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表題作ソウル・ドライブ

大企業の跡取りで次男坊 大学生 家永真史
北斗牧場の跡取り息子 大学生 北斗亮

あらすじ

いつか、北斗牧場を日本一の牧場にしたい。
そんな夢を胸に大学に入学した亮は、そこで家永真史と四年振りの再会を果たす。
ところが、亮にとって真史との思い出は最悪のものでしかなかった。
「本当はずっと好きだった」と、不器用だが真剣なアプローチを続ける真史に、いつしか亮も惹かれていくが、夢を諦めることはできなくて…。
お互いを想う気持ちは同じなのに、溝を深めていく二人の関係は!?さわやかな感動を与えるピュア・ラヴストーリー。

作品情報

作品名
ソウル・ドライブ
著者
高尾理一 
イラスト
JAGIRL 
媒体
小説
出版社
桜桃書房
レーベル
ヴァリオノベルズ
発売日
ISBN
9784756705488
3

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

別れと再会をくりかえして

こちらは文庫で新装版が出ておりますが、こちらは旧番です。
中立よりの萌えかな、という評価です。

高尾さんのお得意の牧場や馬などをテーマにしたものですが、いつも海外が舞台のものを読んでいたため、今回日本の牧場ものは初めてかも。
馬が本当にお好きなんだなあと愛を感じます。といっても、主人公の亮は牧場経営のためにアメリカに勉強に来ていて、そのために恋人だった歳下の真史と別れています。

再会ものなのですが、二人のなれそめはかなり遡って子供の頃で、大学で再会して恋人になり、アメリカに渡って別れ、帰国してまた再会…。
別れと再会を繰り返しているお話で、前半は回想シーン、現代のストーリー軸に追いつくのは物語の半ばくらいです。

なんとなくあまりスッキリしないお話でした。
二人の間にすれ違いが多過ぎて、再会してからも後半は牧場の存続のため真史に亮が囲われるという少しダークな展開。
愛しあっているはずなのに上手くいかなくてもやもや。
最後の最後はハッピーエンドなのですが、幸せを感じられるのが本当にラストの方なので明るい作品が読みたい気分の時は向かない作風だと思います。

よかったのは、亮がとても年下ぽい攻めキャラだったこと。子供っぽい独占欲もあるし、背伸びもする。結構褒められない行動もいろいろしてるんですが、攻めキャラとしては味があったかなあと思います。

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