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小説

今回は父伯爵に造られたキメラと
次期当主である転生者のお話です。
前世の愛読書の漫画に悪役で転生した受様が
伯爵家の早期没落のために奔走する顛末と
本編後日談を収録。
カシア皇国には人間に創られた生命体の
魔法生物が存在します。
魔法生物を完璧な精度で作りあげられるのは
伯爵家当主のみとされますが
父伯爵に代わって魔法生物を創っているのは
祝福者である受様です。
魔法のような不思議な力を持つ祝福者は
名門と呼ばれる貴族の家門の大半で
代々生まれますが
受様の生家の伯爵家の祝福者は
魔法生物を創った初代以降生まれる事がなく
伯爵家は人間と動物達を掛け合わせたキメラを
魔法生物と偽り、造り続けます。
そんな中で
当代伯爵の次男が祝福者として生まれ
次男ながらも時代当主とされるのです。
さらに受様は前世の記憶をもつ転生者で
この世界が前世で愛読した漫画の世界であり
主人公は伯爵にキメラにされた攻様で
協力者の皇女と共に伯爵家の闇を暴く物語で
受様は攻様の適役の悪役令息なのです。
受様は未来を変えようと色々考えますが
一家を牛耳れるほどそれほど頭がよくなく
弱肉強食な父や兄弟を変えられるほどの
愛敬や可愛らしさもありません。
下手をすれば彼らに殺され
受様が逃げ出してもキメラは造られ続けて
被害種が増え続けていくため
受様は可能な限り展開を早めて
伯爵家を没落させる未来を選びます。
果たして受様の望む未来を掴めるのか!?
WEB小説サイト「ムーンライトノベルズ」掲載作を
加筆修正しての書籍化で漫画の主人公の攻様と
悪役転生した受様の異世界転生ファンタジーです♪
主人公の攻様は父伯爵の最高傑作で
白蛇とホワイトドラゴンの血を掛け合わせた
強力な力を持つキメラです。
父伯爵は攻様を
皇族への魔法生物として造ったため
攻様の協力者の皇女に贈られるはずなのですが
なぜか攻様は受様の専属使用人を選ぶ場にいて
「あんたのものにしてくれ」と言われるのです。
次期当主である受様の専属使用人になれば
キメラの殺害や拷問もさせると
露悪的な言葉を浴びせても
「あんたのものになれるなら誰だって殺す」
と主人公にあるまじき答えを返されて
攻様の執着を感じた三つ子の弟達が
攻様を殺そうと言い出したことで
攻様を専属使用人に選ぶ羽目になります。
非情さを美徳とする父伯爵
次期当主となる受様を妬む長兄
攻様に執着するヒロイン役の第4皇女
第4皇女に惹かれるはずの三つ子の弟達
途中に時間軸の異なる幕間が入り
受様の知らない何が攻様の執着となった事は
おぼろげに推測されるのですが
それがなにかがなかなか見えません。
攻様が受様の側にいる事で
本当なら攻様の理解者となるはずの
第4皇女の言動もおかしくなっていき
攻様の望みが復讐なのかもすらわからない
展開にハラハラ&ドキドキ!!
攻様の望む世界がどうやって創られたのかは
かなり面白いどんでん返しで
攻様が望んだように受様のものになるまで
楽しく読ませて頂きました。
悪役令息に転生した主人公が奮闘する作品は多いですが、このボリュームなので、サクッとサラッと進むストーリーでないことを覚悟と期待の上で読むべし!
悪党ファミリーの「悪役令息」に転生した、原作を知る主人公。
原作とは異なる奇怪な展開が起こる謎。
ヒロインがヒロインではない裏口ルートに、ラストはスカッとする断罪シーン。
次から次へと主人公を襲いくる展開は待ったなしの面白さで間違いありません!特に、メインディッシュの断罪シーンは見せ場としては最高で、ここに至るまでの伏線回収の丁寧な処理には脱帽でした。
あそこのあの設定がここにこう生きてくるのかとか、ここで上手くハマるんだなとか。最初の頃には絶対に見えてこない隠された部分が少しずつ露わになり、バラバラだった点と点とが1つの線となって最高の結末へと導かれていくことにワクワクいっぱいでした。
そもそも。この作品は転生ものがメインだと思いますか?
