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1冊ぜんぶ表題作です。恭哉(受け)の視点でストーリーは進みます。
真面目な恭哉は軽い恋愛は好まず、不倫が嫌で恋人と別れたばかりです。それなのに、隣人の兵藤(攻め)とセックスしてしまい…という話です。
肉体関係から入ってしまいますが、凛太郎(兵藤の息子)の世話もあり慌しくも一緒に過ごすのは楽しく、カラダだけでなくお互い相性が良いというのが分かります。
ただ、兵藤の気持ちが分かってから読み返しても、やっぱり兵藤の言葉が足りないと思いました。嫁になっちゃう?とプロポーズをするのですが、その直前に恭哉を口説いている相手に「知人」呼びをしていることを考えると、自分は「お前といると楽だから」程度の「都合の良い男」だと恭哉がとっても仕方がないと思いました。
恋人としての嫉妬なのか、こどもっぽい独占欲なのかも、冗談に流してしまうので分かりづらく。
無口どころか口達者なタイプなので、「実は恥ずかしがり」という設定があって後から暴露された方が良かったのではと思いました。
あとは、兵藤と妻との結婚の過程が気になりました。離婚原因はいうまでもありませんが、家事能力が無い父親に子供を預ける母親も自分勝手だと思いました。母親が帰国後に引き取ると言い出さないのも不思議でした。
明るい雰囲気ではあるのですが、あれこれ真面目に考えるといろいろ疑問が出てきてしまいました。
兵藤の息子である凛太郎は可愛いです。
子供には内緒。
子供がライバル?!
という面白さはあります。
兵藤も色っぽかったし、エロも程良く、イラストも素敵でした。
細かい部分が気にならなければ、子連れ設定や子供好きな方にはお勧めの楽しい作品だと思います。
凛太郎が可愛い~!ゆでたまご大好きなんだね。
恭哉と凛太郎の触れ合いに頬が緩んでしまいました。
兵藤は父親としては本当にダメダメで。とにかく呆れるほどだらしない!恭哉がいなかったら凛太郎をちゃんと育てて行けたのか不安です。
ほんと恭哉が嫁に来てくれて良かったね!ラストで親子で受け争奪戦してるのが可愛い。思わぬところにライバル出現ですね。
エロも割としっかりめ。恭哉は真面目な性格だけど流され体質のようです。
兵頭に性癖を見抜かれなし崩しに頂かれちゃいます。兵頭はこの時点で既に受けにハマっていたのでしょうか。
長年連れ添ったゲイの彼氏に裏切られた恭哉ですが、振られて早々に隣人の兵藤親子の生活に巻き込まれます。
そのためあまり悲壮感は漂わず、お話も全体的にほのぼので読みやすかったです。
やはり子供効果は絶大!
三尾さんのイラストも素敵でした~!カップル二人(もはや夫婦?)も素敵ですが凛太郎がやはり可愛い。
このところ私の中で子持ちがブームです(笑)
しかも、イラストは三尾じゅん太さん♪
めちゃくちゃ好きです!
なんていうか、裸体がきれいなんですよね。
そして、兵藤の子供凛太郎がかわいい!
兵藤の「まあ、じゃあ、そういうときこそセックスだな」
「想像どおりの体だったか」って!!(笑)
恭哉も不倫はしたくないって前の恋人と別れたくせに
兵藤のこと好きになる前からイタしてしまうのはどうなの?
そしてそのままセフレ的な関係もどうなの?
で、兵藤が離婚していない=不倫関係と判った途端
激怒って・・・
もっと話し合おうよーー。
凛太郎がいたからこそのカップルですね。
でも、嫌いじゃないです(笑)
帯『じゃあ、そういうときこそセックスだな。』
リーマンでゲイの恭哉〔受〕は、ひょんな事から隣人の息子、凛太郎の面倒を見る事になります。
父親の兵頭〔攻〕は、父としての役割をちゃんと果たしているとは言えず、色々問題点があり過ぎてついつい面倒をみてまうんですね。
しかしそれも当然とばかりの描写で、凛太郎くんが可哀想になっちゃいました。
子供は良い子なんですよー!
なので兵頭と恭哉がくっついて、ああ、良かったこれで凜太郎くんが幸せになれるーーとか思っちゃいました。
個人的にはBLに出てくる子供はいい子が好きだなー、素直に可愛いと思える子が好きです。
凜太郎くんは可愛くて、途中からともかく彼の幸せを祈りながら読んでしまった位です。
特典SSペーパーには可愛いクリスマスでお買い物なSS付き。玩具より本が好きな凜太郎くんはやっぱり小説家の父に似たのかなーーだらしない所は似なくてもいいからねっ。
面白かったです。
萌をありがとうございました!という気分です。
ワイルド系な性欲・・・自分の欲望に忠実な攻めとクールビューティー系の受けという組み合わせ良いですね!
あらすじや話の流れ等々は他の方がレビューで書かれているので割愛いたしますが、親子ものってやっぱり良いですね!
読者にとってはちびっ子の無敵の可愛さに癒されるし、物語の中では攻めと受けの恋愛のキューピッドにもなってくれる。本当にBL世界のお子様は可愛い!
この作品でも攻めの兵藤の息子凛太郎君が物語を少しづつ動かしてくれる存在でした。
ありがちな初めから受けに懐くこともなく、凛太郎君の境遇も手伝ってなかなか心を開いてくれない様子。それが物語が進むにつれだんだんと恭哉に懐き、懐くことによって恭哉と兵藤の関係も進んでいくという感じでした。
ゲイだから家族は持てない、子供もあまり好きではなく苦手と思っていた恭哉に子供と接する喜びや、疑似的ではあるけれど家族を持つという喜びを与えてくれた兵藤に凛太郎。
始まりはどうであれ、だんだんとふたりの関係が進展するにつれ、愛情は知らず知らずの内に芽生えてきちゃうワケで。
ただ、ふたりともはっきりと気持ちを言葉にしないせいで、お互いをどう思っているのかという本心が見えないのが問題。
これはそのうちこのあたりのことで拗れるのではと思ったら案の定な展開でした。
兵藤には恭哉に隠しているというか、自分一人では判断の付けようのない問題を抱えていて、対して恭哉はゲイであるという隠しておきたい性癖を初っ端にあばかれてしまい隠すべきものはない。
元彼にも偶然ばったり出会ってしまってどんな相手だったか、兵藤にも知られてしまったし。
この少しフェアでない部分が後半の話に流れや拗れる切っ掛けになってる。そうね、ふたりともイタしてばっかで話し合いが足りてなかったよね、と。
ふたりがまとまる総仕上げの下ごしらえをしてくれたのはやっぱり凛太郎君でした。
二人の間に凛太郎君がいなかればどうなっていたのかな?ただの隣人で、出会うこともない二人だったのかもしれません。
これからは一生一緒に入れるパートナーが欲しいという恭哉と、将来はきょうちゃんとけっこんする!と宣言した凛太郎、恭哉は俺のだよ!と主張する父親との三人で仲良く幸せに暮らしてね!と応援しちゃいたくなるENDでした。