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表題作空中抱擁

喫茶店マスター 佐野蔵ノ介・34歳
両親が離婚調停中の高校生 桐明伶・17歳

その他の収録作品

  • 発情期の猫

あらすじ

高校生の伶は満たされない日々を送っていた。そんなある日、ひとりの男に目を引かれる。喫茶店を営む男・蔵ノ介はオトナで優しいひとだった。伶は子供だと思われたくなくて二十歳だと嘘をつく。たった一度会っただけなのに蔵ノ介のことが気になる。でも深入りはしたくない── しかし、蔵ノ介の優しさに耐えられなくなった伶は、蔵ノ介にキスするのだが…
(出版社より)

作品情報

作品名
空中抱擁
著者
sayoko 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
ミリオンコミックス CRAFT Series
発売日
ISBN
9784813053118
3.6

(19)

(8)

萌々

(3)

(2)

中立

(5)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
9
得点
63
評価数
19
平均
3.6 / 5
神率
42.1%

レビュー投稿数9

雨上がりの瑞々しさのような世界

あまりにも綺麗な表紙、そしてどこか不思議な「空中抱擁」とゆうタイトル。
ずっと気になっていましたこの作品!
手にとって大正解でした!!!
私はすごくすっごく好きです。この作家さんの感性。
素敵だと思います。上手く言葉にできないけど…胸がふぁっとします。
派手な展開はないのですが、表現のアプローチがとてもセンス良く
優しくて細く繊細な線画が美麗で
こころの琴線にそっとふれてくるような繊細さやせつなさがあります。
絵はもちろん、みてのとおりとにかく美しい…!
まさに眼福なのですが、それだけではない
独特の情感を漂わせています。は~ひたっちゃいます~

キャラクター、受のレイのどこか儚げな表情や蔵ノ介の熱と艶をおびた視線に
色香が漂っていてぐっとくるものがありました。
全体的には余韻や感性にまかせる表現方法なので、好みもあるかもしれませんが
言葉にはしづらい引き込まれる魅力を感じる作品でした。
話は割とあっさりまとまりますが、ふたりの愛が感じられたので
そんなに気にはなりませんでした。

それにしてもよく描きこんであります…sayoko先生。
それもどのコマも丁寧なので、読んでて気が抜けない感じも(笑)
あとカバー下やあとがきのイラストも大好き!!!
雨上がりの瑞々しさのような世界です*
ひさびさに純粋にいいな~と思ったり、キュンとする作品でした。

次の作品も早く見てみたいけど、季刊クラフト…まだまだ時間がかかりそうです;

3

美しく儚く…優しい物語

浮遊感ある不思議なタイトルにまず魅力を感じました*
そして透明感がありながら、どこか艶と色気を感じる美しい絵柄です
お話はとても静かですが、優しく甘くせつない雰囲気が流れています

素直でなく、でも繊細でセンシティブで…レイがすごくすごく愛おしい!
蔵ノ介さんが凛としてかっこよくてとても色気ある男の匂いがします
個人的に、美しく清潔感のただよう濡れ場はもちろんすてきだったのですが
まだふれあう前の、レイが「彼が本当はどんなひとなのかしらない」
のあとの「知らなくていい」とゆう儚い憂いにみちた表情にぞくりとして
お気に入りのシーンです

ふたりがくっつかなかったらどうしよう…とどきどきしましたが
最後は純愛ラブで幸せになってよかった…!!
つかみどころのない蔵ノ介に、一途に想いをよせるレイの愛がいじらしく
胸をきゅんとさせました
年の差もとてもつぼでした
これからも大切にしたい一冊…素敵な物語でした
大好きです!!

3

美麗で清廉な色香

表紙の絵がとても美麗です。
手に取ったのはまずそれがきっかけでしたが、中身もほんとうに美しいです。好みです!
繊細でかぼそい美少年のレイが、最初は憂鬱で消えてしまいそうであったのに、謎の喫茶店のマスター、蔵ノ助と恋に落ち、惹かれていくにしたがって瞳に熱を帯び、色っぽくなっていくのにじわっとくるものがありました。
物語全体から、ふんわりとただよう色香があり、清廉な雰囲気なのに熱を感じさせる独特の魅力がある作家さんです。
儚げで、瞳にただよう透明感も魅惑的。
猫の豆蔵がかわいくて魅力もありました。
個人的には、このつづきが読みたいのですが、この一冊だけなのですね。
繊細な感性や優しい物語が好きな自分にはほんとうに好きな作品でした。
ほんと美しいです。

3

甘く柔らかくただよう雰囲気*

大好きでCRAFTでずっと追ってる作家さんです。
コミックスでて良かったー!
描きおろしもふくめてすごくよかったです。
キレイな絵もせつないストーリーも好み**
雰囲気で読んでいるうちにだんだんはまっていく、
不思議な魅力がある独特な魅力がある作家さんです。
あと攻めの蔵ノ介が男の魅力があって、
弁護士の仕事がわかってスーツに変身した下りから
雑誌でも見ていておもしろかった。
受けの伶がけなげで可愛いので、不幸になって
欲しくないなぁ…と思ってたんだけど
最後は大円満で善かった*
甘いお話で安心して読み返せます。
ラブラブで甘いラブシーンが好きな人にもお勧めです。

3

全体的に柔らかい

居場所を見つけられないレイ。
満たされず、つまらなさそうな表情を浮かべるレイは、ある日カフェを営む男、蔵ノ介と出会う。

だんだん惹かれていくレイ。キスをしかけ、頑張ってアピール。
蔵ノ介も駆け引きなんかしたりして、そのまま体の関係を持ってしまいます。

べつにね、ちゃんと交際宣言してからエッチしなさいってわけじゃないけどさ。
蔵ちゃん大人なんだから、高校生相手にズルくないかい?とちょぉっと思ってしまったけれど。
まぁそんなには気にしない。

切なく、そして甘く、ある一定のテンポで進むこのお話は好みが別れるかも。
レイは女の子みたいなので、少女マンガチックです。

綺麗、優しい、柔らかい雰囲気が好きなら読んでみてください。

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