サタリアだけが転生後の世界をコントロールしてると思いますか?
サタリアに転生した世界の側面だけだと物語の全貌は暴けません。サタリアの手に余る事象が起こっていることに違和感を感じる読者のみなさんなら、もしかして…と勘付く方もいるでしょう。
キメラのアルヴェンの動きに注目すれば、その答えは自ずと分かると思います。サタリアに一心に愛を向けるアルヴェンの行動は予期できないことが多く、彼の存在は非常にミステリアスに映ります。
アルヴェンが何を考えどう動いているのか、サタリア視点からは何が何だかですが、彼の行動理由の謎が明かされると、おおおお……!!!でした(((( ;∀;))))
ラクトフェル伯爵家への復讐に燃えるはずだったアルヴェンが心変わりをした理由や、サタリアに執着する理由には驚くほど納得。「悪役令息」は、あくまでも"悪役"であって"悪"ではないことを知って欲しいです。
サタリアに転生する前に役者をしていたという青年は、悪のラクトフェル伯爵家を没落に追い込むため、徹底して悪役になりきる道を選びました。生来の優しさまでは隠しきれていなかったことが結果的にサタリアに多くの味方を付けることに繋がり、最大の誤算にして最高の結果になったことは胸アツのフィナーレでした!
最高のエンドには歓喜の思いでしたが、サタリアの父親への制裁にはもっと罰を与えても良かったと個人的には思っています。コイツはもっといたぶって死エンドでも良いくらい。サタリアをこれまでに殴ってきた回数ぶん、アルヴェンに顔の原型がなくなるくらいにボコってもらいたかったです。
恐怖支配してきた歪んだ親子関係には反吐が出ましたが、三つ子の弟たちとの兄弟愛には最悪な家族関係の中にあってひとときのオアシスでした。
魔法生物やキメラが登場するファンタジックな世界観と、悪と善が渦巻く人間模様に釘付けになった物語は、ボリューミーな期待を裏切らない一冊でした。アルヴェンとのラブはもちろん見どころですが、サタリアを慕う魔法生物たちとの主従愛も同じくらい見どころです。
生み出す側の慈愛と生み出された側の献身との関係性にグッときたのも最高の読後感に繋がりました^ ^
転生先は、読んでいた漫画の世界。主人公が復讐する伯爵家の、クールビューティーミステリアス次男!
推しである主人公を苦しめ続けた伯爵家の次男に転生したのは、役者だった心優しき青年。彼は誓う、この腐りまくった伯爵家を、原作通り没落させると。没落目指し、クールビューティーミステリアスなサタリア様を演じ続ける、サタリア様の中の人の役者魂に震えました。おもしろかったです!!!
原作通りに進んでいるはずなのに、推しである物語の主人公アルヴェンが、原作と違う行動を起こし始める。それに混乱しながらも、サタリア様を演じ続けるサタリア様の中の人がすごい!ですし、初対面のはずのサタリア様に執着しまくるアルヴェンにも謎がありそう。原作からズレていく物語。サタリア様は無事没落できるのか!
ラストまで夢中で拝読しました。サタリア様の中の人視点で話は進むのですが、ネタばらし的なアルヴェン視点もあります。
アルヴェンの見た、炎の景色。それは彼らの、彼への愛でー。めちゃくちゃ泣きました。
サタリア様の中の人の優しさ、サタリア様のこどもたちである魔法生物達の愛。ひたすらにサタリア様を求めるアルヴェンの愛。
最初から最後までずっと面白かった。サタリア様対ラスボスの場面、サタリア様の演技力に痺れましたかっこいい!そして、サタリア様にちょっと頼まれただけで張り切って窓に張り付き視線を向ける魔法生物達に笑いました。魔法生物たちかわいい。
後日談もサタリア様がクールビューティーですし、魔法生物達と仲良くできないアルヴェンににっこりですし、電子限定SSのブラコンっぷりは微笑ましいですし、それに対するアルヴェンの微笑み……!色々と込み上げてくるものがあります!
すっごく読み応えがあって面白かったです!お気に入りはゴーストのノエルくん!サタリア様が覚悟を決めた時、嬉しそうにぐるぐる回ってたのがめちゃくちゃ可愛かったです!
親父は最後の一瞬まで苦しんでほしいです!クズすぎ!
