表題作一郎丸の初恋

一郎丸
サルバ

あらすじ

九重丸と斎の長男の一郎丸は、真名をもらえて人界に自由に行けることが楽しくて、よく出かけている。そこで九鬼神に守りを依頼された砂漠の国の王子のサルバを、行きがかり状、助けることになった。サルバはお家騒動に巻き込まれて、命を狙われている。それだけでなく神の力を得ようとしている叔父からも狙われる。一郎丸は異国の豹神や数々の陰謀からサルバを助けて、無事に王位につけさせる。だが、人の国の王となったサルバと妖弧の長の跡継ぎの一郎丸はずっといっしょにいられない。二人は一旦は別れるが、やがて成狐となった一郎丸はもう一度、サルバの元に赴いて、初恋を成就させた。

作品情報

作品名
一郎丸の初恋
著者
生野稜 
イラスト
 
媒体
小説
サークル
R・I <サークル>
ジャンル
オリジナル
シリーズ
千年恋舞
発売日
3

(2)

(0)

萌々

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(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
6
評価数
2
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

一郎丸の初恋

二ヶ月続けての狐兄弟の物語に狂気乱舞しています。
今回は嫡男の一郎丸の恋バナでした。なんと一郎丸の年齢は三歳です。見かけは十歳くらいですが。お相手は驚きの砂漠の国の王子様。こちらも年齢はたぶん十歳より少し下ぐらい。
小さな恋のメロディっていう大昔の映画のような内容かと思ったら、お家騒動とか異国の豹神とか、いろいろ盛りだくさんでした。
一郎丸は子供だけど実に沈着冷静で、さすがは次の妖弧の長と思わせてくれました。
初恋の相手のために頑張っている姿は、もう感涙。
でも、一番、萌えたのは、冒険を終えて初恋の子のために我慢して身を引いて家に帰ってきたとき。お母さんの顔を見たら、実年齢の三歳に戻って大泣きしているのが何とも可愛くて。
でも、ちゃんと初恋の子と結ばれました。
楽しませてもらいました。

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