年下攻の強引、流され激情愛

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表題作熱情の求婚者

王寺秋水 王寺百貨店代表取締役 20
雪白椿 豊裕デパート勤務 24

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

椿は、以前より多額の援助をしてくれた謎の恩人オウジ様とようやく会えることに。しかし待ち合わせ場所に現れた男は、年下で秀麗な美貌の王寺百貨店取締役の秋水だった。しかも昔から好きなのだと熱くプロポーズされ、とまどう椿。せめて一緒に暮らしてほしいとかき口説く秋水に、椿は恩人の頼みと思いしぶしぶ承諾するが、勢いのまま強引に迫られて!! 熱い想いに身体も心もあらがえない!! 年下攻の強引愛オール書き下ろし。
出版社より

作品情報

作品名
熱情の求婚者
著者
須坂蒼 
イラスト
竹中せい 
媒体
小説
出版社
アスキー・メディアワークス(角川グループパブリッシング)
レーベル
B-PRINCE文庫
発売日
ISBN
9784048675895
2

(3)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
4
評価数
3
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

乙女の夢 足長おじさん

この物語は年下攻めだけど、再会するまでの間はそのようではありません。
15歳で両親を亡くした椿(受け)はそれ以降、両親の遠縁だという人物に援助を受けて育ちます。
そんなお金を援助してくれる相手だから、当然年配の男性と思っていた椿。
でも会ってみたら自分より年下で、しかも幼少期に遊んだことのある相手だったという流れт

借金を肩代わりするのと交換で体を要求ってパターンの話はよくあるけどその相手が年下ってのは珍しい。
そこがいやらしさをなくし、この援助を純粋な愛情にみせている。
この状況はそのまま女性の夢ではないですか!足長おじさんは欲しいけどそれが本当におじさんだから気持ちは萎え2
でもこの物語では若い男の子ですĂĂn[g3
まんまこの状況に自分がなりたいと思いましたn[g3
しかも援助し始めて何年間も経ってから会っているIその理由は攻め受けの年齢によるところも大きいけれど、目的もまた少し違うI
普通はまず会ったら体なのにこの物語では序盤でプロポーズがあるԉ
ってことでつまり、またわたし花嫁もの読んじゃったワケなんです
春は花嫁ものが流行っているなかなH

1

秘書の言う事が一番正しい!

椿は15歳で両親を亡くしますが、それから学費や生活費などは「オウジ」と名乗る人物から援助されるようになります。
そんな恩人である「オウジ」と椿は初対面を果たしますが、現れたのは椿よりも年下の青年で、大学に通いながら王寺百貨店の代表取締役を務めているという秋水でした。

実は子供の頃に秋水と椿は会ったこと事があるのですが、その時に秋水が椿を気に入り、
両親が亡くなった事が分かると、(同時期に秋水も父を亡くし資産を受け継いだので)力になりたいと援助をするようになったといういきさつがあります。

それにしても一度会って遊んだくらいで、そこまで尽くしてしまうってどうなんだろう…。
椿を自分の屋敷に連れて来てすぐに秋水はプロポーズをするのですが、その執念というか変な思い込みを持って椿を口説こうとする姿は、何だかストーカーの様で正直怖かったです(苦笑)。
とにかく椿に夢中なんだ!という気持ちは伝わってきましたが、それは健全なものではなく、完全にヤンデレ気味になっていました。

最初はそんな秋水を「おかしいよ」とやんわりたしなめていた椿ですが、秋水の猛プッシュに押されほだされかけてしまいます。
するとそこで、すかさず二人の関係にチクリと苦言を呈してくれたのが秋水の秘書でした。
本当なら「二人の仲に水を差すような事をして…」とその存在を疎ましく思ったりするところなのでしょうが、なんだかこの人の言っている事が一番真っ当な気がして、作品中のどのキャラよりもこの人にシンパシーを感じてしまいました(苦笑)。

ある意味では純粋で一途な年下攻めストーリーと言ってもいいかもしれませんが、個人的にはヤンデレ(もしくはストーカー)的な印象しか抱けませんでした。
いっその事そっち方面に頭を切り替えて楽しもうか…とも思いましたが、そこまで突き抜けている感じでもなく、結局微妙なまま読み終えてしまいました。

2

年下攻めで甘々もの

王寺百貨店代表取締役・王寺(20)×デパートの外商・椿(24)
Hは普通ぐらいで、BLビギナーも安心です。

あしながおじさんが年下で、それをBLにしてみたらという話。
受けの椿は確かに可愛いといえば可愛いのですが、仕事での有能ぶりが見られず、あまり魅力がわからなかったです。
恋の障害となるものがあっさりと解決して、拍子ぬけしました。
受けの仕事の出来るぶりを見せつけるとか、なにか力や魅力を見せて納得させてほしかったです。
逆に、攻めの王子の子供の頃からの一途さや情熱は、よかったです。
総じて、食い足りない、物足りない感が残りました。

1

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