そんなに俺の身体が気に入ったのか、王子サマ?

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表題作王子と危険なボディガード

傭兵ダルトン(日本名・加西征士
王子ショーン・ゴルトベルグ(日本名・柏木翔

その他の収録作品

  • 王子と危険な警護主任

あらすじ

ウィスタリア公国世継ぎの王子でありながら命を狙われ、母の生国である日本に隠れ住む翔。ある日、襲われた彼を救ったのは父大公が遣わした征士と名乗る精悍な傭兵だった。立太子の儀に臨む為、征士に守られながら故国へ向かう事になった翔。“できる男”のクセに、負けん気の強い自分の反応を面白がりわざと挑発してくるような性悪男にはじめは反発していたが……。男前だが性格難アリな傭兵×はねっかえり王子サマの危険な恋の行方は!?
(出版社より)

作品情報

作品名
王子と危険なボディガード
著者
今泉まさ子 
イラスト
タカツキノボル 
媒体
小説
出版社
ワンツーマガジン社
レーベル
アルルノベルス
発売日
ISBN
9784862961815
2.8

(6)

(1)

萌々

(0)

(3)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
15
評価数
6
平均
2.8 / 5
神率
16.7%

レビュー投稿数1

庶民パワーで生き残れ!!

これは「とてもそうは見えない」王子様と、超A級傭兵の、
サバイバルゲームのような現代の騎士道物語です。
鋼の女・第2公妃である母の意志を継ぎ、立太子の日まで日本に潜伏する翔のもとに、
忽然と現われた精悍な男は、超A級の傭兵・征士でした。
父・大公の名を受け、立太子の儀に挑むために故国へ向かう翔と、
彼を守る護衛&家庭教師の征士の旅は、まさしくサバイバルゲーム!
国務大臣の追手を見事に切り抜ける征士は、超デキる家庭教師で…
…無垢な翔に、ベッドでの楽しみ方まで教えてしまうことに…!
「世継ぎと公認されたら…もう会えない。」
すべては即位式の日まで…と、二人は最強のタッグで宮殿へ乗り込むのでした。
いやはや…荒くれ男ですら跪く気品…どころじゃないパワーです、
翔の庶民的サバイバル能力は…!!!
10歳の頃からの流浪人生、加えて母を暗殺され、住居はボロアパート…
逃走資金のために倹約を重ねて、3食コンビニ弁当の食生活、
倉庫で梱包のアルバイトをする潜伏生活です。
開かれた大公家とか、庶民派王子レベルでは語りつくせない、
最下層レベルを知った苦労人ですよ、彼は。
だからというわけではないけれど、征士に認められるのもけっこう早い…。
「訓練を受けてない素人にしちゃ、上出来な方だ。」
ここで注目すべきは、最下層庶民な王子様だからといって、
けっして安い扱われようではないということで…
…安っぽいどころか、本当の意味でぞんざいに、そして大切に扱われているんです。
王子様らしくない言葉遣いも、アンタ呼ばわりも…
この年齢のクソガキにしちゃ、苦労してるよな…って具合に、かばわれちゃう☆
百戦錬磨の征士にして、こうなるのだから、あとは押してはかるべし。
そして征士という男…宮廷作法は儀典官並み、政治経済は軽く語り、
ダンスは競技会レベルで、軍事理論にも明るい…
…これほどの男を虜にしてしまっている事実です!
苦労人だからこそ、なんとかしてあげなくちゃという義務感と…
磨けば光る庶民だからこそ、正統派貴族以上にしてあげたいという希望と…
本能的に立場を理解している翔自身と…
そんなこんなが混ぜこぜになって、最強タッグが出来上がってしまいました☆
そうです…人間、最低レベルを生き抜いた人だけ、根本的生命力が違うんですよねぇ☆
話は変わりますが…王子様が、あーんな事覚えてしまっていいんでしょうか!?
…っていうより、警備主任との関係を微笑ましく見守る宮廷と大公って!?
(恐ろしく、開かれた大公家のようです。)
翔も軽く野望体質みたいですが…この体質の子はやっぱり、
SEXに対して無垢で染まりやすいようです。
征士いわく、パリの男娼さながらのレベルだそうですから…☆

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