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表題作ノルマは彼次第

浮世離れした不動産会社社長 三田村・26歳
苦労の証券マン 河越・32歳

あらすじ

日阪証券の河越は、顧客の三田村不動産の社長がライバル会社の馬場に取られそうになり焦っていた。三田村に会って自分を避ける理由を聞くと、実は河越のことが好きだったが、諦めるために、河越に似ている馬場とつき合っているのだと言う。似ていても俺じゃない、と怒った河越は、六歳も年上で恋愛にもうとかったが、三田村を取り戻すため、恋人になる決意をする。仕事のためだったはずの河越だが、久しぶりに胸がときめいてしまい…。
(出版社より)

作品情報

作品名
ノルマは彼次第
著者
樹生かなめ 
イラスト
椎名ミドリ 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
ISBN
9784773099997
3

(2)

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
2
得点
6
評価数
2
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

スルメとか昆布みたいなお話・・・?

今回の作品の暴走度(?)は、さほどでもなかったかな。
でも相変わらず情緒がないというか、色気がないというか、それがまたいいのですが(爆!)
読み終わって、株式の事とか株価とか仕手とかインサイダーとか営業マンの辛さ、そんなことが印象に残った一冊・・・でもシリアスでもないのはいつものこと。

ノルマが3カ月連続で達成出来ずに疲れ果ててオヤジになっている32歳の証券マン・河越が、頼みの綱の顧客・金持ちボンボンの顧客・三田村に喰い下がろうとすると、ライバル証券会社の営業マンの馬場がぴったり張り付いているし、三田村には避けられるし、でも頑張っちゃうというお話。

三田村が河越を避けていたのは、好きだから。
でも言えないからあきらめようと、河越によく似た馬場とデートして河越を忘れようとしていたという、変な理屈。
という通り、三田村は変な人なんです。
そう、今回の変人は河越じゃなくて三田村♪
視点は河越なんで、三田村の言動がおかしくて(苦笑)
しかも、三田村はとてもきれいな外見なんですが生粋のタチ♪
河越をホテルで部屋に迎え入れた時、予想に反して襲いました!
その時の河越は、九通に株価を羅列し、あげくはバーコード頭の課長の顔を思い出し・・・という全く色気のないことで(笑)
馬場に顧客を奪われてなるものかと必死で枕営業のような河越ですが、至れり尽くせりの三田村に何だか流されて大事になっていってしまう←はっきり河越の口から発言されたわけでもないし、好き って言ったわけでもない。
それでも、何となくくっついてしまった二人。
河越が仕事が忙しくて女性と付き合うのも風俗も面倒くさくて、デリヘルしてたことを思えば、ある意味、嫁機能を備えた男デリヘルのようなものかもしれないと思ったりwww

3度読み返して、これって味がある話だな~っておもったんですよ。
最初は、ちょっと汗、次に面白いかも?そして3度目に、ギャップ萌えに納得してやっぱり楽しい♪
主人公達はちょっとオトボケな会話をしているけれど、それでも現実の仕事の辛さとか厳しさとか淡々としたユーモアの中に表現されているし、愛は薄いけど許せちゃう!
噛めば噛むほど味があるって感じでした。

1

これならノルマを達成するのも簡単ですね。

一見、優しげな王子様ふうの彼が受けかと思いきや、がっつり男前な彼のほうが受けなんですよ。男前受けは全然大好き♪
証券会社ってノルマ地獄でほんと大変そう。
それを見事に達成してくれる三田村がいるのでこれからは安心ですね。

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