イラスト入り
シリーズ4作目、歌舞伎役者とカメラマンの梨園を背景にした作品で、
歌舞伎に詳しくなくても意外に楽しめる作品だし、年下の梨園の御曹司と
人気カメラマンが何度も別れの危機を迎えながらも二人で乗り越える作品です。
4作目の今回は別れの予感を感じさせるようなプロローグから始まるのです。
毎回色々な葛藤や苦悩を乗り越えて来た二人なのですが、今度はなによ?
なんて思わずにはいられません。
彦三郎にとって役者としてのライバルが現れるのですが、そのライバルは
浅葱にも近づくことになるのです。
彦三郎をライバル視している役者はどうにも好きになれない感じなのですが、
逆に彦三郎さん頑張ってと声援したくなります(笑)
本場の歌舞伎はなかなか見る機会がなにので、少しでも歌舞伎を感じられる作品と
言うのも素敵だと思うのですが、下調べする作家さんは大変だろうといらぬお世話を
思い描いてしまいました。