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表題作危険な狼男

大神司狼,27歳,探偵稼業の狼男
滝川真箏,25歳,在宅プログラマー

あらすじ

月のきれいな晩、コンビニからの帰り道で滝川真箏は小さな仔犬をひろう。その可愛さに飼うことに決めたが、一夜明けてみると、なんと仔犬は幼児の姿に!耳と尻尾が生えた、明らかな狼人間の子供に、真箏はびっくり。話をきくと誘拐され、夜道に置き去りにされたらしい。しばらく幼児を保護することにするが、見つけにきた父親の狼男はとんでもない自己中なヤツで押し倒されてしまうが・・・!!
(出版社より)

作品情報

作品名
危険な狼男
著者
桑原伶依 
イラスト
蘭蒼史 
媒体
小説
出版社
コスミック出版
レーベル
セシル文庫
シリーズ
危険な狼男
発売日
ISBN
9784774723129
3

(11)

(1)

萌々

(4)

(3)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
5
得点
31
評価数
11
平均
3 / 5
神率
9.1%

レビュー投稿数5

俺様だけど、一途な狼男です

1匹の仔犬(実は狼)を拾ったことが縁で、子連れ狼男と家族になっていく、モフモフ&子育てものです。
とにかく、狼男・司狼の息子のルカちゃんが可愛くて癒されます。やっぱり、子供+モフモフは最強です(笑)一生懸命に話す、舌足らずな口調に萌えます。

司狼は、俺様で人の言うことを聞かない時もあるけど、真箏の心の闇に気付いてからは、真箏に真実の愛を信じさせようと紳士になったのに萌えます。おまけに、狼特有のフェロモンで男女ともにモテるのに、真箏と出会ってからは一途なのもカッコイイです。真箏のピンチには、颯爽と現れて助けるし。

一方の真箏は、両親の離婚や母親から言われた酷い言葉で、人間不信で恋愛なんてしないと思ってます。だから、司狼に甘えたいと心の奥底で思ってても、なかなか素直になれなくて…。ちょっと司狼への言葉が冷たいな~と思う時もあるけど、司狼からの大きな愛情で変わっていくのが良かったです。ルカちゃんを可愛がって料理上手なママぶりが、好きです。

満月の狼とエッチするとムーンエナジーが満ちて、疲労回復して若返るという設定も面白いです。

2

小さい仔犬を拾ったつもりがパパ狼までついてきて

(。-_-。)blの子育てものは地雷があったりなかったりなのですがこちらのルカちゃん可愛い〜♪

両親の不仲からの離婚で幼いころに愛にトラウマを抱えてしまったマコトは祖母が亡くなり寂しさから捨てられた仔犬を拾う。
お粥を与え一晩たつと耳と尻尾がついた可愛い幼児に変身していて?!!
ルカは狼男の子供だったという(笑)
ルカの父 シロウが現れたのはいいが満月の晩でなんと発情期、マコトを気に入ったシロウは早速求愛活動してマコトにきらわれます。
いやよいやよもなんちゃらって言いますよねー!な展開です。マコトのトラウマを知り本当に愛してるんだってのをゆっくりゆっくり教えるシロウ。
ツンデレな受け様でした。ルカが可愛すぎる(。-_-。)
ルカも大きくなったらシロウみたいに絶倫になるのか、、、と遠い目になりました。

1

ルカに癒される

大晦日の夜、真箏はコンビニからの帰り道、ハスキーのようなシェパードのような子犬を保護して家に連れ帰ります。
お風呂に入れてゴハンを食べさせ、明け方、子犬の様子を見てみたら、なんと耳と尻尾が生えた裸の幼児が寝ていた…という面白い始まり。
この子犬…子狼のルカが「まこちゃん、もっとなでなでぇ」と甘える姿がとても可愛いい!
まだ3歳なのに、聞き分けの良いとてもしっかりしている可愛い子です。
なんだかんだで、真箏の家にルカとおまけにルカの父親の司狼まで居ついてしまうようになり、これからどうなるの〜?というお話です。

