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表題作お前とだけはつきあえません。

国枝遼 柿泥棒に間違えられた金髪不良の西高生
新倉礼人 家が剣道場で姉妹校の東高生 

その他の収録作品

  • お前にはつきあいきれません。

あらすじ

華奢だが剣道が強い優等生の礼人が通う高校に、不良校との合併話が持ち上がる。折りしも問題の不良校の生徒・遼と揉めてしまった礼人。
虎のように猛々しくガサツでデリカシーのない遼に迫られ「お前、舐めたらうまそうだな」とファーストキスまで奪われてしまう!
そんな調子ではじめはどうしても歩み寄れない2人だったが、放課後を一緒に過ごすようになり、遼のことが分かり始めると礼人は…!?
不良×優等生、正反対の2人のラブバトル。

(出版社より)

作品情報

作品名
お前とだけはつきあえません。
著者
櫛野ゆい 
イラスト
桜城やや 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
発売日
ISBN
9784799712368
3.4

(9)

(2)

萌々

(1)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
5
得点
30
評価数
9
平均
3.4 / 5
神率
22.2%

レビュー投稿数5

やっぱり学園物でなくっちゃ!

あ〜楽しかったです(^ω^)
ひと昔前のヤンキー×真面目くん!みたいなありきたり設定って最近見かけない気がしていたのですがこーゆう設定はノベルでも活きますねー。
男気ある金髪頭のケモノ男遼と厳格なおばあちゃんに育てられた真面目っこ礼人。
出だしから良かったです(笑)
遼を柿泥棒と勘違いし問答無用で責めたてる。
がしかし、犯人は遼の友達だった、、、。犯人扱いをしてしまったことを素直に詫びる礼人。
遼がなんで礼人に惚れたがかなりわかりやすく、礼人も遼に対しての反応がごく自然でん〜これコミックで読みたいなぁって思いました。
遼の生い立ちや礼人の立場などかなり絶妙でいて事件もなんだかアホらしいけどザ青春!
二人の通ってる学校が合併する話が持ち上がり、不良で有名な遼を監視しろと生徒会長から頼まれる礼人。
接するうちに遼の優しさや義理堅く思いやりがあることを知り友達へと、、、、。しかし、生徒会長にはある裏があり(笑)
遼のためにあぶないことやってのけちゃう礼人がカッコ可愛い〜。袴姿はストイックで遼がハァハァするのがよくわかります。
遼の合意な態度にはかなり萌えました、、、。
好きって言えよ。
きゃー!!?一秒たりともまてない暴れる獅子に求愛される礼人(笑)
久々の強引な男はうまかったっす。

三バカトリオのキャラもかなりよくこれ続編意識してますよね?というか、お待ちしております。

1

ケンカするほど仲がいい…の見本です

櫛野さんの作品が読みたくなって、再読しました。
問題ばかり起こす不良くんと剣道が強くて真っ直ぐな優等生くんのケンカから始まる、ラブバトルにキュンキュンするストーリーです。

櫛野さんの書かれるキャラはいつも好みなんだけど、今回の2人もモノ凄く好きです。
遼は、複雑な家庭環境のために早く自立しようと、バイト三昧でツッパって生きてきました。ヤンキーでガサツでケダモノだけど、友人思いな一面もあって。
一方の礼人は、間違ったことが嫌いで、自分の非も認めることができて素直に謝れる真っ直ぐなコです。すぐツンツンしちゃうところがあるけど、照れからきてると分かるので可愛くて。
そんな2人が勘違いからぶつかって、一緒に塀を直すという共同作業をしたことで仲良くなっていきます。

遼の生い立ちを知って、反発していたのに遼を守ろうとする礼人がカッコ良くて、かなりキュンとなります。
そんな中、遼の退学騒動があって。
遼のために一生懸命頑張った礼人や、そんな礼人の努力を無駄にしないように頭を下げた遼に、キュンキュンして萌えます。
そして、付き合ってからの礼人の鈍さと、嫉妬しまくりな遼が可愛くて萌えます。
おまけに、遼の周囲の友人達もイイキャラで、礼人と友情を育んでいく過程もキュンときて好きです。
ちょっと悪い人も登場するけど気にならないほど、学園モノの青臭い感じが堪らないストーリーに、かなりお気に入りな1冊です。

2

男前受け様

不良学生と真面目堅物学生とがちょっとした勘違いから出会い恋人同士になるまでを
二人を取り巻く人間や柵を背景に描いたコミカル風味のお話です。

受け様の家は剣道を教える道場をしていて、最近家の柿を勝手に食べ散らかす人間を
捕まえて懲らしめようとしていた受け様が、食い散らかした柿の側にいた金髪で
いかにも不良ヤンキーだと思われる攻め様を犯人と決め付けそこへ直れ状態で
成敗しようしたが、攻め様は知らぬ存ぜぬ、攻め様は怒りを受け様の家の塀に八つ当たり
その途端塀が大破して壊れる事態になり、二人で揉めていた所に、師範代でもある
受け様の祖母から二人とも怒られ、壊してしまった塀を二人で直す事になります。

