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小説

「孤独を知る異世界転移者は最強の王に溺愛される」以来のツボにハマった作品でした。今回も異世界転生ものでしたが、異世界転生らしいチート能力を活かして活躍する様子が凄く面白かったです。
火崎勇先生て凄くベテランの先生なので文章力も構成力も高いので、新しい分野に挑戦していても安心して読めるのが素晴らしくて、デビューしたての作家さまとは一線を画している点だと思います。
「アナタはソレを我慢出来ない」とか今の作風とは違うし、今の時代に好まれてるようなお話ではありませんが好きでした。健気受けと俺さま攻めの得意な作家さまだったと思います。ちょっと心がギュッと痛くなるようなお話が当時は好きでした。
今は新しいジャンルにも挑戦していて、今も昔も好きな作家さまの1人です。
今作ではカールハインツの偽の愛人として王宮に上がってからのノアールの活躍が面白くて、そして意外にも策士のカールハインツが素敵だと思いました。また異世界物を楽しみにしております!
異世界転生作品だけど、シンデレラと人魚姫を掛け合わせたかのようなドラマチックストーリーがめちゃくちゃ面白かったです!
声の力を与えられて転生し、瀕死の王子を助け、王子に愛され、そして自身もまた王子を愛していくメロメロなドリームラブが見どころな物語。しかし見どころはそれだけでなく、異世界に転生してしまった滝川勇馬ことノアールの処世術的側面も、BLとは別の観点から楽しめる仕様になっており、それがまたワクワク感を盛り上げます。
異世界はやっぱ異世界なんで、ファンタジー要素も強いし、おとぎ話のような趣きを感じてしまうところもありますが、ノアールはファンタジーとは無縁の世界で生きていたこともあり考え方が現実的なんですよね。平凡でも普通に生きていければそれでいいと思っている欲のない性格で、堅実に生きることを良しとしている彼は、多くを求めず多くを期待しません。
慎ましやかに身の程を弁えながら日々を過ごしているノアールの生き様が、今世のファンタジー世界との妙なギャップがあり、そんなところもこの物語に引き込まれる理由の1つでした。
そんなノアールに突如として起こったのが、王子・カールハインツとの出会い。瀕死の彼を助けたことにより平凡な人生が大きく変化します。
ノアールは実は転生時に声の力を賜っていて、"治れ"と願うだけで傷が治癒してしまうという奇異な能力の持ち主。それに目を付けたカールハインツによって、契約愛人という形で王城に登ります。
しかしそれはあくまでも偽装の愛人関係。カールハインツは負傷した傷を治してもらうため、ノアールは王城で仕事を得るためのまさにウィンウィンな利害関係です。いつかは終わる一時的な愛人契約だと思っていたのに、いやいやまさかの……ってなっていく展開が面白い!
分かっていた展開だけど、それでも楽しさが増し増しでした( ´∀`)
カールハインツの方は割と出会いのときから好意がある風なので、こっちの反応は一旦置いとくとして(笑)、問題はノアールの方。カールハインツに対する感情は0からのスタートということもあり、ノアールの想いの変化は大きな注目ポイントでしょう。
偽装が本物へと変わる気持ちの変化にはちゃんと理由がありますし、恋へと移ろう過程にもちゃんと納得できます。ゆっくりと想いを自覚していくノアールの恋心は、本人の性格同様に慎ましやかで応援の気持ちでいっぱいでした。
ノアールの堅実性は王道のキラキラ主役オーラはないけど、でもそんなところが応援したくなる素敵キャラです。
元の世界で見知った知識を活かし、自分の力で生きていこうとする逞しさや自立心、仕事への取り組み方には感心しかない!ファンタジーの世界で生きてるキャラクターとしては、地味だし控えめだし、容姿もそこそこで派手に目を引くものはありませんが、そんな努力家で無欲な彼が逆にこの世界では目立つと言いますか……王子のカールハインツのツボにハマって、可愛がられている姿がとても微笑ましく映りました。
当初の思惑と違う展開でラブが育っていく2人の恋愛模様がすんごく楽しくて、読む手が止まらなかったです!♪( ´▽`)
不思議な声の力で結ばれた運命の2人ですが、能力やスペックの部分ではなく、人としての中身で好きになっていくところに好感が持てた素敵作品でした。
辻褄合わせが天才的な王子とチート持ちの転生青年のラブコメ!ふたりのやりとりがテンポ良いし、前世がサラリーマンだった受けのツッコミに何度も笑わせていただきました!
ファンタジーな世界に転生して赤ちゃんスタートしたノアール。自分でも気づかなかったチート能力で死にかけ王子を助け、その能力を買われて王子の「愛人」として王城へ行くことに。
王子がぺらぺらと辻褄合わせの話を作り出すんですが、「あ、頭いい~!」と何度思ったことか。頭が良くてお仕事もできる第一王子のカールくん、推せます。もちろん顔もいいし剣の腕も王国一。
ノアールは現実主義というのでしょうか。発言も行動も割と男前で仕事熱心かつ真面目。
そんなふたりが契約愛人から恋人になる過程、とてもニヤニヤさせていただきました…!