司狼に迫られると真箏は甘えたの真箏に変貌してしまうけれど、いつもの真箏の意識はある…という二重人格設定は特に必要性を感じませんでした。
それから、真箏と司狼のイラストが自分の想像よりも幼すぎて、特に司狼は違和感がありすぎて残念でした。

司狼は別に要らないわ〜と思うくらいルカの可愛さに癒されました。
でも、司狼の真箏に対する思いやりと甘やかしっぷりが凄く良くて、とても癒されました。

0

意外にも子煩悩な狼男にびっくりです

ケモミミ・尻尾の可愛い子供がついていて、つい手が伸びた作品。
はずれてもいいや、と思っていましたが、これが読み始めたら面白かったです。
狼男といっても耳や尻尾が付いているわけではなく、力をセーブできない子供だけみたいです。

たまたま夜道で捨て犬の仔犬と思って拾ったら、朝には人型のケモミミ・尻尾の幼児になっていた!
主人公の真箏は、両親の離婚で祖母に引き取られて育てられ、その祖母も亡くなり、遺産でマンションを買い一人暮らしをしています。
それらのトラウマで、もう恋愛はしたくない、一生独り身でいいと思っていました。
しかし、その子供・ルカの父親・司狼が、真箏が面倒見がのをいいことに、ちゃっかりと居候まで決め込んでしまったので、真事は久しぶりににぎやかな、波乱もあるけど人と触れあう生活を送り始めるのです。
時も時、満月なので狼男は発情期。
真箏は嫁にふさわしいと、催眠を使って手篭めにしちゃう!
最初は無理矢理だったけど、次第にもう一人の素直な真箏の人格が現れ出してとまどう真箏。
司狼とルカとの触れあいを通して、段々と真箏の気持ちがほどけて愛情を与え、求めてという、素直な人間になっていく様子の物語です。

何と言っても子供のルカがかわいい!イラストもなんですが、しゃべる言葉とか、様子が手に取るようで萌え萌えデス♪
司狼は人狼の長の血をひく力の強い狼男なんですが、ルカを生んだ奥さんはルカが狼に変身してしまう姿を見て恐れて逃げてしまったのです。
男やもめっていう設定で、お嫁さんを探していたっていうのが愉快です。
真箏は、トラウマから感情表現の乏しい人ですが、祖母のきちんとした躾けのおかげで、とてもしっかりした、それでも人並みに小さい者に対する愛情は持っているようで、だからルカを放っておけなくて、ついついきちんと世話を見るのですね。
すっかりルカも懐いているし、ルカが拾われたのも実は司狼にまつわる怨恨から誘拐されたことがあったので、それに何より身体の相性がよかったので、こうなったら嫁は男でも女でも関係ない!と・・・
そんなぶっとび設定ですが、それなりにウンウンって思います。
それにしても、司狼がその外見もさることながら男も女も虜にするより取り見取りの男なのに、それに甘んじず、マメで誠実な人なのが好感が持てます。

文章が、真箏視点・司狼視点と同じシーンで二つでてくるので、そこが場面的に重複して違和感を覚えますが、それでも二人の気持ちを丁寧に綴っているのだと思えば許せる範囲です。
かわいくて、なかなかにエロくて(発情してますから!)楽しませてもらいました。

0

受け様の心の傷は深かった

受け様が拾った子犬は、実は狼男の子供だった・・・
なんとワクワクする設定!

可愛い狼男の3歳の息子を助けて、
息子は可愛いから忙しい時期には面倒を見てもいいかな~と思っていた
受け様ですが、おまけに押しの強い狼男も付いてきたw
ということでww

最初はなんだか催眠をかけて強姦をした狼男の攻め様で
なにやってるんだよ~と私はげんなりでしたが
それをきっかけに受け様の内に秘めているもう一人の自分が現れて
受け様はもう一人の素直な自分に戸惑い始めます
結構軽めな話かと思っていたのですが
受け様の心のうちが少し悲しくて考えちゃいます・・・

ちょっとしんみりするな~と思っていても
これはこれで攻め様の溺愛熱烈愛で
受け様もクールすぎる不器用ですが甘えるようになってきます
最後はいちゃこらしてて微笑ましい!

次巻もあるので次読みたいと思います!

0

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