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表題作枯れ男に泉を

緑川泉,27歳,グリーンメンテ
石倉義明,33歳,イベント企画会社Mgr

その他の収録作品

  • 枯れる寸前製作秘話
  • あとがき

あらすじ

酒浸りの毎日で、自宅にあった観葉植物も臨終寸前…。
そんな石倉の前に現れたのは、口が悪くて超無愛想な年下男・泉。
植物の専門家の泉にグリーンメンテを依頼したはいいが、なんと石倉自らメンテされてしまった!?
実は泉は「枯れ専」で、傷つきボロボロの石倉を狙っていたと知り――!?
枯れ男を甦らせるのは、鬼畜でドSな年下の男、セクシャル・アダルトLOVE

作品情報

作品名
枯れ男に泉を
著者
新井サチ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
シリーズ
枯れ男に泉を
発売日
ISBN
9784199604263
4

(23)

(10)

萌々

(6)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
10
得点
90
評価数
23
平均
4 / 5
神率
43.5%

レビュー投稿数10

題名もぴったりで、文句なしの面白さでした☆

「あんたの中に種、植えさせて」なんて、エロを連想する煽り帯ですが、そんなにエロではありません、しかしこの文句は上手い!!
グリーンメンテをする植物の声が聞こえる俺様男が攻め様ですから、ぴったりな表現なんですが、しかし、面白かったデス。
結構夢中になって読んでしまって、新装版以外の年明け初めての神コミックだと思います。

石倉は優秀な社員なのですが、バツ2でしかもそんな時にブライダルの企画が入ってしまって超バッドな気分。
間違った花の手配や会場を上手く飾ってくれたのが、グリーンメンテ会社からやってきた金髪にデカイ男の緑川。
彼は植物の声を聞くことができるのです。
うるおいが足りないと、枯らしてしまった逃げられた女房が置いていったグリーンのメンテを毎週受けることに。
彼のメンテと、自分でも植物のメンテをすることで何が自分に足りなかったか、それが離婚の原因だったかわかるようになる石倉。
この石倉のツンデレ具合が、なんかかわいい!
植物も再生したし、もう緑川はいらないと言い放つけど、やっぱり寂しくて素直に言えない姿と表情が萌えゴコロをくすぐります。
緑川はとても不遜な態度ですが、アレンジメントのスクールでは生徒たちに優しくするのでちょっとヤキモチ。
気が付くといつも彼のことばかり考えていて、それを指摘されて照れる石倉がまたかわいい(可愛いしか言ってない~)
しかし、いつも水しか飲まない緑川に酒を飲ますとへんし~ん!鬼畜になりましたっ!
花を結ぶリボンでアソコをお花にしてしまったり、石倉のキノコ嫌いを逆手にとって、彼のはシメジだの、エノキだの、きわめつけはきのこの山に挨拶してる嫌味ぶり、、、緑川のはまつたけらしいですが、、、爆笑です。
そんなで気持ちのうるおいを緑川にもらって、バリバリと働く石倉ですが、忙しくなり家に帰らなくなり、緑川に会えなくなると今度は緑川が・・・
これが”ええーっ!?”っていう展開なんです。
緑川は本当に人間なのか?

ということで、石倉のツンデレもさることながら、緑川の不遜な優しさがあいまって、この題名にふさわしい展開は存分に楽しませてくれます。
何だかこの二人の関係いいなーと思わせます。
この続編もあるそうです。
ひょっとしたら?の展開も期待して、楽しみに待ってましょう♪

5

俺だけの

「あんたの中に種、植えさせて?」
帯の見出しに思わずキュンww
種付けという単語が大好きなのです。卑猥でならん(*´∀`)ノ
種馬上等!!
しかし今回は、これ種馬の種ではなく、植物系。
植物の言葉を理解できる攻っていうのがこれまた珍しい設定ですね。
中盤までそのことに気づかない私もどうやろと思いますがw
お話は、×2でダメダメな受と、植物の言葉を理解できるグリーンプランナー攻。
家の植物も、仕事場でも、プライベートでも枯れかかっていた男をまとめてメンテナンスしてやんよwなお話なんですが、
「元気になったらまたイジメ・・・ごにょごにょ」
ちょっと鬼畜菜一面が見える攻もまた面白かったです。
一重で表情乏しく、ごついガタイ。でも名前は可愛い攻。
見た目に反して鬼畜wwwどんなよw

受は相変わらずの可愛さでした。
「枯れ専」といえば、初老~なイメージでしたが、今回は植物の枯れにかけてるんですね。
枯れかけた男がすきなんてドンだけww
や、受の話でした。
新井先生らしい受が今回も堪能できたように思います。
俺様~と突っ張って生きてきた風な受が、どんどんほだされて、攻なしじゃいらんなくなってしまう。
ツンデレ風味がこれまた可愛いのです。
昔読んだ、新井先生のニャンコなお話。これの受がすごく好きだったんですが、雰囲気はやっぱりにてる。

