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年の離れた幼なじみ同士の再会ラブで、受け様は12歳の時に隣に住んでいた8歳年上の
綺麗で優しい攻め様に一世一代の告白をして男はダメの一言で玉砕していたのです。
そして、告白して玉砕した時に緊張の糸が切れた受け様は盲腸で緊急入院。
退院した後には、お隣は家族で海外へ引っ越しをしていたのです。
そんな別れをした初恋の相手の9年ぶりの帰国、お隣で再会した時の攻め様の言葉は
受け様の9年前の過去の出来事を忘れていない事が知れる内容だったのです。
今でも攻め様を好きなのかどうなのかあやふやなままの気持ちの受け様。
攻め様は過去の事など忘れているように、毎日受け様の家族と共に食事をするように
受け様は会いたくないと思いながらも攻め様が気になってしまう。
それと同時に、4年生になっても就職の内定が全然もらえない事に焦りや焦燥もあり
日々グルグルしてしまう受け様なんです。
受け様は、今風に言えば草食系で、押し出しの弱いヘタレ気味の悩める男の子
二十歳過ぎてるけど、男って雰囲気は全然感じられないのです。
そして攻め様は昔は女の子に間違えられるくらい中性的な美形で、今は美形に男っぽさが
加わって、そしてちょっぴり意地悪な感じです。
始めは気にし過ぎていた受け様ですが、幼なじみのお兄さんに相談するような感覚で
就活の事を相談するようになりながらも一人で将来を考えるようになります。
攻め様の仕事のパートナーも海外からやってきたりして、ほのぼのとした中にも
悩める受け様の気持ちや、攻め様の本音を見せないような態度の裏に受け様への
思いが時々見え隠れしたりするヘタレ同士のラブなのです。
受け様よりも攻め様の方が後半になるとヘタレ具合が高くなるし、ショタ疑惑も(笑)
実はかなり昔からの相思相愛だった二人なのですが、9年前の8歳の年の差は
さすがに攻め様も逃げなければって思うよなぁ~なんでニヤけてしまいます。
どちらかと言えば攻め様の方が受け様を溺愛しちゃってる感じの甘いお話です。
9年前にお隣の綺麗なお兄さん(攻め)に一世一代の告白したら
男は無理
の6文字でふられ、そのままお兄さんは海外に行ってしまい、トラウマになってしまった受け。9年ぶりの再会で攻めの真意がわからず、ワタワタする話。
展開的に絶対このお兄さんは受けが好きでしょ!とわかってる読者としては、テンパる受けが微笑ましく、要所要所で見られる攻めの受け好き描写に、
ほら!好かれるてからがんばって!
と応援したくなる作品。
受けのネガティブ思考が面白いので余計にそう思えてきます(笑)
あとなんの下調べもせずにふらっと読んだ為、どっちが攻めかわからず楽しめました。綺麗なお兄さんだし?若干お姉さんっぽい的な描写もあるし?え?そっちが受けですか??みたい(笑)