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小説

今回は大公の次男と転生した子爵家次男のお話です。
異世界召喚された受様が転生した次の人生で
攻様に幸せな未来をもたらすために奔走する顛末と
本編後日談を収録。
受様は大学の登山サービスに所属する1年生でしたが
2度目の登山で岩場を登っていた時に先輩が落下し
咄嗟に受け止めようとして受様も落下しますが
背中のザックが当たった軽い衝撃で
横倒しになった目に緑の庭園が広がります。
庭園の東屋にてカップを手にした少年と
彼を背に庇う青年がいましたが
2人とも彫りが深く色素の薄い美しい容姿で
日本人には見えません。
この少年が長じて攻様となります♪
受様はここは天国と思っていると
青年の口から聞いたことの無い言語が発され
そんな様子を見ていた攻様がゆっくりと
英語とは少し違うような言語で話しかけられていると
東屋の反対側から神官風な男達が現れます。
彼らの代表者の男に攻様と供とともに
石造りの建物へと誘われた受様は
ザッグに入れていたスマホの翻訳機能を使い
意思疎通を試みます。
神官達は
次代の王を支える人物を召喚しようとしたようで
先に落ちた先輩がその人だったようで
帰る策はないと知った受様は攻様の客人として
この世界に留まる道を選びます。
受様は少しづつ異世界に馴染み始めますが
攻様を狙った刺客から攻様を庇って
命を落とします。
攻様は「またな」と言い残した受様の生まれ変わった
黒髪の男子を探し始めますが
受様はプラチナブロンドに青い瞳の子爵家次男として
新たな生を授かっていたのです。
果たして受様と攻様の再会を果たされるのか!?
受様との再会を待ち望む攻様と転生した受様の
異世界転生ファンタジーになります♪
攻様の祖父は先王の第一王子でしたが
国境軍備を担う辺境伯家に養子入りして大公となり
隣国と和睦をなし遂げ「収束公」と呼ばれています。
そんな祖父の後を継いだ現大公は
誤解で隣国と戦端を開きかけるほど血の気が多く
攻様は人質として留め置かれたのです。
攻様は置かれた状況を受けてめ前を向く受様に倣い
未来を掴み取ろうと模索し始めた矢先に
受様を失います。
長じた攻様は王国騎士団で才を発揮しますが
攻様の成果の真偽は常に疑われた上に
攻様が黒髪の稚児趣味だとの噂も広まります。
受様は攻様との再会に運命を期待して
騎士団入りしますが攻様が目を止めたのは
黒髪の同期でした。
攻様のために生きたいと願う受様の一途さが
攻様に通じるのはいつなのかと
ワクワクで読み進めましたが
攻様は受様の正体に気づいていそうなのに
全否定している意図が見えず
ドキドキよりはハラハラな展開です (ᗒᗣᗕ)
日本人の受様を召喚した神官の目的
受様の護衛官を務める神殿騎士の忠義
病弱説を囁かれ攻様を名代とする王太子の真意
攻様が歓待する黒髪の騎士達の作為
攻様を狙った暗殺未遂が起こる事で
散らばっていた伏線が回収されて生き
敵の正体が見えてきても理由が見えずハラハラMAX!!