第一王子と第二王子は……これ無理じゃない?この関係を修復するのは不可能じゃない?死しかないのでは???と終盤はヒヤヒヤしながら読んだのですが、まさかまさかの解決策で!めちゃくちゃ笑ってしまいました。こうくるとは思わなかった!お見事です!
第二王子にお咎めなしはちょっと…とノアールと同じくわたしも思ったのですが、カールくんは無自覚ブラコンですし、第二王子の彼には利用価値もありますから、まあ良しかなと!なんせ彼はもう裏切りませんし。
ハピエンでよかった!面白かったです!
今回は第一王子と子爵家三男のお話です。
転生者の受様が攻様を助けた事でチート能力に目覚め
継承問題を解決して攻様の伴侶となるまで。
受様は会社主催の船旅で台風に遭い
海に投げ出されて溺死します。
しかしながらおぼる中で女子を助けたことで
海の魔女に死にたくないと言う望みを叶えられ
異世界で子爵家の三男として転生します。
ラノベのような状況ながらも
子爵家で衣食住こそ不自由なく育つものの
貧乏貴族の三男では学ぶ機会も就職口もありません。
そこで危険な獣も少なく水源の湖もある森で
薬草採取をして薬を特産物にすることを考えつき
この世界になかった錠剤として売り始めた事で
居候としての居場所を確保できるくらいに
子爵家に貢献する道を手に入れます。
今日も傷薬になる野草採取で森に向かい
雲行きが怪しくなってきて避難所になる洞窟に
向かうのですが
何気なく湖の方を見たら水面に
人が浮いているのを見つけてしまいます!!
この人が今回の攻様になるのですが
受様は湖に飛び込んでなんとか助け出すものの
大柄な攻様を洞窟まで運ぶだけでも大変でした。
なんとか濡れた服を脱がせば
肉が見えるほどの刀傷で冷たくなっていく攻様に
採取した薬草で手当てをしつつ
「治れ」「傷口だけでも塞がれ」「助かれ」と
呟きながら攻様の冷たい身体を抱きしめて夜を過ごすと
なんと翌朝に攻様の傷は赤い痕があるだけに
なっていたのです!!
攻様はこの国の第一王子で狩りで襲われ
剣で切り付けられて逃げる途中に川に落ちたと言い
攻様は受様が声によって治癒した事で
受様を愛人として王城に連れていくと言い出して!?
第二王子派に命を狙われる攻様と
異世界に転生した受様の異世界転生ファンタジーです♪
異世界転生者はだいたいチート持ちで
その力で人生が良くも悪くもなっていく感じなので
誰にも内緒なのがほほ王道かと思うのですが
本作の受様は攻様と出会ったことでチートに目覚めたため
受様自身も半信半疑なために攻様に自分が転生者だと
話してしまいます Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
そして受様の荒唐無稽と思いわれる話を聞いた攻様は
攻様を追い落とそうと政敵が待ち構える王城に
連れ帰るのですが
攻様が受様を自分のものとしてロックオンする展開が
俺様攻がお得意な火崎先生らしいし
治癒者としてだけじゃなく囲い込もうとしてるのも
かなりMYツボでワクワクしました。
受様は前世の日本人の記憶があるので
自分は凡人と思っていますがそうじゃないので
徐々に頭角を現していって危険に巻き込まれていく
展開になっていってハラハラ&ドキドキです。
受様のチートによって攻様兄弟の確執も消え
攻様が受様を手に入れるまで楽しく読ませて頂きました。
異世界転生チートもの?
火崎さんは何作か読んだことがあるのですがどうも自分には相性が良くないようで。
今作もあまりはまれませんでした。
というより色々納得できないところが多すぎて。もうレビューは今後やめときます。
第一王子のカールハインツも子爵家三男のノアールもそこまで好きになれず。
カールの真面目に仕事してるところと辻褄を合わせるのが天才的なところは良かったです。
ノアールが異世界転生ならではな前世の知識でってところは良かったのですが…。
ノアールの意見がカールの手柄にされた改革も確かにノアールからでは通らなかったでしょうし。
欲望渦巻く王宮の人々の中で無欲なノアールだからこそ側にいて欲しい、ってのも大きいと思うのですが。
うーん、うまくまとまりません。なんか納得いかないモヤモヤする読後感でした。
弟に憎まれ本気で命を狙われてるのに信じたくないカールに現実を見て!って何度思ったか。
それにノアールの声の力がこんな使い方が出来たなんて〜って。
特にあの言葉、うまいこといきましたね!
しかしなんだか弟王子の処遇が…う〜ん。
カールとノアールの関係も、う〜ん。萌えられず。そこまで愛しあう説得力が感じられませんでした。しかも閨事に及ぶのに究極の2択だし。なんだろう、カールの台詞がなんか上からなんですよね。王子だから仕方ないのですが。もっとノアールにすがったり愛されたい!求められたい!な描写があればなあ。
ノアールの常識と感覚は好感が持てました。
