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表題作ラブガードは終わらない

東野/辻/的場
55歳/35歳/25歳
磯崎直樹
民間SP会社室長・45歳

その他の収録作品

  • ゴルコンダダイヤ D FL

あらすじ

四十代半ばにして艶めく白肌と滴る色気。
SAT時代に鍛え上げた筋肉質な身体にスーツを纏ったPPS警備会社
特殊警護室室長の磯崎は、社長の東野と八年来の愛人関係にある。
一方で仕事相手のヤクザ・辻とは情報と引き換えの爛れた情事を愉しむ日々。
そんな磯崎のもとへ、新人SP的場が配属される。
血気盛で若者らしい正義感に溢れる的場のふとした表情に、
かつて自分を愛したために帰らぬ人となった男の姿が重なるが…。
贖罪を求めながら、男に抱かれることでしか自分を罰せない美貌のSP磯崎に
救いの日は訪れるのか―?

作品情報

作品名
ラブガードは終わらない
著者
甲山恋子 
イラスト
宝井さき 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
ISBN
9784576100340
2.3

(3)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
5
評価数
3
平均
2.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

そいつを選んだのか?!

若造を選んだのか…; ̄□ ̄)・・・
というのが読み終わって1番に思った感想でしょうか?
私としては東野もしくは辻、いやいやこれまで通りの2人まとめてで
いって欲しかったというか(;^_^A
絶対にオヤジ達のほうが磯崎には合ってるしーっ!


内容的には警護どうのこうのというお話というより、
磯崎とそれぞれの攻男達とのお話みたいな(私的にはね)

せっかく両想いになったと思った相手が自分を庇って殉職!!
で、自暴自棄になってた磯崎を助けた(?)のが東野。
仕事関係で縁ができたのが辻。

若造はさておき、東野・辻は徐々に磯崎に本気に!!
いや最初からある程度は磯崎を気にはなっていたと…

そして東野は磯崎を自分のモノだけにしたい独占欲が出てくる訳だ。
辻の方もね。
東野と辻の牽制しあってるのが可愛くて、可愛くて、
本当に磯崎はこの2人と(だけ)続いてればいいのにな~
それが若造なんかが出てきたおかげで(この若造がこれまたというか、
殉職した佐野の甥という)…

そんな的場が邪魔で、裏でいろいろと東野がしてる訳ですが、
それがあだになったか?!というか東野の計算ミスだわ。
結局は磯崎、若造を選ぶ…な結果になってしまうんですね(とりあえずは)

だけど、さすが東野、1年ほど(いや、それよりも早く)
磯崎が戻ってくることを願って可愛いことするじゃないの( ̄w ̄)ムフフ
若造と終わって自分のところに戻ってくると信じながらも
セフレ作ろうか思う当たりカラダに正直vv

東野派の私としても、さっさと的場と別れ、左手薬指に
あの指輪が輝く日を願っておりまする( ̄Λ ̄)ゞ

5

茶鬼

カイさま

自分も東野社長派ですぅ!
本当にもったいない、何であんな若造が?ってやっぱり思いました(*_*)
社長にはちょっと我慢してもらいましょ
若造こっぴどく振られる編を想像しましたよ。

雌犬オヤジ受け?

今回のオヤジ受けはちょっと下半身に節操がないというか、ゆるいというか、でも誰でもというわけではなくトラウマがあってのことなんですが。
それにしても45歳の美人オヤジで、相手が55歳、35歳、25歳って一体すごいラインナップ!
設定だけで萌えましたが、その中身は・・・?

元キャリアの東野が設立した施設のSP会社の室長・磯崎は、東野の恋人?
依頼人で情報なんかも流してくれるヤクザの辻ともセフレ。
45歳なのに、この二人に愛されまくってしまってるんですよ、磯崎は。
また、この辻というがブツに改造を加えている人で、デコボコブツ絵があるかと(作者も後書きにて期待)ちょっとワクったんですが、残念、なかった~
色も形もグロテスクで蛇のウロコみたいにしたいとか言ってるし、、、何だかストーリーより、そっちに興味が。
そこへ、また警察のSPから的場という男が転職してきて、磯崎の元で研修させられると、すったもんだのあれやこれやが発生して、磯崎のトラウマが明らかになるといった展開。

磯崎は根っからゲイではなく、ただ、その昔部下の佐野という男に好かれており、彼が仕事中に亡くなったことがトラウマになっており、それを東野が慰め癒し、、といった経緯があったということなのです。
ま、要は磯崎を巡って、誰が手に入れるかというつまらないワナに磯崎と的場がはまったという流れになるのです。
各場面切り替え毎に視点が変わるので、ちょっと解りづらかったりするのですが、ある意味丁寧に解説していると捕えたほうがよさそう。

ストーリー的には色々な仕事に関する依頼やら思惑が絡んでいて、登場人物達はエチばかりでなくきちんと仕事をしております。
この下半身の緩い磯崎について、部下の音無という男がズバリな分析をしているのですが、淫乱そうで社長とデキているけど、それは仕事に持ち込んだりしていないし、むしろ別室で室長として一人でいることが、この会社に多いゲイ男性(そこかよ!)が磯崎を狙ったイザコザを起こさなくて、社内安泰に役だっている。
しかも、ちゃんと切り替えはされているし、磯崎は頭も腕も優秀だから問題はない。
と言っているのです。
ですが、的場は仕事ではなくて磯崎の下半身事情が許せない・・・すなわち嫉妬なんですね。
それには、磯崎のトラウマに関わることが的場にはあったからなのですが。

結局、磯崎は的場を選んだことになるのでしょうか?
東野も辻も、これは一過性のものだと踏んでいるようですが。
『ゴルコンダダイヤ』で東野は大人の男の余裕を見せています。
いや、本当にこの東野自分で墓穴掘ってしまったんですが、それでも真剣に磯崎を愛していて、いいオヤジだと思うんですがね~
磯崎、もったいないったらありゃしない。

ということでサラサラサラ~っと読めてしまうお話。
萌えどころは、下半身事情で淫乱受けであるところ。
45歳のオヤジの特徴は・・・というのがなかったのがちょっとオヤジスキーには不満。
せっかくオヤジ受けが主人公なんで、もうちょっと年齢を全面に押し出したオヤジらしさがほしかった。その点東野と辻がよかったんだよね♪

3

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