受様が攻様の隣に居場所を得るまで
大変楽しく読ませて頂きました ヾ(≧▽≦)ノ
表紙買い。切江先生だったのでどんなお話かな~と楽しみにしていたら、わー想像してたより面白かったので萌2にしました。王道っちゃ王道なんですけど、キャラが生き生きしていて好きなタイプだったからかな。しゃきしゃきしっかり受けが好きな人でしたら良いのではと思います。本編370頁ほと+あとがき+おまけ 6 頁。緒花先生の挿絵がこれまたよろしくて…♡
冬山登山中に滑落したと思ったら、異世界に召喚されていた栗栖。人違いで召喚されてしまったと知ったものの、召喚時に知り合ったヴィルヘルム(お子様)のそばにいるうちに彼を支えたいと前向きに考えるようになり…と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
ステファン(攻めの側仕え)、アイン(受けを召喚した神官)、国王、王太子、騎士団の仲間、攻めが侍らせる黒髪の子たち、攻め父、アルヴィン、ヨアキム(攻めの仲間)ぐらいか…?まーそこそこいます。
++攻め受けについて
攻めは祖父の代に臣下に下りた王家の血筋の方。幼い頃から人質として王都で暮らしていたのですが、その時に受けと知り合っています。知性高く大人になるまでに鍛えて強くなってます。忍耐強く人格として良いものしか感じられず、また、良い方向に持っていこうと努力しているということが感じられて好感しかないですねー。
受けは異世界から召喚され割合落ち込んだのですが、切り替えて前向きになった大学生さん。攻めのことが好きで、守りたくて、頑張って剣術磨いて騎士になってます。頑張るなあー。攻めのことがホントに好きだったんだよね…二人の心情の移り変わりが割と書き込まれている印象で、魂に刷り込まれちゃったんだろうなと納得がいくんです。そこが私には響いて良かったんじゃないかな。
悪党が少々出てくるんですけどね。1人だけ、心が残る子がいたんです。それも王道なお話にアクセント、強ーいアクセントを与えてくれて、良かったというかさみしいというか。
お互いを想う気持ちがしっかり伝わり、かつ、受けかしゃきしゃきかつ強ーい方で、大変好感度高く、読み終えた後にすごく安堵できたお話でした。良かった…
終盤に近づくにつれ急激に糖度を増す二人に、
読んでいるこちらもボルテージが上がりに上がる…!⤴︎
攻めの命を執拗に狙う刺客は一体何者なのか?
転移先で転生して見た目が大きく変わり、
年齢差まで逆転しちゃった受けは果たして、攻めに気付いてもらえるのか。
転生前は完全に”兄と弟”関係だったのに、
生まれてしまった恋心の行き先はー
と、恋愛面でも陰謀面でも見どころ盛りだくさんの
スウェーデン風・異世界転移&転生ファンタジーです。
切江先生のこちらの新刊、まず、分厚いです…!
紙本であとがき&その後の小話含めて全383ページ。
読むのに時間と集中力は要しますが、ページが進むほどどんどん物語の世界に引き込まれてゆく、吸引力も歯応え・読み応えもある物語でした。
物語の(初めの)主人公は19歳の大学生・栗栖(クリス)。
彼は山登り中、突然落ちてきた先輩を庇う形で手違いで異世界へとトリップ。
降り立った先である人質の公子・ヴィルヘルム(ヴィリ・攻)の館で暮らすことになります。
そしてまだ6歳の彼と交流を深め、本当の兄と弟のような関係になって半年。
中庭で現代から持ってきた”すまほ”を使い楽しく自撮りしていたところ、
矢を放った暗殺者からヴィリを庇う形で、栗栖は命を落とすことに。
そして気付けば、元の栗栖とは似ても似つかぬ金髪の美少年・テオドール(受)に転生していた。
新たな人生でヴィルとの再会を願うテオドールですが、
願い虚しく彼には全く気付いてもらえずー
と続きます。
ああ、なるほどな、切ないなあ…と思ったのが、
テオドールが自身の中に生まれていたヴィルへの恋心に気付くも、
その想いを封印しようとするところ。
そしてあんなに「栗栖だよ」と伝えたいと思っていた気持ちが失われ、
逆に”正体を明かしたくない”と思うようになる心の変化です。
ヴィリが今も追い求めているのはあくまで「栗栖」であって、
転生後のテオドールではない。
栗栖は兄としてヴィリに接し、二人の間には恋愛感情は存在しなかった。
だから、恋心を抱えたテオドールが「自分が栗栖だ」と名乗っても、
それは本当の意味では栗栖ではないし、栗栖だと告げたが最後、
ヴィリにはテオドールではなく「栗栖」という人物しか目に映らなくなるー
栗栖としての記憶と、「テオドール」として目覚め育った自我。
この葛藤に悩み苦しむ切なさが、どうするどうなる!?と
ページをめくる手を次へ次へと進めさせてくれました。
で、一方の攻め・ヴィリは。
全編受け視点で書かれているため、
攻め側の心境というのはその言動から推測するしかないのですが…
彼が途中から「テオドール=栗栖」だと疑い、確信するようになり、
そして”栗栖と似ているところもあるけれど、ちょっと違う”テオドール自身に惹かれていっている事実が、しっかり伝わってきます◎
(でもできれば攻め視点で、この期間・過程の心境あれこれを知りたいー…!
