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あらすじに惹かれて購入しました。
新人作家様です。歴女にはたまらないお話なんじゃないでしょうか♪
すこし難しい漢字とか出て来て、ん?なんて思ったりもしましたが、かなり良かったです。
すごく健気で真摯でこれぞ主従愛?なんて思いながら、読みました。
と言ってもこの主は好色なんです。綺麗もの好き。だからこの受けの秋隆に振り向く事は無いだろうって感じでお話が進んで行くので、すごく切ないです。
片想いのキュンキュンではなくて胸が苦しくなる切なさでした。
秋隆の兄は主:龍景の寵愛を受けいます。
龍景は綺麗なものが大好きで、女でも男でも綺麗で色の白いのが好みです。兄の春隆はそれはそれは綺麗なんですが、弟の秋隆は似ても似つかない浅黒い肌をしています。
それでも秋隆は龍景を慕っています。殿の為ならば、この命も惜しくはない!と言う感じですね。
殿の小姓として城に上がってからはや5年が経とうというのに殿からはもちろん夜伽呼ばれることも無く声も掛けて貰えずに、そして名前すら覚えてもらっていない状況です。それでも真摯に殿の事だけを思って日々過ごしています。
そんなある日兄の春隆は殿からの寵愛を一番に受けているにも関らず他の男女にも手を出す殿に耐え切れずに出家してしまいます。
そして殿からの許しを経て秋隆は殿の近習組に籍を置いて殿にもっとも近い親しい関係の成秋の烏帽子子となりました。
そんな秋隆に周囲の人達は辛く当たります。秋隆の容姿は殿の好みから外れているから、といって雑用ばかりさせて、殿の側には行けない感じです。それを見かねた成秋が自分がした事は最後までやり遂げなさい!と秋隆の尻を叩きます。
ようやくこれまでの功績?といっても雑用なんですけれど、殿に認められて近くにいることが許されます。段々と殿も秋隆の仕事態度に好感を持ち、夜伽の間の番(不寝番)を任されます。これは秋隆にとってはとても辛いものですが、自分の容姿を変えれる訳でもないし、ただただ殿の御身のみが大事といった感じで、夜伽が無理ならば武をといった感じです。
これだけ真摯な気持ちは無いだろうというぐらいに健気で切ない心情でした。
なのに龍景ときたら、自分の気持ちが分からないんでしょうね、しかも主としてのプライドもあるんでしょう、今までの相手と違う秋隆に対してキツイ言葉を投げつけたり、なんの気まぐれか一夜、夜伽をさせます。
秋隆にしたら幸せで・・・、でもたった一夜だとちゃんと理解している。この思いだけで一生過ごしていけるみたいな感じで、すっごく切なかったのに!!龍景ときたら、今回の戦には連れて行かないと・・・。それは武士にとってはひどい言葉ですよね。
まぁ怪我をさせたくないくらい大事なんだろう!って想像はつくんですけど、本人はまだ分かっていないというヘタレさ・・・。
そして秋隆は殿の言いつけを破って戦に着いていき殿を庇って瀕死の重体になります。
そこでやっと自分の気持ちに気づく龍景・・・。
そこからはもう甘かった♪
すっごく気に入りました!ちょっとだけ気になったのは本文中に【浅黒い肌】と何度も出てくるんです。閨の中でも、容姿がどんなでも心が大事なんだ!!って言いたかったんだと思うのですが、ちょっと書きすぎって感じがしました。特にラストの甘~いHの時はいらなかったんじゃないだろうか?
それでも他はとても素敵なお話でとっても満足しました。
某ブログサイト様のレビューで気になって購入したものの、歴史物独特の文体に二の足を踏んでいた私は阿呆です。
確かに独特だし、馴染みの薄い言葉とかも出てきますが、するすると抵抗なく読めます。
秋隆が一途で健気で一生懸命で…なのに中々報われないわ、仕事仲間に意地悪されるわ…成秋様が側に居なかったら読むの辛くて堪らんかったと思います(´・ω・`)
本当にね~真面目で努力家の秋隆にはとても好感が持てます。
意地悪だった春日や東雲も根は良い子(*´∀`)
それも急に態度が変わるのではなく、ある出来事を経て、そして“武士の誇り”もあり…自然な流れで秋隆を認めるようになるんですよね。
ってか戦後に秋隆に懐いている春日がえらい可愛いwww
SSの三人で喋っているとこなんて、話の内容はともかくとしてほのぼのしい~!
これデビュー作なのですね。
他作品読みたいと思って検索するも見つからず…新作出たら買うわ!
あらすじはすごく好みなんだけど戦国時代の設定だし、読みにくいだろうなあと余り期待はしていなかったのですが、予想以上に良かったです。殿に一途すぎる秋隆がホント愛おしいです。そんな彼に殿も参謀もメロメロになるのは納得。それに今まで秋隆をいじめていた小姓の春日、東雲も心を許して仲良くなるのも良かった。あとがき後のSSも甘さがあって良かったです。健気受けが好きな人にはオススメです。
何度も読み返している、お気に入りの小説です。
せつなさ加減が丁度良いというかw
秋隆は自分の容姿が龍景の好みでないと分かっています。それでも龍景の役に立ちたい一心で、他の小姓に押し付けられた雑用を文句も言わずに、槍の稽古を自ら進んで日々黙々と行っています。
もうその様子が健気で堪りません!
そんな秋隆のことを、龍景の近臣・成秋が認めて可愛がってくれます。さらに、龍景に諫言までしてくれます。
成秋がいなかったら、龍景はずーっと秋隆の気持ちに気付かなかったに違いありません!人の上に立つ男の傲慢というか、酷い男です。
成秋が庇ってくれるから、せつなくなりすぎずに、何度も読み返したくなります。
戦国時代を舞台にした小説なので、適度に堅い文章です。
その時代の風俗や言葉遣いを面白がらせてなんぼの時代小説なのでそれが嬉しいです。
冒頭の数行で堅実でしっとりした雰囲気を掴め、一ページ目で
早くもこの作品の受が不足なく描写されていたのを後から感じました。
登場人物の価値観はむしろ現代に近く、
若い受や周りの人達がふと現代語を話すのですが
そのおかげか堅実ながら堅すぎる、難しすぎるということはありませんでした。
受は浅黒い肌の健康的な少年なのですが、この作品は
健気な受の魅力がなにより強かったです。