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表題作銀糸は仇花を抱く

百目鬼久弥,26歳,老舗骨董品店の若旦那
佳雨,19歳,翠雨楼の男花魁

あらすじ

恋人久弥との逢瀬を支えに、男花魁として生きる佳雨。ある日、久弥に見合い話が持ち上がり、ショックを受ける佳雨だが!?
(出版社より)

作品情報

作品名
銀糸は仇花を抱く
著者
神奈木智 
イラスト
穂波ゆきね 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
群青に仇花の咲く
発売日
ISBN
9784344820326
3.6

(5)

(1)

萌々

(2)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
17
評価数
5
平均
3.6 / 5
神率
20%

レビュー投稿数1

定番の見合いネタ

仇花シリーズ4作目。
ここにきて攻の見合い話か……と遊郭にありがち設定にちょっと残念な気持ちがしたんですが、結構たのしく読むことができました。
気丈で聡明な受が、見合い話に動揺して気持ちが揺れ動いたり迷ったりとぐるぐるしたりする描写が新鮮。
この気位の高い受のことだから、てっきりツンと澄ましてなんでもない風を装うかと思ってたのに、予想に反した狼狽えっぷりにニマニマ。
そしてそこで悲観的になったりせずに、攻からの手紙によって失いかけた矜持を取り戻したりするのは流石という感じでした。
割と関係が落ち着いてはいるので、このカップルは抜群の安定感で読み進めていけます。

で。
このアダルトカップルのしっとりすぎるムードの中にあって、希里の存在がすごく良い味を出してます。
希里かわいい。
跳ねっ返りな子も大好きなので、今後が楽しみです。

2

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