特典等にあるのでしょうか)
栗栖が出会った、可愛らしく聡明な6歳の頃のヴィリ。
(素直で可愛らしく…というのは実は”猫を被っていた!?”ということが、後に
明かされるのですが笑)
そして再会した際の筋肉もつき、体がテオドールより一回り大きくなったヴィリ、
両者のこのギャップも良かった!!
見た目のことだけじゃなく、わざと”出来の良くない”振る舞いをしながら冷静に状況を伺い、真実を探るしたたかさ。
そういった内面にも、大人になったヴィリの魅力とギャップ萌えを感じました(*´◒`*)
初めはテオドールに敢えて素っ気なく接していたのであろうヴィリが、思いが通じ隠すことがなくなった途端、愛(恋というより、もはや愛♡)をぶつけてくるー
その糖度急上昇の愛し方にも萌えたぎりました✨
またね、運命のいたずらというのか、転生したテオドールの髪の色が、栗栖の命を奪った”白い髪(正確には薄い金髪?)”であるのが、もう。
ヴィリに冷たく「白は嫌いだ」と言い放たれ、絶望するテオドールが可哀想で仕方なかった;
でも!
そんなすれ違いや困難があるからこその、終盤のこの幸福感に繋がるのだよね…!と、もう最後はニヤニヤです(。-∀-)
で、こんな恋愛面での萌えどころとは別に、
大きな見どころとなっている”ヴィリの命を
執拗に狙う者は一体誰なのか?”という問題。
このへん、ヴィリが”人質”として王室に差し出されているという背景が大きく関わっていて、さらに王室派(穏健派、とも言えるかな?)vs国土拡大を唱える貴族派と、二派に分かれた貴族たちの現状などの事情も絡み合い、練り込まれた設定になっています。
で、気になるこちらの答え合わせは、読んでいて驚く&切ないものでした。
(勘の良い方なら、もしかすると早い時点で分かるのかも…;)
当事者であるヴィリ自身は割り切ってバッサリと決着をつけていたのが、
救いかな。。
虚栄心を持つ者の格好悪さ、虚しさがひしひしと伝わってくる対峙シーンだったように思います。
何はともあれ、異世界への転移&転生、そして13歳年上だった自分が
今度は年下になってしまいー
という紆余曲折を経て結ばれた二人のその後の様子は
濡れ場も含めて甘く優しく、見ている(読んでる)
こちらが当てられちゃうほど!//
そんな萌え萌えする恋愛の結末とは別に、
脇を固めるヴィリに仕える者たちや王族、
また敵対メンバーも含めサブキャラたちの
存在感とインパクトもあり、物語を
よりエキサイティングにしてくれています。
栗栖が転移先で使用した”すまほ”があんな形でー!
とか、”奇跡の石”があんなふうにー!?とか、
栗栖が異世界へと持ち込んだ”とある物”が
意外な人物に繋がっていったりなど、
序盤に出てくる物のあれこれが後半のお話の中で
綺麗に回収されていく様もまた、お見事!✧*。
共に陰謀に立ち向かい、主従でありながら
「守り守られる」二人の対等感にもまたグッとくるー
そんな素敵な物語でした(๑•̀ㅂ•́)و✧
