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攻ホルエムアケト → 羽多野渉
受セシェン → 野島健児
攻張鷹峻 → 子安武人
受荷紅蓮 → 吉野裕行
福山潤さんと小西克幸さんという、ある意味黄金カプ(個人的に、小西さんのもう一人の黄金カプのお相手は野島健児さんだと思っているのですが。)で幕を開ける一枚。
ひちわさん(多分)らしい独特のキャラやセリフのやりとりにワクワクしながらSASRAの世界に引き込まれていきます。
最初の大本の <エジプト編>
野島健児さんが繊細でストイックな神官の役を静かに熱演し、それに呼応するように波多野さんの王子のひたむきさが光ります。ラストは圧倒される凄みを感じる二人の演技でした。
ここがしっかりしているからこそ、この後もただ愛のために転生を繰り返していく彼らに説得力が増していくのだと思います。
<古代中華編>
とにかく吉野裕行さんに泣かされます。
最初の子役の声優さんたちの演技も素晴らしいのですが、その後の吉野さん演じる主人公のいやな奴加減が見事に木原テイストがめいっぱい発揮されていて、子安さん演じる彼の何処かとぼけた一途さが胸を打つ。
感涙必至のラストは音楽も素晴らしく、効果も同じ馬車の音でもイギリスではなくやはり中国なのだと感じさせる音作りが素晴らしい。
ぜひぜひここから聴いてほしい聴いて損のない一枚になっています。
SASRAのテーマは、輪廻転生悲恋。
神の怒りに触れた恋人同士が何度も記憶を無くし生まれ変り
何度もめぐり合い、惹きあい、恋に堕ちる・・・だけど結ばれない。
物語は、転生ラストの《現代編》のプロローグからスタートします。
《現代編》
(墨田剛将)小西克幸×福山潤(奈良岡蓮)
転生は・・・
ゲイで豪傑な世界的アートディーラー と 普通の大学生
魂が、お互いの痣が惹き合うのか空港で巡り合う二人。
すべての物語のはじまりの地エジプトへ向かう飛行機が事故に遭う・・・
と、いうプロローグ。《現代編》の続きは「SASRA4」で完結します。
《エジプト編》
(ホルエムアケト)羽多野渉×野島健児(セシェン)
宮田幸季(ティティ)
すべてのはじまりはこの二人の悲恋から。
カップリングは・・・
ホルス神の加護を受ける武勲高き王子様 と 異国の血を引く絶世の年上美人神官
野島ボイスが絶世の美人という役どころで
か細く作りこんできていて、マジで美しいっ!
二人とも想い想われているのだが、身分違いの恋。
それでも密やかに逢引を重ねていたのだが・・・
思いも寄らぬかわいい恋敵ティティ(宮田)に、ヤキモチを焼かれちゃうんだよね。
子供ゆえ、ちょっとしたいたずら心で、嘘の神託をしてしまう。
とても些細な嘘だが神の言葉を謀る罪は、深く重い・・・
かくして、罪を犯してしまった恋人たちは、永い転生の恋路に旅立つのであった。
そしてティティ(宮田)は、不老不死という罰を受け
転生する恋人たちを探しつづける・・・
《中国編》
(張鷹峻)子安武人×吉野裕行(荷紅蓮)
はじめての転生は、中国へ・・・
物乞い上がりだが才を見出された美しい官吏 と 顔に痣を持ち劣等感ばかりの金細工師
とりあえず、誰だっ!こんな悲しい話を書いたサドはっ!wいやマゾか?
何より、あんなに美しいセシェン(野島)の生まれ変わりの紅蓮(吉野)の
顔に大きな赤い痣をつけた設定からして憎らしいw
そして物語の舞台は、きらびやかな王宮から、二人とも貧しい民へw
それは前世の二人が地位や名誉なく、お互いが平等に生まれ変わりたいという
気持ちの現れだったのかもしれないよね・・・
この二人は、相手を想う気持ちがずっとすれ違って長い時間無駄に過ごしてしまう。
身体が繋がるのは早いけど、心が繋がるまでに
とっても時間を無駄にしたと気づいたときには、遅い。
中国編は涙なくして聴けませんでしたっ。
壮大な作品ですね!
登場人物もこんなにいるし…登場人物が3倍になってる(笑)
3倍増しにしなくても多いと思います。
BL作品の感想じゃないですが、1巻だけじゃなく全巻女性声優さんが演じる子供時代はハズレなしです。
1巻は内容が丁寧!2巻以降は若干…。
レビューは参考になりますね!