そこから二人は友達未満の関係を持つのですが、受け様の学校は、攻め様の学校とは
姉妹校で、次年度には合併の予定もあり、受け様の通う生徒会長で、理事長の息子に
攻め様の素行調査を頼まれる、生徒会長から攻め様が西高で札付きの不良だと言われ、
始めは色眼鏡状態で見ていた受け様ですが、攻め様を知るようになると、見かけとは違い
友達思いのいいヤツだと思うようになります。
家庭環境が複雑で、義母や義兄に疎まれ、実父との折り合いも悪い攻め様は早く一人で
生活できる為にアルバイト三昧で、それを知った受け様は攻め様の事を根本から
信頼するようになると同時に、何故か攻め様といるとドキってなってしまう。

攻め様から美人な顔と言われるたびに、文句を言いつつ、何故かドキドキが止まらない。
そして攻め様も受け様は信頼できる相手だと惹かれていく。
しかし、攻め様の義兄が攻め様を罠に嵌めようとしていて、それが受け様の通う学校の
生徒会長と知り、受け様は攻め様を庇うが、生徒会長の罠に自分も捕らわれる。

攻め様からのアプローチにも素直になれないツンデレ受け様ですが、その行動は
口とは裏腹に攻め様を好きだと言っているのも同じ状況なんですよね。
きっと受け様は恋人同士になってもツンデレさんなんだろうと思えるお話でした。

2

たまらない表紙

お値段も高いのもあって、
あまりこのレーベルの作品は買わないようにしています。
でも、このタイトルに、この桜城さんの表紙を見たら
買わずにはいられませんよ~~(笑)
ストーリーもたまりません。この水と油な感じ、好きなんですよね。
ワクワク読んでしまいました。

優等生で硬派な礼人は、自分の高校が
姉妹校で不良のたまり場のような高校と合併する予定があると知る。
そして、その姉妹校の問題児、遼の様子を探るように依頼される。
真面目でまっすぐな性格の礼人は、粗野な遼のことに先入観もあって、
苦手意識があるのですが、徐々に遼の環境や友人を大切にする性格を
知ることで、遼への印象を改めていく。

あまり高校生ものは、好んで読みませんが、
久しぶりに読んだこともあってか、楽しめました。
礼人が、ツンツンツンツンデレな感じもたまりません!

1

これぞ学園モノBL

とタイトル通り思うほどに思った作品。
ストーリーやキャラをまず置いておいて作風に触れると、お手本のような王道な文章と展開、優等生のよくできたモノのような印象を受けます。
冒頭に人物の外観描写、出会い、隠された謎のチラ見せ、気持ちの動き、ヤマ、円団。
セリフのやり取りが多く、モノローグや解説めいた文章が少ない。
そんな点でもとても非常~にわかりやすいです。
櫛野さん、リブレでしか書いてないんですが、こうしていつも出来の良いわかりやすいお話ばかりで、他社で違う作風とかかかれないのかな?といつも、もったいなく思います(個人的感想)
さて、それを面白く見せる味付けがキャラクターと、その動かし方になりますよね。

祖母が剣道道場主をしている家の孫の礼人が、柿泥棒とまちがえて言い合いになり、塀をこわしてしまったのが、国枝遼。
彼は礼人の通う進学校の姉妹校である、不良だらけという高校の学生です。
祖母の喧嘩両成敗により二人で塀の修理を行うことになりますが、礼人の予想に反して遼はきちんとやってきて、彼の友人達とも知り合いになり、彼の人となりをしるにつけ親しくなっていくのです。
そんなとき、遼に因縁をつける他校の不良に遼絡みで暴力沙汰になりそうなところを遼にたすけられるのですが、後日、それを見ていたという礼人と同じ高校の女子高生が生徒会長に報告したために、話がねじ曲がって伝わり、遼が退学処分を受けるということに!?

まず礼人と遼のキャラが非常にわかりやすいです。
礼人は、ツンツンツンのデレ(若干意地っ張りw)剣道をやっているらしいまっすぐで一途ででも、ちゃんと自分の非を認めて謝ることができる、見極めることができる人。
だから遼についても最初は誤解だとわかったとたん、きちんと謝っている。
だから遼もそれが以外で、こいつこんなやつだったんだ!って見直す。
彼らの友人も、おバカでやんちゃでそれぞれに役割分担があって、礼人のことをちゃんとこいつは遼をわかってくれてると理解すると、親しくなっていく。
ただ、遼が茶化すからそこでツンツンを発動してしまうのですが、ま、照れでしょうか(笑)
遼もただやんちゃで不良というだけじゃない。
問題をおこすのもちゃんと理由があってのこと。それを周囲が不良だからと決め付けてきちんと話を聞かない、そして遼も仲間想いといういいやつな部分があるという、若干男気あふれすぎな(?)やつでした。
礼人に襲いかかるときは狼でしたけどwww

礼人の通う学校と、遼の通う学校が姉妹校。
遼が剣道を辞めた理由とか、どうして高校は卒業するつもりでいるか、とそういったモノが実はこの「姉妹校」設定にあったのですね。
そして、途中で出てくる用務員のようなおじいさん。
そういったキーとなるものが作中にポトリと落とされていて、ヤマの解決と向かうのです。
遼を陥れようとする悪意が、本当に個人的なイチ感情からきているのも、またそれに関連する人についても、おいおいおい~!!と思わずこちらが叱りたくなるようなモノでしたよw

そんなしがらみはありますが、愉快で楽しい、ちょっとホロっとドキドキもさせる、よい学園モノであったと思います。
読んでいて、キモチイイね♪

1

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