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表題作SWEET SWEET HOME

志方秀一郎
子持ち青年実業家
早乙女知昌
志方家に引き取られる高校生

その他の収録作品

  • 志方秀一郎の懊悩
  • あとがき

あらすじ

両親を亡くした自分の「家族」になってくれた大切なひと、秀一郎。彼への恋心に気付いてしまった知晶は――?
(出版社より)

作品情報

作品名
SWEET SWEET HOME
著者
桂生青依 
イラスト
木下けい子 
媒体
小説
出版社
大誠社
レーベル
LiLik文庫
発売日
ISBN
9784904835173
3.4

(23)

(2)

萌々

(9)

(10)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
78
評価数
23
平均
3.4 / 5
神率
8.7%

レビュー投稿数8

SWEET SWEET HOME ~ほのぼのきゅんきゅんな話~

絵買いでしたが、面白かったです。

父親にお世話になったから、と志方家に引き取られる高校生の早乙女知昌。子を産んだ時に亡くなった腹違いの姉の子である翼を引き取り育てる志方秀一郎。
表紙を見て子連れものかな、と思っていたのですが、翼が甥っ子ということで奥さんが亡くなっているとか、離婚したというような過去もなく、オーソドックスに秀一郎への思いを自覚した知昌の家族を続けていくことや進路への葛藤をメインとした話となっていて、読みやすかったです。

青年実業家でやり手だけど、家ではドジっ子という秀一郎に萌えました。でも知昌が困ってるときは颯爽と助けに来るのがまた憎らしいです(笑
知昌は知昌で素直な良い子で、翼もまた可愛くて!

番外編は2人がくっつく前の秀一郎視点でしたが、個人的にはくっついた後のいちゃいちゃっぷりを秀一郎視点で読みたかったかなぁ、と。それかいっそ翼視点で。

0

ヒューマン系BL

木下先生の挿絵が内容に超マッチのヒューマン系。
起承転結の構成、結末ハピエンが予測出来て、読みやすい。
主に翼の幼稚園行事を軸に展開。


---
早乙女 知晶:17才 中性的な容貌 明旺学院 高等部 弓道部 
父の死後、3年前に志方に引き取られ、本当の「家族」になりたいと思っている
胃袋から掴む料理上手

志 方 秀一郎:日本人離れした美男 知晶と翼の養父
やり手の経営者 家庭ではダメを装う

志 方 翼:5才 気遣い多い 秀一郎の甥(異母姉の子)
知晶が作る弁当が好き お遊戯会の衣装製作を知晶に遠慮して言えない

0

ほっこり


最初から最後まであたたかい気持ちでよめました*

血のつながりはないのに自分を引き取ってくれた秀一郎さんに特別な感情を抱いてしまった知晶

そのことに罪悪感を覚え家を出ていこうとする、という何ともありがちというか先の読めるお話ではあるんですが

何と言ってもキャラクターが魅力的なんです!!

まず主人公の知晶。
両親を喪い天涯孤独の身の上でありながら、今は健気に家事と弟(というか子供?w)的存在の翼の世話をして

しかも無理をしているわけでもなく心の底から好きでやっている

更に進学校に通ってる=勉学もおろそかにしていないわけで加えて弓道も頑張っている

ちょっと出来すぎな位の高校生です!
そりゃあ王子様って呼ばれて他校の女子に人気出るわけだ…

そして相手役の秀一郎。

経済紙に引っ張りだこの有名人でやり手の社長

仕事の上では責任ある役職にみあった冷徹な面もあるようですがひと度家に帰るとネクタイさえうまく結べないというギャップ!

そして忙しい合間を縫って息子の翼や知晶とのコミュニケーションを忘れない、当たり前のことを大切にしてくれる素晴らしい保護者

あ、外見がかっこいいのはもう書くまでもないですねw

そしてそして秀一郎の息子の翼!
も~~すごく可愛いĂĂ

年のわりに大人びてるかと思えば実は知晶が大好きでちーちゃんって呼ぶのも可愛い!

迷惑かけたくないって健気に考えるのも本当できすぎた幼稚園児ですね…
女のコに大人気なのも頷けます1

そんな3人がメインで暖かいホームドラマと初々しい恋愛が繰り広げられるので、展開が読めるのにむしろそれで安心して読めるというか。

ほのぼのを満喫したい気分の時にはおすすめですhLhLĂn[g

3人の深い愛情と絆が感じられる素敵なお話でしたー!

しかし表紙で秀一郎が抱えている熊は一体…?笑
かわいいけど…1

0

気ぃ遣い3人同居の話

表題作とSSの2本が収録されています。

両親を亡くした知昌は、シングルマザーの母親を失った翼と、その叔父の秀一郎と暮らしています。知昌は秀一郎に触れられるとドキドキしてしまう。そんなとき、弓道部の越先輩に言い寄られて、君も「そう」だ、と告げられて秀一郎への思いを自覚したことから、不自然な態度で「家族」でいられないくらいなら家を出ようと決意し…。

「志方秀一郎の懊悩」
13ページ。作中のお風呂場の場面、知昌の記憶のない部分の志方目線です。思わずニヤけてしまいました。

知昌も翼も秀一郎も、人に気を使う健気で優しい性格です。また、「家族」であろうとしたために、知昌も秀一郎もなかなか一歩踏み出せませんでした。そんなじりじりとした状況が続いた後に、両思いになった時はほっとしましたし、その後の後日談として、冒頭と同じような朝食の場面を迎えながら、二人の関係が変わってラブになった関係を織り込まれていて嬉しかったです。

温和な年上攻め、健気な高校生受け、チビっ子大好きな方にお勧めです!

2

約束されるハピエン

子育てBL小説を読みたくて読み始めました
読みやすくて気づけばページを進めていきますが、
私の中であまりハマらなかった。
ちょっとしたハプニングもあるがあっさりと解決され、
淡々と物語が進んでいくイメージです
なにかもっと大きなハプニングや、胸がぎゅっと苦しく締め付けられるような思いを求める方には物足りなさを感じるかもしれません
描き下ろし以外全編受けの知晶視点ですが、攻めの秀一郎の出番が少なめ…もしくは大人すぎたからか、彼から知晶への気持ちがあまり感じられなかったです。

1

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