中国編は夢中になって聞きました。
このシリーズは非常に評価に困るシリーズです。
いろんな場所と時代に転生を繰り返しながら、最後は必ず悲しい別れを迎えてしまう一組の恋人の物語。なんですが、一編一編作者が違うため、クオリティにものすごーく差があります。誰がどの作品を担当されたかは明かされてませんが。
エジプト編
悲劇の幕開けとなる物語なんですが、これがイマイチ。大事な導入なのに、他と比べるとクオリティが落ちるなァと思いました。
かなりおセンチだし、ありきたりだし。
口では「民に平和を」などと言いながら最後まで色ボケだった王子攻めと、口では神がどーのこーのと言いながら実は信仰心の薄い神官受けという、この主役二人に魅力を感じなかったんですよね。
王子が神官に「俺のために祈るならともかく、国家のために祈るのはダメだ」みたいなことを言うとこで激しく萎えました。上に立つ人間として、せめて「戦う兵や民のために祈ってくれ」とか言って欲しかったな~。
ちっともエジプトっぽくないし。
最後の受けの行動も、神への贖罪のためというより、好きな人を追いかけただけのような気が。
彼らの罪は「公」を忘れたことだと思うよ。ここでいう公とは、当時のエジプトに当たり前のように存在するであろう信仰心や忠誠心だ。色ボケ罪。その罪を一歩引いた視点からシニカルに描いてくれれば私好みだったんだけど、最後の最後までウェットなままだったのが残念です。
羽多野さんと野島さん、声優さんお二人の演技はとても良かったです。
中国編
これが神!!
泣かされました。
けして性格のよくない、いやはっきり性格の悪い受け(吉野さん)のキャラ造形が好きでした。性格が悪いといってもよくあるヒールなタイプじゃなくて、極めて人間くさい卑小さのある男なんですよ。顔にアザがある不遇なキャラを卑小な男として描く。で、最後は彼に思いっきり肩入れさせて泣かせる。これ、なかなか出来るキャラ造形じゃないと思います。
吉野さんの演技もすごく良かったです。世をすねた性格が、カクカクしたモノローグから伝わってくる。それが終盤に向かうにつれてどんどん柔らかくなっていく。たまらん!
子安さんの優しいお声も素晴らしかったです。ひさびさに子安さんのイキ喘ぎを聴いてドヒャーとなりました。色っぽいぞちくしょー。
ワイロ天国なところや脇の登場人物のキャラなどで、ザ・中国って空気を醸し出してたのも良かったな。
中国編はシリーズ中二番目に好きなお話です。
壮大な物語の幕開けです。
『現代編』
今回の現代編は導入部というわけで出会い編。
最終的にこの2人の物語になるのは「SASRA4」なのでホント出会っただけというかラブ要素はなく。
それでも、いろいろとキーワードが散りばめられていて今後の物語が気になる感じ。
もちろん、この2人の未来も。
『エジプト編』
全ての始まりがこのエジプト編です。
身分違いに想いを悩ませ、それでもその想いはだだ漏れな感じで。
ただひたすらに慕い続けているセシェンのじーがなんだかとてもいじらしいです。
そして、アケトもかっこいーv
セシェンが祈ることをやめられないのなら自分の方が身分を捨ててもいいとさえ思うとことか。
物語は悲劇・悲恋展開になっていくけれど、そこでもセシェンの強さというか潔さというかアケトをただ想う気持ちが強くていつかちゃんと幸せになれればと願うほかない。
『中国編』
紅蓮は先輩に苛められたりもするけれど、自分の腕が抜群なことはわかっているから認めてもらえさえすれば報われるものと信じてて。
けれど、その道を阻むような先輩細工師の行いがあり。
幼馴染みの鷹峻と再会しても自分たちの格差を感じて頼りたくないと思っていたのに、最後にはそれを利用してやろうと思って。
そのためには自分の身を差し出すことも厭わず。
ただ成り上がるために。
それでも、きっと知らずのうちに嘘でもそうして過ごすうちに情はうつっていて。
心が動かされる部分があって。
というか本当は子供の頃から想う部分はあったのだろうけれど。
だからこそ、無視されたような行いに腹を立てて。
自分の気持ちに気付くのは随分と先のことだけれど…。
個人的に鷹峻の最初の方の喋り方はあんまり好きではなかったりします。
って、ホントただ単純に私の好みの問題なんですが。
紅蓮が好きなことがだだ漏れの甘やかしたいオーラ全開な感じがなんか苦手で。
でも、後半、盲目になってからの静かな穏やかな喋り方はすごく好きで。
さすが子安氏!
よっちんも最初の方の真面目に働いてる感じ、心がないまま鷹峻と対してる感じとかの雰囲気から最後の本当に気持ちの通ったモノローグまで随分と雰囲気が変わってて。
それが感情の変化として伝わるのだけれども。
最後のシーンとかはホント、穏やかで幸せそうな声であればあるほど、その「眠る」ことの意味を思うと切なくて。
その眠りの意味に気付いた時の鷹峻のことを思うと切なくて。
とにかく切なくて切なくて仕方ありませんでした。