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若月先生らしい作品と言えばいいのでしょうか、学園ものラブでした。
セレブなお宅のご子息が通う高校が舞台なのですが、今回は露骨にセレブ感が
現れている事は少ない感じで、人見知りで臆病で視線恐怖症などと言う設定の
受け様が、過保護な兄の通う高校に入学した事から始まるお話です。
受け様は気弱でひ弱なんんですが、成績は手抜きをする事がない真面目さん
なので首席で入学、でも入学式の挨拶は緊張と不安から倒れてしまうことで不発。
でもそれが原因で、受け様の代役になった次席のクラスメイトから苛められる事に
黙っていれば近寄りがたいような硬質な美貌の受け様に嫉妬から無視したり
陰で悪口を言われたりと入学早々独りぼっちになってしまう受け様。
もっとも、受け様の兄が運動部総括で高校でも四天王と言われる人物で
その関係から他の四天王と呼ばれる先輩とも親しくする事がクラスメイトの
妬心を煽る結果になる受け様でちょっぴり可哀想なのです。
攻め様は文化部総括で園芸部部長で、受け様の兄に頼まれる形で受け様を入部
させる事に、園芸部は名前だけの幽霊部員がいるだけで、実際は攻め様一人が
活動している場所で、人見知りの激しい受け様の為にあるような部活。
たった一人の先輩部員の攻め様は受け様を怖がらせることなく、ゆっくり
近づいて、まるで人なれしない小動物を手なずけているような雰囲気です。
受け様は大好きな緑に囲まれ、クラスでの辛い事も温室で癒されるように逃げ込む
日々が続いて、攻め様はそんな受け様の為に、温室にお昼寝ソファーやおやつを
用意したりとかなり甘々に甘やかして受け様と仲良くなるのです。
内容的には大きな盛り上がりは受け様のいじめを攻め様が解決することで
攻め様に告白され返事を保留にしていた受け様がピンチの時に助けを無意識で
求めたのが大好きな兄ではなく、攻め様だった事に気が付き両想いにって展開。
始めは硬派で紳士なイメージだった攻め様ですが、後半に入ると作者お得意の
強引で、何気に俺サマな雰囲気が出ている作品になっていました。
きっと受け様以外には怖い一面がたっぷりあるような気がする攻め様像です。
こうじま先生のイラストも可愛くて素敵でした。
若月京子さんお得意の、軽くて甘いホノボノ系の学園ものです。
主席を取るほど頭がいいのに、人見知りで引っ込み思案で視線恐怖症の気がある新入生の皇。入学式で倒れそうになった皇を助けたのは、3年生の兄と高久でした。
高久は兄以外で初めて、一緒にいても緊張しなくて落ち着ける人だったのです。皇は植物が好きなので、高久が部長を務める園芸部に入ることを決めます。園芸部の主な活動場所は、温室です。
高久や生徒会が学園で人気者なのは、若月さんらしい設定です。そして、高久や兄に可愛がられる皇が、他の生徒たちに苛められるのも。先は読めるんだけど、その安定性が時々読みたくなるんです。
今回のツボは、皇の兄です。皇が好き過ぎて、付き合うことになった高久と決闘するって…(笑)高久も皇との付き合いを両親に認めさせたり、相変わらずの溺愛振りです。
甘くて軽くてメレンゲの焼き菓子のような話でした。
特に大きな事件があるわけではなく(受け様には大変だっただろうけど・・・)
サクサク安心して読める作品です。
ただあまりにも受け様が精神的に弱すぎてぽやぽやな気がしますが、腹黒い攻め様にはぴったりかなと思います。腹黒大好きですw
最後もまさかそこまでするとは・・・さすがBLファンタジーな若月さんらしい展開でした。
お兄ちゃんの話もよみたいなぁ。
ほっこりしたい時に読むのをお勧めします。
近くの本屋で手に取り、棚に戻しを繰り返した私。ついに4回目で「もう買っちゃえ!」とレジに持って行きました。
気弱な受けが大好きなので、この人見知りな受けはドンピシャだったんですが、話があまり…というか特に大きな事件もなく、エロシーンも2ページでサッと終わり、なんというかBL読んだぜ!って感じがなかったので残念(´・ω・`)設定も内容もベタなのが好きなので…。
続き物だったら、次号アクシデント!って感じで伏線だけはいっぱいある感じなんですがねー。
色々書いちゃいましたがドキドキハラハラを求めてない方にはいいと思います。ほのぼのします。