなく、ただ密かに誰かを愛し、すれ違っては傷つき、
物語の最後には、表紙絵のような爽やかな風が吹く。
恋愛のコマを進めるには、不器用でみっともなくていい。伝わればいいんです、よね。
そこから動き出した風間兄弟の格好いいこと!

彼らの会話がとても普通でリアルさがあり、そんなところもとても魅力的でした。

ラストあたりはまるで映画のようなコマ割りでした。
この漫画、映画化しても素敵な話だと思います。

ところで最初のほうで、隆が上半身裸でお茶のペットボトルで直飲みするシーンがあるのですが、
それだけのことなのに妙に大きく描かれていて、もしやサービスショット!?とおかしく思えたのは私だけでしょうか(笑)

2

微炭酸とは、正にタイトル通り。素敵。

これ、とてもいいです!
やっと辿り着けた!!!これですよ、これ!

同じ作者さんの高評価のリーマン物が「え?私、何か読み間違えてるのかしら?」と不安になるくらい全く響かなかったのですが、何となく気になる作家さんなので色々読んでみました。
色々描ける作家さんなんですね。
私は、この路線が好きだなあと思いました。
特に転がり回るほどの萌えがある訳ではなかったですが、二つのカプを平行して進める構成力は素晴らしいと思いました。
大体、こういう場合は正直どっちかのカプがいらないよなーってなるのですが、この話はそんな事全くなかったです。
読み終わった後に、じんわりきました。

この話でもっとすごい事件が起こったりエロが激しかったりしてしまったら、全てが台無しになるので、本当、全てに関してバランスのいいお話だと思います。
微炭酸とは、正にタイトル通り。素敵。

2

これぞBL!!

サラッときれいな絵といい、
高校生カプと、大人カプの2組が、うまいこと絡みつつススムストーリーといい、
そして、それが、うまくきっちりと1冊のコミックスに収まって、

これって、私の思うBLマンガの理想の完成型だと思う。

そして、少女マンガの理想の完成型だと思う。

それくらい、絵も、画面構成も、ストーリーも、BLのお手本のようによくできている。
この本を作れた編集さんは、さぞや嬉しかったろうなぁと思う。

2

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