最初はつれなくても、ほら、そのうちにそれが当たり前になって、ちょっと距離置かれると寂しくなっちゃうというあれです。
攻のうれしい顔見たさに、花の世話を無意識にでもがんばっちゃう姿も健気で可愛かったですww
健気とかいったら張り倒されそうですがww

記憶喪失になってしまった攻。
失いかけた瞬間からのエロ~はこれまたウマwww
泣きホクロがエロいよママンヽ(*´Д`*)ノフゴー
「俺だけの一輪挿しなのに」
ちょwwww意味がわかってしまうだけにどうしようもないコアが!
この後まだ続刊が出るようですね。
カップリングされてしまいましたが、この泣きホクロな受に出会えるなら私健気に待つよ。だから、センセイ!早く!最後の方(エロ)だけくださry・・(殴

4

かわいいドs攻め

お互いに、相手がそばにいなければ枯れ男になる。
いつの間に、義明はかわいくない年下の男ーー泉に、離婚のショックから救われた。そして、その男に恋をした。
男に抱かれるのが悔しくて、義明は仕事を口実にして泉と離れた。
が、義明不足で、ついに枯れた泉、植物の声が聞けなかった上、義明のことも忘れた。
「これでいいじゃない?」と思った義明は泉と一緒にいると、あいつの心に自分の居場所がないってことに、やっぱり辛くてしようがない。とうとう自分の気持ちを認めて、「自分の力」で泉を元に戻した。
ちょっとファンタジーだけど、面白かったです。
ぜひ続きが読みたい。新井さん頑張って´∀`♪

3

新鮮!

評判の良さに魅かれて読んでみたんですが面白かったー!!
なんか読んでて凄く新鮮な感覚に襲われました。
こんなBL漫画は初めてだーーみたいな。
ファンタジーっぽくはないんですが植物と話してるらしい緑川はやはり普通じゃない訳ででもファンタジーさは感じさせない不思議な描写。
一種の超能力みたいなもんなのかな、あの力は。

バツ2離婚仕立てのイベント企画会社の石倉は仕事を通じて知り合った緑川に離婚した妻が置いていった観葉植物のメンテを頼みます。
酒と煙草のやさぐれ生活をおくる石倉が植物の世話をする筈もなく、緑川が見た物は部屋のあちこちで枯れている観葉植物。
植物に興味は皆無な石倉が緑川の指導で、枯れた植物の世話をして芽吹いた時の石倉の笑顔はやさぐれモードとうってかわって魅力的。
そんな彼に緑川は魅かれていくんですが、何度かエロっても挿入までいかないのがこれまたイイ!
緑川の「種植えさせて」や「言わなきゃ生けてあげない」「自分で茎触っちゃ」等々いちいち植物に絡めての言葉が、台詞だけ見ると面白発言なんですが作中だとすんごいエロいを発揮するのですよ!何このエロさ!!
背筋ぞくぞくってくるエロさです、新鮮ーー!!
まあ、流石に「オレだけの一輪挿し」はぷってなりましたが。

新井さんの作品は普通に面白いけど神とまでは思わなかったんですが、これは文句なく神です!続編も楽しみー

3

俺様×俺様

黒髪の石倉と金髪の緑川泉。
相反する感じですが、石倉のやさぐれた心情に負けず劣らずぶっきらぼうな泉の態度。
どちらもギロリと睨み付ける俺様仕様。
そんな好みの設定に、どこでよろめくのかと展開の山場への期待にページを捲っていきます。
植物と会話が出来てしまう泉のキャラ設定のややこしさに、リアルっぽさを追いかければいいのか躊躇いながらも、それ以外はケンカ上等なふたり。
ささくれだった気持ちが、気心が知れていくことでより深い心の内に入り込んでいく。
気づけばいつの間にか、感。
男同士でどうにかなるはずないと打ち消し、また隣にいる安心感を求める、を繰り返す石倉にそろそろ自覚して欲しいとウズウズしてきます。
泉が弱っていくまではとても気持ちよく読み進めていくことができましたが、黒髪化と記憶喪失にはドンを背中を押されてしまったような衝撃で現実に戻ってしまいました。
大人の男が如何ともしがたい感情に振り回され観念する過程はとても楽しめましたが、泉の謎がフォローされないままでどう解釈していいのか分からず。
石倉が癒される為に必要な設定だったとしても、なんだかすっきりしないままとなりました。

2

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