無茶はしない。だから…俺と遊んで?

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表題作これで終わりと思うなよ

自社ブランドを企画中の香水販売店店長・国枝孝典
有る事情で離職したグラフィックデザイナー・新原英輝

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

セクハラによって勤め先をクビになり、やる気をなくしたデザイナーの新原。香水店の店長・国枝に突然「惚れてもいいか?」と告白されても、小綺麗な外見だけに惹かれたのだろうと、喧嘩っ早い性格のまま撃退していた。懲りずに迫ってくる国枝に辟易としていた新原だったが、彼が惚れ込み、立ち上げる香水ブランドのデザインを任せたいと望んだデザイナーが自分だったと知り……。
(出版社より)

作品情報

作品名
これで終わりと思うなよ
著者
夜月ジン 
イラスト
北沢きょう 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
プラチナ文庫
発売日
ISBN
9784829624906
2.3

(6)

(0)

萌々

(0)

(3)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
11
評価数
6
平均
2.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

何がツボかは個人の好み?

今回は自社ブランドを企画中の香水販売店店長と
有る事情で離職したグラフィックデザイナーのお話です。

受様が攻様との出会いをきっかけに
再び自分の仕事に真摯に向き合うまで。

受様はグラフィクデザイナーとして
そこそこ大きな仕事も任されるほどでしたが
所属事務所の所長ともめた事がきっかけで
仕事を辞めてしまいます。

様々な事に嫌気がさした受様は
引き籠り生活を送っていましたが
彼を心配した幼馴染に強引に
自身の店のバイトにとひっばりだされます。

受様の新しい職場は
都内の雑居ビルに有るアロマサロン。

受様が今回の攻様と出会うのは
初出勤日のエレベーターでの事です。

偶然乗り合わせた攻様に
不躾なほどの視線心を向けられた
受様の機嫌は急降下!!

短気な受様は
問答無用の一発を食らわたいと
思うほどでしたが

攻様はサロン上階の香水店の店長で
受様の香りが気になったもよう。

ちょうどエレベーターが
受様の目的階について
閉まる扉から手を振る攻様に
不可解さを気にしつつもまあ良いかと
サロンを目指した受様でしたが…

その日の閉店後、
因縁をつけてきた男と諍っていた所に
たまたま攻様が居合わせてしまいます。

攻様の登場で喧嘩相手に逃げられた受様は
その矛先を攻様に向けるのですが、
受様の受け答えがツボに入った攻様に
すっかり気に入られてしまいます!!

惚れてもいいか?

攻様の言葉を冗談だと
気にも留めなかった受様ですが
以降攻様はデートに誘うためと
サロンに日参するようになります。

ノンケな受様がおちる日は来るのか?!

大人で常識的なのに押しの強い攻様と
短気で結果っ早いのに押しの弱い受様の
ラブコメディになります♪

元々受様が
好きでしていたデザインの仕事を辞めたのは
所属事務所の女所長に
仕事を餌に迫られた事が原因だったので
ゲイだという攻様が本気だと言っても
なかなか信じる事は出来ません。

それに
受様の幼馴染がちょっかい出しながら
二人の恋とお仕事が絡まって進みます。

動物好きな受様が攻様の飼い犬に
ついふらふらときてお部屋に行くと
攻様が受様がデザインしたパッケージを
部屋に大事に飾られていたのを見た受様は

今までの攻様の悪印象をすっかり払拭、
デザイナーとしての自信も取り戻した受様は
一気に攻様に懐いていくのですよ♪

しかし思いこんだら一直線な受様なので
恋を自覚したらしたで更にもう一波乱あって
やっと結ばれる感じです(笑)

なかなか素直になりきれない
受様のモンモン状態が結構楽しかったですが

受様の思い込みっていうか
誤解が誤解を生んでみたいな展開なので
結構ムリヤリっぽい感じも有りでした(苦笑)

本作で2冊目の夜月さんですが
前作も本作も設定はすっごくツボだったのに
流れにムリクリ感があって残念!

次作こそ三度目の…となって欲しいです♪

今回は本作同様、
グラフィクデザイナーの受様のお話で、
かなた琴子さん『3ヶ月限定の彼』を
おおススメ作としま~す。

2

キャラクターは魅力的

短気でケンカっ早くて、気持ちに素直で明るい主人公と少し天然で情熱的な仕事の出来る大人な攻め
2人のキャラクターはすごく魅力的で大好物なのに…
所々の中途半端な設定がとにかく残念。
仕事の絡みも、気持ちの変化もとにかく後半にバタバタとラストまで一気に進みます。
中盤の動物好き、幼馴染の気持ちをあそこまで中途半端に放置するなら、いっそのこと省いて、仕事の事、主人公の心の変化をもう少し丁寧にかいて欲しかったなぁ。
ラストの尻窄み感がすごくて…うーん…な作品

0

性格は悪くないが、後半の急展開が納得できない

思った事をすぐ口にして、そしてケンカ早くて足も出る。
しかし性格はさっぱりいしていて、すぐに非を認めれば素直に謝り、動物が大好きな、元グラフィックデザイナーの新原が主人公。
外見は割とイイ感じで女性に言い寄られやすいので、それが彼の会社を辞めた原因にもなっている。

そんな彼を好きだと言い、平気でゲイを公言し、しつこく新原に喰い下がるのが、新原が勤めているアロマサロンの上の階にある男性用香水の店の国枝。

この手が早い新原が受けなのであるが、気持ちのよい性格だな~(ちょっと難点はあるが)彼がどういう風に国枝を好きになっていくんだろう?
と興味深々で読み始めましたが、一向に距離が縮まる気配はなく中盤までいってしまう。
国枝が犬と猫を飼っているのにつられて彼の部屋を訪れ、彼が自分の過去した一番好きな作品を大事に、そして一番気に入ってくれているのを知り彼を見直すのだが・・・
国枝のいきなりの行動がどうも腑に落ちません!
早急すぎるよ!!
ちょっとそこでまた溝ができるが、結局仕事を一緒にすることになり、どんどんと新原が国枝に惹かれていくという展開になるのですが、そこもどうも腑に落ちない。
あれだけ散々嫌がって、悪態ついたのが、どうしてそうなるんだ!?
理解できない。。。
友人としての、仕事のパートナーとしての始まりの話ならこの関係も納得だが、後半の新原の気持ちが理解できずに萌えきれませんでした~残念~
本気で国枝を好きになるには、本当はもっと仕事面での衝突や触れあいや、時間がほしかったよなー。
仕事の展開が後半はいってからだったから、とっても駆け足だったから説得力が足りませんでした。
新原の性格は、本当、イイ性格だと思うんだけど。
国枝もトボけたところがあって、愉快な性格だと思うけど、どうにもこの組み合わせは・・・

ということで、首をひねらざるを得ない結末でした。
ちなみに、ラストエチも、全然エロくなく、新原の幼馴染の名倉は中途半端でしたので、カワイソウだった。

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